「まったくトレーナーときたら『俺も温泉に行きたい』だの『一緒に郷土料理を食べたい』だの、私や会長に嫉妬でもしていたのか？まあ私が休み明けのたびに話していたのも悪いし、レースの後の良い休養にもなったから文句はないが...」


「...アマさん、どこへ行った？アマさん？」

病み上がりで体がだるいので温泉にでも行きたいなぁとか思ってたら出来上がりました
あんまり関係ないですが一週間くらい前まで有馬記念は有馬でやるものだと思ってました

クソボケがー！！

うn？となって読み返して……クソボケがぁー！

あったかい温泉に肩までゆっくり浸かって同じ部屋で10時から翌朝9時までぐっすり寝ました

トレーナーもクソボケだからセーフ

最後の方までヒシアマ姐さんが身を乗り出して鼻息荒く熱心に聞いた後にオチを聞いてすっ転んでる姿が見える

「俺も温泉とか行きたいです」
「...そんなことだろうとは思っていた」

最近何やら私に言いたげだったトレーナーに質問をぶつけると、何とも言い難い返事が返ってきた。
「いやさ、たまに生徒会の視察とかで地方に行ったりするじゃん。その度に報告されるとこっちとしても行きたくなったりするんだよ」
「遊びで行ってるわけじゃない。それに、私は会長に連れ回されてるだけだ」
「そうは言うけどなんだかんだ楽しんでるでしょ。休み明けはこう、いつもと調子が違うんだよ」
要するに彼は、私の遠征のついでに足を伸ばして休息を取りたいらしい。

「どの道泊まりがけだしせっかくだから行こうよ！湯治にもなるし！」
「私は怪我してないが」
「美味しい料理も食べられる！」
「それ私もいないと駄目なのか？」
「1人より仲良い人と一緒に食べたほうが美味しいんだよ」
「なら、またあの同僚と一緒に行けばいいんじゃないのか」
「...もしかして怒ってる？」
「怒ってない」
全く気にしていない。そもそもこいつが誰と温泉に行こうが私には関係ない。トレーナーとしては信頼しているが、男として好いているわけでもないのだから、怒る理由がない。

「ほら、お姉さんの何かしらの参考になるかもしれないし！うん！」
「...む」
「...それにさ、俺はブライアンさんと一緒に行きたいよ」
「...わかった」
「よしきた！」
まあ、たまにはこういうのもいいだろう。

即興で生やしました
いつか清書するかもしれない

気にしてないのかー？
本当に気にしてないのかー？

姉貴はこういう時ばっか綿密な対策と修正点をまとめてレポート送ってきそう