二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1621414928365.jpg-(132023 B)
132023 B21/05/19(水)18:02:08No.804364225+ 19:13頃消えます
「さあ!ドゥルカマーラよ!その手にある愛の妙薬を渡していただこうか!」
「ドゥル……? 人違いだと言いたいところだが、私に用があるのは間違いないようだね」
テイエムオペラオー。彼女が私の元へ何の用かと思えば、開口一番理解し難い言葉を投げかけてきた。
「だが、愛の妙薬とやらに覚えはないよ」
「ふ、そう取り繕わなくてもいい。君がミス・パーフェクトに炎の壁を破らせた事は聞いているよ」
炎の壁とは? だが、ミス・パーフェクトに渡した薬というのには覚えがある。少し前にスカーレット君に渡したアレのことだろう。
彼女とそのトレーナーは無事交際を始めたので、どうやら効果はあったらしい。
まぁ彼女に渡したものはただのガムシロップなので、単なるプラシーボ効果に過ぎないが。
……というか、そんな代物が本当に存在するのなら私がトレーナー君に使用している。
「……ふむ」
だが、これはチャンスだ。彼女程の実力者であれば、そのデータは私の研究にも役立つかもしれない。であれば。
「いいだろう。同じ薬を用意しようじゃないか。ただし、一つ条件がある」
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
121/05/19(水)18:02:43No.804364356+
我が愛バであるテイエムオペラオーがアグネスタキオンから惚れ薬を受け取った、と。そんな噂を聞いた時、少なからずショックを受けている自分がいる事に気付いた。
オペラオーもそういうのを気にするのか──と思うと同時に、自分が彼女に異性として惹かれている事に気が付いたからだ。
惚れ薬が必要な相手ともなれば、その意中の人は僕ではないのだろう。
ショックだが、悲しんではいけない。トレーナーとして彼女の恋路を祝福するべきだし、自分より年下の子──ましてや担当ウマ娘に惚れてしまうなんて、誰にも言えやしないだろう。

「……飲むか……」

今日はヤケ酒だ。
酒はあまり得意ではないが、酔ってしまえば吐き出せない気持ちも飲み込めるというものだ。
221/05/19(水)18:02:57No.804364413+
「ふ、ふふ……き、昨日は情熱的な夜だったね、トレーナー君……」
翌朝、目が覚めたら隣でオペラオーが寝ていた。
……え?
321/05/19(水)18:03:50No.804364612+
愛の妙薬などと都合の良い物は存在しない。そんな事は理解している。
だが、ボクは彼から美に対する賛辞を受け取っても、愛を囁かれた事はない。そして美的嗜好と性的嗜好は異なる。更に時折彼の目線がドトウの胸へと吸い寄せられているのをボクは知っている。
微風が如く、彼の気持ちがドトウへと向いてしまったのなら──想像すら悍ましいが、一瞬でもその考えが過ぎってしまえば居ても立っても居られなくなった。
受け取った薬は既に服用済み。後はボクがジークフリートとなるだけ──なの、だが。

「オペラオー!」
「!?」

誰の邪魔も入らぬよう深夜に彼の部屋を訪れたら、いきなり彼が抱き着いてきた。既に彼の頬は赤く……おお! 見よ! この恐ろしい炎のような熱を!
「まさか、もう愛の妙薬の効果が……!?」
「好きなんだー! オペラオー! どこにも行かないでくれー!」
「お、ぉお……っ!? ふ、ふふ……! いいだろうトレーナー君! は、伴侶として君の愛を! う、受け入れようではないか!──ぁっ」
その後は彼と情熱的な言葉を交わし、肌を重ね、想いを通じ合わせた。
かくして愛の妙薬の効果は、確かに証明されたのだった。
421/05/19(水)18:04:25No.804364752+
「……彼女に渡した小型カメラで一部を観察させてもらったが……最近の中等部は進み過ぎなんじゃないか……?」

我が愛バ、アグネスタキオンが何やら頭を抱えている。次の実験に思考を巡らせている──というよりは、恥ずかしさに悶えているといった方が正しいか?
小中学生が少年漫画雑誌のちょっと過激な肌色のページを覗いてしまった時の反応とよく似ているような……。
「タキオン、何かあった?」
「……君には関係ない……いや、あるのかな? もう少し君も積極的になってくれればねぇ……」
「実験には積極的なつもりだけど」
「そうじゃないよ……はぁ……私も欲しいくらいだ、愛の妙薬……いや待て、いっそのこと私から……だがそれでは『うまだっち』しない可能性も……」
溜息を吐かれてしまった。ブツブツと小声で何か呟いているがその内容までは聞き取れない。未だに彼女の思考を理解する事は難しい。
521/05/19(水)18:04:56No.804364862+
……そういえば、最近トレーナーとその担当ウマ娘の間で多くのカップルが成立しているという。中には『逆ぴょい』がきっかけとなったカップルもあるらしい。
しかし、彼女達ほど魅力的な女性に慕われておきながらその想いに気付けないのは鈍感としか言いようがないな。

「まぁ、うちのタキオンに限ってそんな事はあり得ないけどな!」

「……へぇ?」

──この発言がきっかけとなり誕生したのが、メジロ家御用達愛の妙薬こと『うまぴょいZ』である。
621/05/19(水)18:10:16No.804366190そうだねx3
すごいね酒の力
721/05/19(水)18:10:39No.804366297+
両者ともかかりすぎではないでしょうか
821/05/19(水)18:11:48No.804366594そうだねx4
>両者ともかかりすぎではないでしょうか


921/05/19(水)18:12:38No.804366837+
いろんな視点から描かれてるのいいね
1021/05/19(水)18:12:39No.804366841+
きっと甲高い声でイくんだろうなあ
1121/05/19(水)18:13:44No.804367123そうだねx8
>「まぁ、うちのタキオンに限ってそんな事はあり得ないけどな!」
>「……へぇ?」
>──この発言がきっかけとなり誕生したのが、メジロ家御用達愛の妙薬こと『うまぴょいZ』である。
おっと本気にさせちまったなモルモットくん
1221/05/19(水)18:13:59No.804367194+
>──この発言がきっかけとなり誕生したのが、メジロ家御用達愛の妙薬こと『うまぴょいZ』である。
ちくしょう!またメジロだ!
1321/05/19(水)18:16:05No.804367694+
ドーベルやライアンに風評被害やめろ
1421/05/19(水)18:16:49No.804367879そうだねx7
オペラオー 薬に頼るヘタレ
タキオン 薬に頼るヘタレ
オペラオートレーナー クソボケ
タキオントレーナー クソボケ
1521/05/19(水)18:21:53No.804369108+
誰も寝てはならぬ
1621/05/19(水)18:24:48No.804369802+
夜が明けた時、勝つのはボクだ!
1721/05/19(水)18:26:00No.804370121+
>うまぴょいZ
えっじゃあZ-凜シリーズは…?
1821/05/19(水)18:33:12No.804371963+
>──この発言がきっかけとなり誕生したのが、メジロ家御用達愛の妙薬こと『うまぴょいZ』である。
それモルモットくんを使用した臨床実験をしたんですね?
1921/05/19(水)18:35:02No.804372425そうだねx1
オージが幸せそうでよかったよ
2021/05/19(水)18:36:24No.804372807そうだねx1
>オペラオートレーナー クソボケ
>タキオントレーナー クソボケ
オペラオートレーナーはクソボケという感じはしないな
タキオントレーナーはクソボケだが
2121/05/19(水)18:40:19No.804373915そうだねx1
甘口オージ怪文書ありがたい
エミュ難しいからなかなか書けないんだよね
2221/05/19(水)18:42:12No.804374439+
オージ文書にはオペラ知識がいるしな…
2321/05/19(水)18:45:39No.804375478+
最近オージ怪文書が増えてきてありがたい


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