「奇遇だな。俺はそこでトレーナーをしてるんだ」
「えぇーー！？」
「もしかしたら、俺が君のトレーナーになるなんてこともあるかもしれないな。その時はよろしく頼む」
「ぜひ！」
あまり人付き合いが得意な方ではないが、ころころと変わる表情が面白く、こんな軽口を交わしていた。

軽口でなくなったのは、彼女が学園に入学してすぐ、俺を逆スカウトしたからだ。だが、俺には問題があるし、模擬レースや数日間共にしたトレーニングの様子を見るに、彼女のポテンシャルは圧倒的だ。より有能なトレーナーにつくことも出来るだろう。俺は慎重に切り出した。
「君の逆スカウト、すごく嬉しかった。ありがとう。だけど君のポテンシャルなら、もっと実績のある、優秀なトレーナーの元につくことができる。逆スカウトはまだ撤回できるから、そっちの道を考えてみないか？」
少し間があいてから、彼女は答えた。

「私に二言はありません！あの雪の日、私の魂が言ったんです。『この人のもとで走りたい！』って。それに、お兄ちゃんの指導は的確でした。今からもうワクワクしてるんです。お兄ちゃんと一緒に、ダイヤちゃんやテイオーさんと競い合う日々を。それとも、私に何か問題があってそんなことを言うんですか？」
「いや！」
反射的に語気が強くなってしまう。
「君に問題なんてない... 問題があるのは、俺だ。実は... 俺には、ちょうど君の年の頃の記憶がないんだ。事故だったらしい。周囲の助けもあって立ち直れたが、どうしても、君くらいの年の子の感情の機微に疎くなってしまった。君が迷った時、落ち込んだ時、俺では十分なサポートができないだろう」
本当は、専属契約を結ぶのはもう数年経験を積んでからと考えていた。逆スカウトをその場で断るべきだった。頭に浮かんだ益のない後悔を振り払っているとキタサンブラックから返事があった
「なあんだ。そんなことだったんですね」
「そんなことって...」
食ってかかるが、彼女の返答は続く。

「思い出は...... これから作りましょう！！失ってしまった思い出は返らないかもしれないけど、これからどんどん積み重ねていけます！想像してみてください、これからの3年間を！厳しいトレーニングに、ライバルとの激しいレース...！きっと、そんなこと気にならなくなるくらい、楽しくなりますよ！それに... 感情の機微なら、私とダイヤちゃんが教えますから！！！」
勢いに、面食らってしまう。
「だから...」
一転、不安混じりに手が差し出された。彼女にここまで言わせてしまった。俺は彼女の"走り"のためなら、"なんでも"しよう─── 俺は覚悟を決め、その手をとった。
「すまない。こちらこそ、よろしく頼む！」

おわり
最近のダイヤちゃん怪文書に触発されてキタちゃん側の幸せだった日々を盛りたくなりました

>幸せだった日々
つらい

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なんで過去形なんだよ！

NTRやんけ〜！

これから幸せになるんだ
なるよね？

幸せな経歴があればあるほど略奪した時の喜びも大きいからね
そうですよね……私のお兄さん��

いい話だなと思ったらNTRの導入なの！？

出会いのエピソード良いよ…だった！？

なんでこうキタサト文書はドロドロのばっかりなんですか！？

ちょっとまってくれこの流れでNTRエンドは俺の心が死んでしまう

こっからあれに繋がるのか…

サトちゃんとの約束を忘れてるんだ…

今すぐ誰か続きを書いて幸せにしてしまえば勝てるぞ！

縁で引き寄せられて運命の再会を果たしたウマ娘と担当トレーナーの物語が美しいなんて決まりきってる
だからその清らかで聖なる物語を嫉妬と肉欲と憎悪をなすりつけてぐちゃぐちゃに汚すの
これはもうセックス以上の快楽！！

ウワーッ！邪神じゃねえか！！

二人を仲立ちしてハーレムルート行かなきゃ

ダブル重力よりは厳然なキタトレとそこに仕掛けてくるサトちゃんの方が私の性癖に合ってますよ

またおめぇか！！

>二人を仲立ちしてハーレムルート行かなきゃ
好感度を程々の所で維持しつつ
キタサト間の双方の好感度も一定値を超えてないとまずルートに入れず
その上で金選択肢が上振れしないと
ED.6：二人だけの愚かで愛おしい所有物　になる

こう言う導入見てからNTRルートだと知ると
心がバネ足ジャックになるからダメ

アスリートとして管理育成するはずのトレーナーが逆に管理されてしまう

これは祭案件ですね

後書きの一文だけでNTR導入に変えてくるとは

先に幼少のサトちゃんとトレーナーになる約束をしてたのに忘れてキタちゃんの専属になるトレーナーさんが悪いよなぁ

バカねウオッカ
大人しく見える方が寝取るのがいいのよ

>これは祭案件ですね
サトちゃんパパが銃撃されちゃう…

だからまず最初にトレーナーさんをうんと幸せにする事にしたの
トレセン学園で運命の再会をして特別な専属契約も結ばせて仲のいい同期も手に入れて
トレーナーさんはキタちゃんの事を段々意識し始めたしキタちゃんはまっすぐにトレーナーさんに惹かれてくれた
そういう幸せをトレーナーさんの普通にしてそれから全部壊すの
これからお兄さんが体験する幸せとか普通とかはね
全部私が作るし全部私が壊しちゃうんだ

ああキタちゃん側ってそういう…

>だからまず最初にトレーナーさんをうんと幸せにする事にしたの
>トレセン学園で運命の再会をして特別な専属契約も結ばせて仲のいい同期も手に入れて
>トレーナーさんはキタちゃんの事を段々意識し始めたしキタちゃんはまっすぐにトレーナーさんに惹かれてくれた
>そういう幸せをトレーナーさんの普通にしてそれから全部壊すの
>これからお兄さんが体験する幸せとか普通とかはね
>全部私が作るし全部私が壊しちゃうんだ
ウッ ウワッー！ウワッー！

なんでキタサト怪文書が競い合うように力を高めあってるんだ…

絶望で曇らせる前提で
まず優しい過去を沢山盛っちゃう系の邪神かな？

>絶望で曇らせる前提で
>まず優しい過去を沢山盛っちゃう系の邪神かな？
逆パターンにしろや！

>これからお兄さんが体験する幸せとか普通とかはね
>全部私が作るし全部私が壊しちゃうんだ
つよすぎる…

幸せだったとある
つまり...今は超幸せってことだ！

例のキタサト怪文書がURA決勝後だから3年間分の幸せな思い出を盛れる事に気づいた「」たち…

>なんでキタサト怪文書が競い合うように力を高めあってるんだ…
ライバルがいることでどんどんお互いを高めあうってすてきじゃない？

でも下腹は糾える縄の如しって言うし…
また幸せになれるかもしれないし…

トレーナーさんは私が最初に好きになったのに…

ぶつかることで深く結び付く友情

>でも下腹は糾える縄の如しって言うし…
>また幸せになれるかもしれないし…
ジュビロ漫画なら色々あっても最後はハッピーエンドで終わる
真っ直ぐな方が勝ち歪んだ方が滅びる

>トレーナーさんは私が最初に好きになったのに…
だから私が相手の子の喉笛に噛み付いて引き裂く権利がある

NTRではなく単純に修羅場では？

キタサト実装来たら育成時にフレサポ枠でもう片方入れられるなって思ってから思い出のお兄さん設定の業の深さに泣いてる

コワ〜

>>なんでキタサト怪文書が競い合うように力を高めあってるんだ…
>ライバルがいることでどんどんお互いを高めあうってすてきじゃない？
血で血を洗うのはなんか違わねえか！？

サトイモとトレーナー幼馴染概念良いよね

最近のキタサト怪文書が全部同じ世界線かもと考えると怖い
いや明らかに別だろうとは思うんだけどさ

なんだい今日はキタサト怪文書が盛んみたいだが…

どうしてこんなにドロドロにするんですか…？