だがそれ以上に悔しくて腹立たしいのは、こうして一方的に犯されてる状況を悦んでいる自分がいることだった。
「シャカールっ……すきっ、好きだっ」
突然トレーナーの口から発せられた、うわごとのような言葉。ベッドの軋みと同類のノイズのはずなのにそれを聞いたオレの心臓はより一層高鳴った。
腰を打ちつけるペースが徐々に速くなる。奥を突かれる度に甘い電流が背骨を貫いていく。
ただでさえ抑えられてない声が大きくなっていった。
「お゛っ♡ ふっ♡ ん♡ んう゛っ♡♡」
何とか声を抑えようと片手で口を押さえる。
「シャカールっ、シャカールっ！」
うるせェ。そんな風にオレを呼ぶな。こっちまで変な気分になっちまうだろうが。

そう思った矢先、それまで下腹部を占領していた異物感が急に外へと抜け出していくのを感じた。
ケツに腰を叩きつけられる感覚も消え失せる。
「あぁ……？」
急な出来事に惚けた声を上げていると、おもむろに片足を掴まれて体を反転させられた。
スタンドの朧げな光に照らされたトレーナーの顔が見える。
「悪い。顔見てイキたい」
視線を下ろすと、ゴム付きのトレーナーのが入り口にピッタリと押し付けられていた。
両手で腰をがっしりと掴まれる。
駄目だ。完全に負ける。

「待っ……」
「一気に挿れるぞ」
オレが静止の言葉を言い切る前に、勢いよくトレーナーのそれが侵入してきた。
ごり、という鈍い音と一緒に先端が最奥部に叩きつけられた。
「あお゛ォっっっっ♡♡♡♡」
自分でも驚くくらいに情けない声が響き渡った。
肺の中の空気が一気に押し出されるような感覚がする。
思考が乱れる。軽くイったのだろうか。それすらもわからない。
トレーナーはお構いなしに腰を振り続ける。大きめのラムネ瓶サイズのそれが、オレのナカでずっとのたうち回っていた。
「かはっ♡♡ ひっ♡♡ くそっ♡♡ なんでだっ♡♡ くそぉっっ♡♡♡♡」
コツコツと一番奥をノックされ、訪れるはずのない遺伝子を待ち望む子宮が降りていく。

トレーナーが覆い被さってきた。互いの肌が触れ合うと、ワケもなく安心した。
安心感はまるで強酸のようで。トレーナーに勝てなかった悔しさも、抗おうとする理性も、すべてとけて、なくなって。
「シャカール」
耳元で囁かれる。
「シャカール、好きだ」
鼓膜が揺れ、脳がしびれる。
「愛してる」
トレーナーはそう言って首筋を強く吸った。
エンドルフィンが大量に分泌され、幸福感が思考を支配した。
気持ちいい。すき。きもちいい。だいすき。単純な思考ばかり溢れ出る。
「ぅっ。出る、出すぞっ！」
そう言うとトレーナーの動きはより強引になった。肉が打ち付けられる音の感覚も短くなる。
気付けば両手両足でトレーナーの体をホールドしていた。

膣内の圧迫感が強くなる。互いにもう余裕なんて無い。終わりはすぐそこだった。
「出せっ、だしてくれっ♡♡ アンタの、ぜんぶっっ♡♡♡」
「っ、シャカールっ！！」
「あ゛っ♡♡ あ゛ーーっ♡♡ イくっ♡♡♡ オレもイくっ♡♡♡♡」
こつこつ。どんどん。突き破られるんじゃないかと思うくらいに奥を攻められる。
トレーナーの腰がゆっくりと離れる。
ああ、くる。だされる。
そう確信すると一気に、今まで一番強く、速く、腰を打ち付けられた。
「イ゛ッッッッッッ！！！♡♡♡♡♡♡」
瞬間、指先から頭のてっぺんまで電流が走った。耐え切れず、トレーナーの首筋に歯を立てる。
びゅーっ、びゅるるっ。そんな音が聞こえた気がした。
何秒も続くような長い射精。ゴムの先端部が大きく膨らむのが分かった。
十秒近い余韻の後、ゆっくりとトレーナーのそれは引き抜かれる。
それの先には直径五センチくらいの、白く濁った水風船がぶら下がっていた。

ぺちゃりと音を立てて、水風船はヘソの上に乗せられた。
それを見て、未だに夢見心地な意識の中で奥が少しだけ疼くのを感じた。

…………

「なあ。悪かったって」
「……うっせェ」
一緒に風呂に入った後。トレーナーにいいようにされたオレはすっかり不貞腐れていた。
トレーナーは仕方無いと言わんばかりにため息をつくと、ドライヤーを起動させた。
吐き出される温風が、風呂上がりの湿った髪に当たる。トレーナーは慣れた手つきでオレの髪を乾かしていった。
トレーナーの太い指が髪をすいていく。女々しいんだろうが、オレはこれが気に入っていた。

ふと鏡越しにトレーナーの首筋を見ると、最後の時に付けた噛み跡から鮮やかな紅色が滲んでいた。
「なあ」
「ん？」
「首、痛くねェか？」
トレーナーは「ああ」と納得したような声を上げる。
「多少ヒリヒリするけど、平気さ」
「そうか」
相槌を返して跡を見る。
真面目なコイツのことだ。きっと湿布やらで隠すんだろう。オレしか知らない痕跡を隠すために。
そう思うと、少しだけ嬉しくなった。全くロジカルじゃねェ感情だと自分に呆れる。

「……おし、終わったぞ」
「ん。いつも悪ィな」
「いいんだよ。俺が好きでやってることだし」
トレーナーはそう言っておもむろにオレの頭をぽんと軽く叩く。心臓が少し跳ね上がった。
「……先に寝てる」
オレはすぐにその手を払い除けると、下着を着けてバスルームから抜け出した。
ベッドに体を投げ込み、トレーナーのいる方向に背を向ける。
カーテンから覗く月を見ながら、自分の中の感情について考える。

トレーナー……アイツのことを考えたり、アイツに何かされるたびに、訳もなく胸が高鳴ったり、顔が熱くなったりする。
そこまではいいが、これがレースの結果にまで影響を及ぼしてきやがった。
全くもってロジカルじゃねェ。これじゃあ、タキオンのこと言えなくなっちまう。
本当に難儀な感情だ。「好き」っていうのは。

……だけど、まあ。悪くはねェな。

「……入り込んで早々ケツ揉むな。猿か」
「デカいケツ揉むと睡眠の質が向上するらしくてな」
「嘘つけ！」

ウワーッ！ｳｯ…

エアシャカールでこんな甘いのを書くだなんてありがとう

凄い濃いのでた

シャカシコたすかる…

シャカシコまじで助かる…

エアシャカールのウマぴょいは致死量の毒薬よりも効く

あの人たちうまぴょいしたんですよ〜

シャカシコだと…？
ありがたい…

数日前のシャカマにハマってたんでありがたい…

なんか最近育成未実装の娘の欲望を抑えきれてない怪文書多くない？掛かりすぎてない？

まさかエアシャカールのが来るとは…

シャカシコ振興学会が黙ってなさそう

シャカシコ振興委員会の者です
先日のスレでの皆様の幻覚を受けて怪文書を書いてみようと決心した次第です
こういうのは初めてですが、やはりむずかしいですね

エアシャカールの怪文書初めて見た

いや…良くやった
お前は漢だ

ありがとうめっちゃ良い…

一応蛇足じみた後日談もあるのですが

よくやった

ウワーッ激甘！

私が書こうとしていたものとほぼ同じで本当に最高です…

素晴らしい因子を持ってるよ…

シャカシコは細々とでもいいから続いていってほしい

正反対のトレーナーににロジカル以外の戦い方を教わるのもいいし
タイプの似たトレーナーに「君の編んだ論理を最後まで信じる」って勇気づけられても美味しい

そう簡単にゴム無しはさせないだろうな、とは思ってた

>一応蛇足じみた後日談もあるのですが
是非

現役中の生ぴょいはロジカルじゃねぇからな…

翌日

「……ねえシャカール？」
廊下を歩いていると突然ファインモーションが話しかけてきた。どうせまたラーメン巡りのお誘いだろう。
「ああ？　んだよお姫様」
「首、虫に刺されたりした？」
「はぁ？」
ファインは自分の左首筋の辺りを指差している。気になったのでスマホでその辺りを撮影して確認する。
「……あ」
例の虫刺されと思しきものを見た瞬間、顔がバカみたいに熱くなる。いや、これは虫刺されなんかじゃない。これはそう、確か。
『愛してる』
羞恥心と怒りが込み上げる。スマホがミシミシと悲鳴を上げるのもお構いなしだった。きっと物凄い形相をしているんだろう。
「シャカール、大丈夫？　保健室に……」
「あの野郎ぶっ殺してやるっ！！」
気がつけば、オレは周りの目も気にせず一目散に走り出していた。

一番TS雌堕ちの背徳感でるウマ娘

お受け取りください

シャカシコは健康に良い

シャカシコ界はこれで実装まで耐えるしかない

これはどうもご丁寧にありがとう…

啓典だ

>先日のスレでの皆様の幻覚を受けて怪文書を書いてみようと決心した次第です
>こういうのは初めてですが、やはりむずかしいですね
あんた…カッコイイぜ

シャカールはアナル編も期待できるからな…

尊死する…

シャ怪文書初めて見た…ありがたい…

デカケツなのがわかってから活発ですよね
私は好きです

ア゜

データキャラがデータ捨てない展開も熱いな…ってハヤヒデシナリオで理解したから
どんなトレーナーが来るのか楽しみだわ

😇
♨
🐴

適当に誤魔化せばいいのにあの野郎とか言っちゃうあたり好き

シャカシコがこんなにすばらしいものだったとは知らなかった

お嬢、分かって言ってますね？

文中ではシャカールはトレーナーのことを「アンタ」と呼ぶということにしていますが、皆さんはどうお考えでしょうか？
ぜひお聞かせください

異議なし

シャカシコ委員会の会議が実を結んだの初めて見た

幻覚を形に昇華出来るのはすごいとしか言いようがありません
お助け出来そうにないのがなんとも口惜しい

>シャカシコ振興委員会の者です
>先日のスレでの皆様の幻覚を受けて怪文書を書いてみようと決心した次第です
>こういうのは初めてですが、やはりむずかしいですね
初めてでこれとか…あんたロックだぜ…

本物の漢を見たわ
ありがとう…

そうかイメージぴったりだと思ったら前回のシャカシコを踏襲してるのか

シャカシコはいずれ万病に効くようになると学会で聞いた事があります
ありがたいですね

素晴らしいものを見た
ありがとう

>そうかイメージぴったりだと思ったら前回のシャカシコを踏襲してるのか
まてまてまて前回もあるの！？

実を言うと前回のスレを立てたのも私です

>>そうかイメージぴったりだと思ったら前回のシャカシコを踏襲してるのか
>まてまてまて前回もあるの！？
学会の話なんだ
紛らわしくて済まない

>文中ではシャカールはトレーナーのことを「アンタ」と呼ぶということにしていますが、皆さんはどうお考えでしょうか？
>ぜひお聞かせください
出会った頃は「お前」ですけど三年目ぐらいで「アンタ」になっているという幻覚を私は見ました

>学会の話なんだ
>紛らわしくて済まない
なるほど…

シャカールの情事は特に理由もなくファインモーションにバレバレであってほしい

>出会った頃は「お前」ですけど三年目ぐらいで「アンタ」になっているという幻覚を私は見ました
ありがとうございます
私も同じような幻覚ですが、呼び方が変わるのは三冠を成し遂げた後だと考えています

お前のせいでシャカールが来たらほしくなったぞどうしてくれる！

①おい②オマエ③アンタの3パターンなのはわかるんですがベッドの上では名前で呼んでくれるそんな関係が好きですね

トレーナーって呼ぶことはあるんでしょうか

TPOに合わせてたまにトレーナー呼びも出てくるといいな

頑にトレーナー呼びしないけど信頼関係築けた後にボソッと「…トレーナー」とか言って欲しい

同室のドトウさんはドトっとしているのでキスマークに気づかない

喜んでいただけてるようで何よりです
書いた甲斐がありました、本当にありがとうございます

いいですよねデカいケツ

ありがとう……ありがとう……

これでもう思い残すことはないです

ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!

>これでもう思い残すことはないです
これを糧に実装まで生き抜くんだ

いいや許さん
今後もシャカシコを量産してもらう

学会で意見を何本か出させて頂いたものですが見事に論文として纏めていただき感謝感謝です
今後の研究が捗ります