「却下ッ！！理由は言わずもがな！！」
ですよね。

選抜レースで１、２を争う取る優秀な才能を新人トレーナーが担当し、そしてレース界のトップに立つなんて事はそれなりに有る事だ。
ただ、それがチームで･･･となると当然話は別だ。
それを分かっているであろうけれども彼女たちは食い下がる。
「幼い頃約束したんですよ！？」
「この学園はトレーナーの逆指名もできるんですよね！？」
「そうです！これは私たちの権利です！」
「キタちゃん、サトちゃん落ち着いて…」
「「お兄さん（ちゃん）は私（あたし）が他の人に取られてもいいんですか！？」」
「言い方！」

「理事長、一つご提案が」
「ふむ？」
約２時間にも及ぶ子供の我儘としか言えない抗議の最中、それを見かねたであろう秘書が割って入ってきた。
「少しお耳を…」

うわぁ…最初は怒り気味だった理事長が苦虫を噛潰した如く険しい表情に…
どんな提案をされたのか…その表情から嫌な予感しかしない。
理事長は少しの間、目を瞑り時計の振り子のように頭を振って唸る。

「あいわかった…二人の要求を飲もうではないか！！・・・ただし・・・！！」

「不敗！！クラシック級に挑む一年間の負け無しを条件とする！！！」

ちょっと待って何そのどこかの世紀末覇王様的な条件は

「やったねダイヤちゃん！お兄ちゃんと一緒だよ！」
「うん！これからいっぱいトレーニングだね！」
明るくこれからの事を笑顔で話し合いながら自分の２バ身ほど先を歩く二人と対照的に、理事長室からトレーナー室への道のりは来た時よりも長く感じられ足取りは重い。
「お兄さん？先ほどから黙っておられますけど…」
「どこか具合でも悪いの…？」
ええ具合悪いです絶不調ですそれはもう２週間目どころか３週間目くらいのセミの如く。

「その…二人とも良かったの？自分で言うのもなんだけども俺、新人だよ？」
「大丈夫ですよお兄さん、理事長さんはクラシック級の一年間って言っておられましたから」
「そうそう、つまりシニア級の一年間でいっぱい勉強してトレーニングする準備期間はあるんだから！」
前向きなのか、何も知らないから言えるのか…その判断は今の段階では分からない。
でも彼女たちは自分を信じてくれている事だけは笑顔から伝わってくる
こうなったら自分もこれは約束を果たすチャンスだと前向きに、そして彼女達の脚を信じてやっていくしかない！

と、意気込んでみたものの…
それからの日々は忙しいを通り越した何かだった。
トレーニングメニュー、栄養管理、メンタルケアにも右往左往。
更にはそれが二人分！オマケに思春期！
ただ二人は幼馴染なだけあって互いにフォローしてくれていた部分もあり随分と助けられたものだ。
そして苦労以上に二人が勝った時には喜びも大きい。

そんなこんなで時代はシニアからクラシックへと戦いの舞台を移す。

理事長、「約束！忘れてはおらぬよな？」とたまに釘を刺しに来るのやめてください。
ちゃんとチームで連対取ってますから…ﾎｶﾉﾋﾄﾆﾜﾀｼﾀｸﾅｲｼ･･･

・・・夢、叶えっちゃった。
クラシック最終戦、年末の有マ記念でも二人は見事に１位と２位を勝ち取ったその日の事も覚えている。
ウイニングライブを終えた直後の控室で、これからも三人一緒だとわんわん泣きながら抱きしめ合ったり、
俺の部屋に帰るまでずっと手を絡めていたり、心と身体を重ね合ったり、これからの事を三人で朝までベッドの中で語り合ったり…と

「ぅん…」
「あ、起きましたかお兄さん」
「もうすぐで着くよー」
今日は三人でお出かけの日。住んでる地域から少し離れた街まで電車で移動中だ。
どうやら日頃の疲れからか、うたた寝をしていたらしい。
「ごめん、寝てた…」
「大丈夫ですよ、私達お兄さんの寝顔見るの好きですから」
「ダイヤちゃんのお兄ちゃんからの着信画面それだもんね！」
「ききききキタちゃん！？」
「オマケにそれに見惚れてすぐ電話にも出ないんだよね！」
「最近呼び出しが長いのにはそんな原因が…」
「うぅぅ…仕方ないじゃないですかぁ〜…だってとっても可愛いんだもん…」

シニア級でも二人…いや俺達のチームは負けなしで走り切った。
そして時は流れて数年。
実績を認められた俺は何度か理事長から担当を増やしてみないかと打診はあったもの二人の猛反対に合い未だにチームは三人だ。
そして相変わらず３人共恋人という関係も健在である。

「あたしたちってさ、不思議な関係だよね」
「そうだね。普通はお兄さん取り合いになっちゃいそうだもん」
今更ながらにそうである。
ドラマや漫画だとどっちかが去るか、もしくは俺が刺されるかである。それも二人か他人問わずに。
もしかして一番の危険ってチームの解散よりも俺の脇腹だったのでは…？

「私達は心が通じ合ってますからね。どんな時でも仲良しです！」
「そういうのってなんて言うんだっけ？えーっと　あたしやダイヤちゃん、それにお兄ちゃんはー」

『ｴｰ間ﾓﾅｸ次ﾉ駅ﾆ到着ｼﾏｽ。ｵ降ﾘﾉｵ客ｻﾏﾊｰｵ荷物ﾉｵ忘ﾚﾅｲﾖｳー』

キタちゃんの問いに俺とサトちゃんは声を揃えて
「「一心同体？」」
「それっ！」

『次ﾊｰ　ﾒｼﾞﾛｰ　ﾒｼﾞﾛｼﾃｨ駅ﾃﾞｰ　ｺﾞｻﾞｲﾏｽｰ　』

ウワーッ！メジロ！

出たなメジロ！

おしまい
勢いで書いたから読みにくかったり文が変だったりでも許してもしい
許してくれるね
ｸﾞｯﾄﾞﾅｲﾄ

頼む…頼むから他の娘のトレーニングも担当してくれ…っ！人手不足なんだ…っ！

あいつら3ぴょいするんだ！

「シニア」って「ジュニア」の事なんだろうかと思ってしまった

グワーッ三位一体！！

ジュニア
クラシック
シニア
じゃなかったっけ？

>心と身体を重ね合ったり
ウワーッ！3Pしてる！

2人が同じレースに出場したらワンツーフィニッシュ以外解散では…？

暗黒時代を築き上げた上に行き着く先がメジロシティかよ！

>暗黒時代を築き上げた上に行き着く先がメジロシティかよ！
いいだろ？一心同体だぜ？

トゥインクルを暗黒にした者の行き着く先
それはメジロリーグ

>ジュニア
>クラシック
>シニア
>じゃなかったっけ？
oh…素で間違えてました…

>>暗黒時代を築き上げた上に行き着く先がメジロシティかよ！
>いいだろ？一心同体だぜ？
その先を行く三位一体ですよ？

そっかー3ぴょいゆるされるのかー

重馬場もまた楽しいけど良馬場も良いねぇ…

>>>暗黒時代を築き上げた上に行き着く先がメジロシティかよ！
>>いいだろ？一心同体だぜ？
>その先を行く三位一体ですよ？
三位一体もまた一心同体ですわ！

マックイーンも三位一体するんです？

一心同体割が三位一体割になったら割引率変わるんだろうか

あいつら3ぴょいしたんだ！！

mayへの誤爆以来見始めたけど
スレ「」すげえ多作だな

実績を見て手のひらクルーしてる理事長がかわいい

キタサトハーレムはトレーナーが余程の絶倫でもないと持たなそう

そこでうまぴょいZ・凜の出番ですわ！

思春期真っ盛りな子達のダブルうまぴょいに耐え切れるのか！乞うご期待！

しまったメジロだ！