「…ふぅん。そうなんだ」
気になったので少し話に付き合う事にした。チケットの事だ。何か勝手に喋るだろうと思い、適当に相槌を打ってみた。

「それでねそれでね！タイシンのトレーナーさんが…そうそう！『マッサージ』って言って！」
どきりとした。何、それ？あの人がチケットに何かマッサージしたってこと？話の筋が見えてこない。

「ふぅん…で、マッサージ受けたの。アンタは」
「んうぅ？受ける？」
「いや、なんて返したのよ」
「へへ〜！気になるでしょ〜！『地獄』！どうどう？なかなかでしょ！！」
「…すごい言葉選ぶねアンタ…」
少しホッとした反面、正直驚いた。チケットがそんな強く出れるとは思っていなかった。というかまぁ、そこまで言わなくとも、とは思うが…。

「えっ！そんなにすごいかなぁ！うぅ〜！タイシンに褒められて嬉しいよぉ〜〜〜〜〜〜！」
「うん、すごい、すごい。…そしたら何て言ったのアイツは」

「少し悩んで『組体操』だって！！組体操ってさ！なかなかでてこないよね！すご〜いと思ってさ！」
「……そんな…バカみたいな言い訳…」
「え？結構すごい発想だと思ったんだけどなぁ〜」
すごいわけがあるか。相手がチケットだと思ってバカにしてるのか。

「で？断ったワケ？」
「断る？んぅぅ？」
「断るじゃなかったらどうすんのよ」
「えーとそこから確か…そうそう！『うつぶせ』！『うつぶせ』になって！」
「は！？」
「そしたらなんて言ったんだっけなあ…あぁそうだ！」
「何やってんのよ！アウトでしょ…そんなの！」
「違う違うアウトじゃないよタイシン！トレーナーさんは『セーフ』だって！『セーフ』！すごいよね〜！出てこないよなかなか！」
「セーフなわけ…あるか…！！！」
脂汗が溢れ出す。血液がみるみるうちに沸騰していく感覚。なんだこれは。なんの話を聞いているのだ。今すぐトレーナーのところへ行って蹴飛ばしてやりたかった。

「アンタ…アンタ…それ受け入れたワケ？」
今は肝心のトレーナーが居ない。沸き上がる怒りの矛先はチケットに向かう。

「え？うーんとね。まだ負けないよ。そこから〜…あ！そうそう！『不潔』って！ちょっと汚かったんだけどこれしか出てこなくてさぁ〜！！」
その言葉を聞き、マグマのように沸き上がりつつあった体温が凄まじい勢いでクールダウンしていく。

「…へぇ…そしたら？」
「なんかさ？タイシン今日はやたら聞いてくれるね？」
「いいから」
「えーと、なんだっけなぁ？あ、そうだ『付き合い』で何とかダメかなって頼まれて！ちょぉーっと微妙だけどまぁいいかなーって」
「付き…つ…付き合いって…なんだ…！！！」

「やっぱり？そうだよねぇ。でもアタシも負けてないよ！そこからすぐに『意気投合』で！」
「何でこの流れでそうなんのよ！？」
「ここからが急展開でさ！！なんとトレーナーさんが『うつぶせ』で…」
体に力が漲っている。全身に血が巡っているのを感じる。私はこれ以上チケットの話を聞く気にならずトレーナーが待つ部屋へ勢いよく早足で歩き出していた。絶対に、問いただしてやる。

「それでさそれでさ！！うつぶせはもう前に使ってたから、『しりとり』アタシの勝ちになったんだ〜！！！」
話に夢中になっていたチケットはタイシンが居ないことに気づいた。遥か遠くにどこへやら急ぎタイシンの姿が見える。

「タイシン！？タイシン！？なんで行っちゃうんだよお〜〜〜！！！！！」
チケットの叫びはタイシンに届く事なく夕暮れで染まる空に呑まれていった。

オワリ
タイシンはいつもチケゾーの雑談を聞き流しているので珍しく9割くらい耳をかたむける話を書きました

>タイシンはいつもチケゾーの雑談を聞き流しているので珍しく9割くらい耳をかたむける話を書きました
聞き逃した一割が重要すぎる…

アンジャッシュコントいいよね…

アンジャッシュじゃねーか！！

誤解だと気付いて顔真っ赤にしたタイシンがトレーナー押し倒す続きがあるんだろ？出しなさい！

タイトレとチケットがしりとりしたら…まあ盛り上がるよな…っていう信頼感がある

問い詰めてことの顛末を知って恥ずかしさでトレーナーのことを蹴っちゃうタイシンはあり？

問い詰められたタイトレが「チケゾーとはちょっと遊んだだけだぞ？」って言ってさらにややこしくなるやつ

技巧的な良い怪文書だった

タイシンが最後に恥ずかしさで転げ回るやつ

タイトレならNemesisで蹴られても一撃くらいならまあ耐えられるだろうからな…

>誤解だと気付いて顔真っ赤にしたタイシンがトレーナー押し倒す続きがあるんだろ？出しなさい！
根性が不足していて書けませんでした
誰か書いてください

>根性が不足してつ書けませんでした
>誰か書いてください
タイヤ引こうか

即坂路調教

たまにすごいアンジャッシュ出てくるな

>根性が不足していて書けませんでした
>誰か書いてください
砂浜でタイヤ引こっか

>タイヤ引こうか
>砂浜でタイヤ引こっか
友情トレーニング！

「」は「」にタイヤを引かせたがり過ぎる

>「」は「」にタイヤを引かせたがり過ぎる
昨日はプール送りにされてる「」がいたぞ

これから夏合宿だ

そりゃ根性トレーニングさせなきゃダメでしょ

>問い詰められたタイトレが「チケゾーとはちょっと遊んだだけだぞ？」って言ってさらにややこしくなるやつ
(トレーナーの部屋でも再発する地獄のアンジャッシュ)