彼の隣に並び立ち高みに至ろうとする自分はまだまだ途上にあるのだと実感する
だが、以前は揺らす事すら叶わなかった焔が近頃その形を動かす程度には成果が出てきた
やがて小一時間程のトレーニングの後グラスワンダーは野外に出た
トレセン学園近郊の山である
その一角。倒れ伏した巨木の隣、今度は幹に対して幾度も、幾度も突きを行う
「どんな物にも弱点があり、そこを捕らえればたやすく破壊できるんだよ、グラス」
一度だけ、一度だけだ。トレーナーが放って見せた一閃
それにより学園の柱よりも太く、頑丈に見えた巨木は音を立てて倒壊した
その時の光景を思い出し身震いする
自らの攻めと走法においての弱点を看破し
褥の上では自らを法悦の頂きに至らしめる彼の攻めは弱所を捕らえての事である
今の我武者羅に打ち込むだけの彼女ではまだその域に至る事はできない
ただ実感はある。この修練の果てにこそ強者の道があるのだと

トレセン学園へと戻る途中、鳴き声に耳を傾けると燕が待っていた
既に時期は初夏。見れば田植えも始まっている。農繁期、生物が脈動する時期
飛んでいる燕を捕らえ、撃ち落とす
それを薙刀で行い、かつ気絶のみに留める…
一年ほど前、それをグラスワンダーは確かに目にした
「いいかいグラス。『捕らえる事』それがこの技の要だ
無駄を削ぎ落した技術は悪戯に命を奪わない。これは俺の師匠の受け売りだけどね」
燕を拾い上げ軽くトレーナーが突くと驚いたように燕は再び宙へと戻っていった
この技に関してはまだ、会得に至る糸口すら見えない…
歯噛みする。と同時に未だ学ぶ事が多いのだと高揚するのも感じる
曰く『焔消し』『巨木薙ぎ』そして『燕落し』
この三つの奥義の会得を持って薙刀術の免許皆伝という訳である
（エルが聞けば何故そんな特訓をするのかワカリマセーン！と言うでしょうね）

だが、ウマ娘のレースとは即ちウマソウル同士のぶつけ合いである
固有結界を発生させ周囲のウマ娘を自らのフィールドに引き込む
シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、オグリキャップなどはウマソウルの許容量も多く猛者として知られており
彼女と同じ具現化系にもメジロライアン、タイキシャトルなどがおり
友人であるスペシャルウィークなどは勝負服をウマソウルでコーティング、再構成して自らを強化する
超次元レースバトルを勝ち残るには自らの固有技能を伸ばす他無い
（去年の有馬記念は印象的だった…）
最終コーナー。一番人気であったメジロマックイーンが茶会空間を展開した際
誰もがその勝利を疑わなかった。それは彼女自身においてもそうだろう
だが「光明を見つけ出す」という非常にシンプルな能力しか持ちえていなかった
ナイスネイチャがその走りのままメジロ家のお茶会に乱入して破壊し、粉砕
結果固有決壊は消滅し見事年末の大一番を制したのである
「今年は君の番だな」
圧倒され、感動していたグラスワンダーの肩を叩き、発破をかけてくれたトレーナーの笑顔

それがあるからこそグラスワンダーは過酷な朝練も続ける事ができるのだ
「さあ…今日も一日やりましょうか！」
駆けだし、トレセン学園へと戻っていくグラスワンダー
だが彼女は知らない
彼女の目指す高み…最終奥義の会得は
トレーナーとの一騎討ちによる命のやり取りの先にしか無い事も
彼がそうして、師匠との別れを経験した事も
やがて彼女がマイラーではなく「令和最後の武人」と呼ばれる事も
全ては先の事である。

※演出はイメージです

>丹田に力を込め、ウマソウルによって薙刀を具現化させると
何それ知らん…怖…

ネイチャ何やってんの…

なんなのこのトレーナーは南斗鳳凰拳伝承者なの

ちょっと待ってくださいよそれじゃあゴルシが錨を振り回しながら走ってることになるじゃないですか

このトレーナーさんは間違いなく細目

念能力だったの…

固有結界持ち多いな…

飛ぶ奴らが卑怯じゃない？

fateなのかHUNTERなのか呪術廻戦なのかわからん…

>fateなのかHUNTERなのか呪術廻戦なのかわからん…
多分全部

>飛ぶ奴らが卑怯じゃない？
>『燕落し』

>ちょっと待ってくださいよそれじゃあゴルシが錨を振り回しながら走ってることになるじゃないですか
いつものことじゃないか…？

固有能力のないモブがたまに一位取るのは固有能力同士が潰し合ってたからなんだろうか…

>メジロ家のお茶会に乱入して破壊し、粉砕
だめだった

> 固有能力のないモブがたまに一位取るのは固有能力同士が潰し合ってたからなんだろうか…
特殊能力に溺れた者を打ち倒す基礎能力でのゴリ押し

ライスは不意討ち得意なの…？

一般的には固有結界持ちが有利と言われとるが実際はちゃう
オグリみたいなバケモン級のウマソウルをもっとらんと結界を破壊された時の衝撃がハンパ無いんや
だからフィジカルに優れたウマ娘なんかは身体能力だけで固有結界を走破するし
その時のメンタル的なダメージもデカイんやで

お茶会ならともかくスーパーカーに乗る人はもう競技が違うと思うの

>> 固有能力のないモブがたまに一位取るのは固有能力同士が潰し合ってたからなんだろうか…
>特殊能力に溺れた者を打ち倒す基礎能力でのゴリ押し
やっぱすげぇぜ…ハッピーミーク！

こんなに悲しいのなら…愛など要らぬ！

ノーラン・ノーウマムスメ
いかに特殊なスキルや特殊なウマソウルを誇っていようと、研ぎ澄ませた強靭な脚の鍛錬無くば、それは飾りに過ぎないのだ。
今も昔もウマ娘は走りを極めた奴が上を行く。

カタパルトで射出されるウマ娘がいるんですけど…

中学生では派手なエフェクトで勝負するけどプロはそんなの超えた所にいるテニプリみたいなもんか

>褥の上では自らを法悦の頂きに至らしめる彼の攻めは弱所を捕らえての事である
おい

社長絵グラス…ふむ

悪いがここまでだクリーク、私の『勝利の鼓動』がコースを雪山に変えた
お願い！持ち堪えて『ピュリティオブハート』！！

カレンチャンの謎宇宙なんかも固有結界なんだろうか...

TSUBAMEを斬る為に修練してるような異常者じゃなくて本当に良かった

>>褥の上では自らを法悦の頂きに至らしめる彼の攻めは弱所を捕らえての事である
>おい
気づかなかった…

1行目から超展開すぎてえっちな話についていけないよ

このトレーナー立ち位置的に闇のウマ娘達からの襲撃でグラスワンダー達逃がして生死不明になって
ストーリー終盤戻ってくるやつじゃない？

su4844647.jpg
こんなふうに紅茶飲みながら走るマックイーンか…

この世界のトレーナーは短命そうだな……

シンプルに強化系を極めたバクシン

最序盤に固有展開と軍勢召喚を行って場を支配するファル子が強いわけだ…

でけぇ錨を振り回しても結局は自分が走るゴルシはまともだな…

>シンプルに強化系を極めたバクシン
音波系では？

超次元とか言ってるしイナズマしてるな

たぶんトレーナーの薙刀は腕でなく身体で振るう最短最速のそれ

>TSUBAMEを斬る為に修練してるような異常者じゃなくて本当に良かった
もうこのトレーナー打ち落としてない？

抜き去り際の一瞬で急所付いてくるブルーローズチェイサーはかなりの手練れだよ

グラスの「」レーナーは何故こうも武人ばかり

>グラスの「」レーナーは何故こうも武人ばかり
武人というかもっと別の何かじゃないかな…

インストラクション・ワン！
百歩のステップで届かぬ相手だからといって一歩の踏み込みに頼ってはならぬ！
一千歩のステップを刻むのだ！！

カラテにあたる言葉がない

フクキタルとか水晶持ち出してくるだけじゃん
よっわ

数式バラまくだけのヤツもいるしな…

昨日刃物所持で失格になってましたよね？

>超次元レースバトル
なにそれ…

急にニンジャになったトレーナーといい…

トレーナーが達人すぎねえかな…

ハヤヒデは何この…何…？