──ようやくこちらの作業が一段落した。伸びをしてコリをほぐす。
対面を見やると、彼女はまだ課題と格闘していた。
よく見れば積まれてる冊子の数が増えている。長期戦になりそうなので、差し入れの準備をすることにした。

手元のコースターを取り、マグカップに注いだ紅茶を置く。
「ん」
一音の感謝を受け取ってこちらも座って緑茶を喫することにする。
空調でも整えてやるか。眠気を逸らすために少し気温を下げてやろう。
戸を閉め、窓を閉め、リモコンを置いた。

さて、だ。
やることが無くなった。
厳密には無くはないが取り立てて急ぐこともない要件ばかりなのでやる気が出ない。
暇を持て余すと辛いものがある。学生時代の趣味はトレーナーになるための勉強をするときに全部卒業してしまった。
向かいでは尚もスカーレットがペンを口に当てて思索にふけっている。
悩んでいる横顔を見て改めて思う。やはり彼女は美人である。

ウマ娘自体が粒ぞろいとはいえ、贔屓目に見ても彼女はやはりトップクラスに位置付けてよいのではないだろか。
一番魅力的なのはやはり目元、虹彩の形というのだろうか。
真紅の中に細く一筋の黒い瞳孔がのぞいているのだ。余り見ない形状ではあるが、それがとても蠱惑的なのは彼女と目を合わせた者なら納得してくれるところだろう。
吸い込まれそうな目、というのはああいうのを言うに違いない。

瞼は少し吊り上がっており彼女の内面を如実に表していると思う。勝気で直情的、なにより負けず嫌い。
まつ毛も長いのは笑っているときによくわかる。普段が優等生スマイルだったりキツめの表情だったりするだけに、本心からの笑顔の破壊力は凄まじい。
後はそうだな、普段からちらちらと口の端から覗く八重歯もチャームポイントと言って差し支えないだろう。
胸を張ったり、逆に顔だけ突き出すようなポーズなど口に角度が付くタイミングでよく見える。
これについては何が魅力につながっているのか未だにわからない。潜在的に噛まれたい欲望でもあるのだろうか……？

顔立ちが端正なのもそうだが体躯も魅力が詰まっている。
まず目につくのはその足。同年代と比べても明らかに一回り太い。失礼な響きかもしれないので本人には言ったことは無いが。

だがあの太さにはロマンが詰まっていると思っている。撫でるのも良いが叶うのならば顔を挟んで欲しい。
というか脚だけではなく腰など全体的にガタイがいい。
抱き心地はさぞ良いことだろう。……まあ万に一つもあり得ないが。
そういえばこの前出かけたときの私服はよく似合っていたな。中等部らしからぬ色気というのか、あれには少しドキっと──

「ねぇ」

目の前にさんざん想像し倒した顔があった。
心臓が跳ね、思わず椅子ごと後ずさる。いつの間にやら日もすっかり赤くなっていた。
「さっきからどうしたのよ。ボーッとして」
まさか君の美貌に夢中だったというわけにもいくまい。
「考え事してただけ」
「ふーん……」
思うところはあるようだが納得はしてくれたらしい。
「じゃ、アタシはもう帰るから」
「おう、また明日な」

鞄をひっさげ、扉に向かう背を見送────
「そうだ」
急に立ち止まり、こちらを振り返る。
「今度の休み空いてるかしら？」
そのままこちらに詰め寄って、耳元で

「また私服、見せてあげるから……♡」

……いったいどこから口に出していたのやら……
嬉しそうに誘う彼女の顔は妙に蠱惑的な表情をしていた。

好きなところを言語化しただけです
でも深夜のよりは誕生日祝いっぽく……なってないな？

担当をエッチな目で見ちゃダメだよ！

>担当をエッチな目で見ちゃダメだよ！
でもダスカはまた見せてくれるって言ってるよ？

ダスカ今日誕生日なのか

太い脚を撫でたり挟まれたり蹴られたりしたいってののどこがエッチなんだ！

異性として見られて満更でもないダスカか

太ももは性器だからな

>太い脚を撫でたり挟まれたり蹴られたりしたいってののどこがエッチなんだ！
でもそういうことして欲しいだろ？

文中のトレーナーは紳士なので胸などの言及は控えました
本当は抱きしめてめっちゃ顔うずめたい

いやあの
トレーニングは…

>担当をエッチな目で見ちゃダメだよ！
は？アタシの勝手でしょ...

>いやあの
>トレーニングは…
休みの日だったんでしょ

>瞼は少し吊り上がっており彼女の内面を如実に表していると思う。勝気で直情的、なにより負けず嫌い。
>まつ毛も長いのは笑っているときによくわかる。普段が優等生スマイルだったりキツめの表情だったりするだけに、本心からの笑顔の破壊力は凄まじい。
>後はそうだな、普段からちらちらと口の端から覗く八重歯もチャームポイントと言って差し支えないだろう。
>胸を張ったり、逆に顔だけ突き出すようなポーズなど口に角度が付くタイミングでよく見える。
>これについては何が魅力につながっているのか未だにわからない。潜在的に噛まれたい欲望でもあるのだろうか……？
>顔立ちが端正なのもそうだが体躯も魅力が詰まっている。
>まず目につくのはその足。同年代と比べても明らかに一回り太い。失礼な響きかもしれないので本人には言ったことは無いが。
あいつ

>いやあの
>トレーニングは…
賢さLv1

さては後半全部口に出てたな？

>さては後半全部口に出てたな？
流石に長いからぽろっと「あの服似合ってたな……」くらいかもしれない

捕食者の眼なんよ
su4847806.jpg

まぁ足が太いはさすがにスカーレットも怒るだろうからな…

トレーナーが考え事をしながら独り言を呟くことは何度かあったが
それを指摘しない優しさがスカーレットにはあった

>まぁ足が太いはさすがにスカーレットも怒るだろうからな…
怒るしその太ももで顔を挟んでくるだろうな…

要約すると「俺の愛バ美人すぎる…」

>捕食者の眼なんよ
変わった瞳のキャラ多いけど人の上位存在みたいな瞳なのこの娘が頭抜けてるよね

>捕食者の眼なんよ
>su4847806.jpg
瞳の色綺麗だがそれ以上に形とのバランスがベストすぎる
睨んでも微笑んでも見惚れてしまう…

（またアタシのこと褒めてるのが漏れてる…♡）

ウマ娘にとっては脚が太いが褒め言葉になっているかもしれん

脚の細さとレースの勝ちとで葛藤する姿もいいとは思いませんか！？

>同年代と比べても明らかに一回り太い
😊💢
>だがあの太さにはロマンが詰まっている
😐…
>撫でるのも良いが叶うのならば顔を挟んで欲しい
🙂…

トレーナーは担当のことをこれくらい好いていてもよい
聞いてるか義兄貴？

>トレーナーは担当のことをこれくらい好いていてもよい
>聞いてるか義兄貴？
大好きだが？

因子継承のときの尻もいいよね