「うんっ！これで……！」
ラッピングを終え意気込んでいると肩を叩かれる
「タンホイザさんのそれは……あぁなるほど」
「うぇ！？……イクノ〜…驚かせないでよ〜…」
「いや……勝手に驚かれても困るのですが…」
まあ頑張って下さいねタンホイザさんなら上手く行きます、そう言いながらイクノは三編みを靡かせ立ち去っていく
上手く行く、その言葉に少し勇気を貰えた様な気がする
この日にこのチョコを渡す意味、それを噛みしめる
あとは勇気だけ、それだけなのに
「えへへ……やっぱり少し怖いなぁ……」
怖じ気づく
今のぬるま湯の様な関係、それに終止符を打つと言う事なのだから
だから私は
「……えい！えい！むんっ！」
いつものお呪いを唱えて自分を奮い立たせるのだ

「……これは？」
「……チョコ、レート……なんだけど……トレーナーさんに……」
「……ありがとう」
──失敗した
高揚したテンションが急激に落ち込んで行くのが分かる
彼は私のチョコを見て困惑した表情を浮かべていたから、だから、そういう事なのだろう
逃げ出したい、そう思ってしまう
でも
「……返事は来月でいいか？」
その言葉に止められる
私は今どんな顔をしてるのだろうか、見たくない、知りたくない
それでも
「……うん」
そう頷いてしまう

それからの一月はこれまでの関係性とはまるで違っていた
彼は普段と変わらない態度で
私は何かを恐れた態度で
2年積み上げた関係性はただの1日で崩れてしまった、そう思えた
「タンホイザ」
「……ふぁい！？」
「……バレンタインの返事をしたい」
「……うん」
来て、しまった
どうなるのだろうか、私は、私達の関係は
最悪の結論が頭の中をグルグルと駆け巡る、意識が遠のく

渡された小包は、随分軽くて中には──
「……飴？」
「……まあその、これからもよろしく頼む」
バレンタインのお返しに飴
つまりそれって
「……ふぁい……」
涙が流れる
悲しくないのに、嬉しいのに

そうして口に含んだ飴からは甘くて酸っぱい恋の味がした

脳破壊されて寝れなかったから書きました
これで寝れる

自給自足初めてみた

よかった失恋したタンホイザはどこにもいなかった…

回復スキル積んでる「」初めて見た
ありがたい…

私
性
合

尊敬に値する

本当にありがとう…
イクノが来たら成功でネイチャが来たら失敗のイベントにも見えるけどこれ