あの日カフェが口走った言葉がどうも気になり、僕は同僚のトレーナーたちにそれとなく探りを入れてみた。担当ウマ娘との関係…有り体に言えば『手を出したか』ということだ
…僕は頭を抱えた。顔見知りのトレーナーのほとんどが担当と男女の仲にあることを自白したどころか、半数は肉体関係にあることまで（聞いてもいないのに）話してくれたのだ
ダイワスカーレット、エアグルーヴ、サイレンススズカ…これ以上は色々な人の名誉に関わるため控えておく。ハルウララのトレーナーには恐ろしくて聞けなかった。返答次第では本能的に通報しかねなかったからである
この学園には人を狂わせる何かがあるのではないかと思っていた矢先…大事件が起きた
アグネスタキオンのトレーナーとの婚約及び妊娠の発表である

彼女が現在の学園を代表するスター選手ということもあって記者会見まで行われたのだが、それはほぼお祭り騒ぎであった
タキオンはのろけ、トレーナーは発光し、例の記者は素晴らしいですっ！と際限なく話を広げ、理事長は祝福ッ！！と叫ぶ…それはそれは混沌とした空間が展開されていた
恐ろしいことに世間の反応はお祝いムード一色。この頃になると周りの人ではなく僕の方が狂っているのかと思い始めていた
無論トレーナー間にも激震が走ったものの、ほとんどが先を越されて悔しい、あるいは大義名分を得たという反応をする始末
僕のように引いていたのはビワハヤヒデのトレーナーくらいだった。ウオッカのトレーナーは出血多量で死にかけていた。輸血してあげた
…そして会見に衝撃を受けたのは、カフェも同様だった
間抜けにもそれを予想できなかった僕は、ある日トレーナー室のソファーでくつろぐカフェの横に座った途端、電光石火の早技で押し倒され現在に至るのである

「カフェ…卒業まであと少しだろう？それまで待てないかな」
「……タキオンさんは待ちませんでした。ライバルとして、遅れは取りたくありません」
やはりそう来たか…カフェにとって、タキオンに先を越されるのは有マ記念、URAファイナル決勝、そしてあれで3回目だ
彼女の負けん気の強さはよく知っている。それが仇になることのないようしっかりサポートしてあげるのが僕の役目だ、ということも
「彼女は彼女だし、君は君だろ、カフェ。大した理由もなく勢い任せで大事なことを進めるのはパートナーとして見過ごせな…」
「……理由がないと、駄目ですか」
不意に、押さえつける力が緩んだ。カフェが僕の手を取る。いつもと変わらない、優しくて、心地いい圧力が伝わってくる

「……トレーナーさんの手の温かさが好きです。真剣に私のことを想ってくれる優しさが好きです。ほっそりしたスタイルも、石鹸と汗の混ざった匂いも、コーヒーの細かい味の違いをわかってくれるところも、見えないあの子にも優しくしてくれるところ、レースで勝ったらたくさん喜んでくれるところ、どんなひどい負け方でも私のせいにしないところ……」
金色の瞳が、微かに涙で揺らいでいる
「言い切れないくらい、好きで、好きで……もっと深く繋がりたくて……それじゃ、駄目、なんですか……」
…何かが、ぷつんと切れた
やめろ、早まるな、彼女を大事にしろ、脳裏に響いていた声がぴたりと聞こえなくなる
「あ……」
自分でも驚くような鮮やかな動きで身を翻し、カフェを逆に組み敷く
衝撃で僅かに溢れた涙を拭ってやり、ぐっ、と耳元に口を寄せた。微かにコーヒーの匂いが鼻をくすぐる

「好きだよ、カフェ。細くて柔らかい指も、あまり口には出さないけど他人への思いやりがあるところも、真っ白い肌も、綺麗な黒髪も、きらきらの瞳も、いい匂いも、あの子と話してる時の笑顔も、走ってる姿も、走りへの情熱も…君の全部が好きで…抑えられない」
白い頬がみるみるうちに紅く染まる。ああ、照れた時の表情も大好きだ。かわいいかわいい、俺のカフェ
声が聞こえる。さあいけ、抱け、男を見せろ、狂え、狂え、狂ってしまえ…
「カフェ…狂っても、いいかな」
「……はい、私も、一緒に……狂いたい、です」
微笑んだ唇を力強く奪う。これまで試したことすらない、舌を入れた強引なキス
何が定石なのか、どうすれば正解なのか、わからないままに舌を絡めあい、唾液を吸い、流し込む
息継ぎのために口を離しても、荒い息をするカフェの姿に昂り、また彼女に喰らいつく。端からみればか弱い乙女をいたぶる畜生に見えたことだろう

…避妊具、持ってたな
持っていた、というより、同期の誰かに押し付けられた避妊具のことを思い浮かべる
いざというときの命綱として、妙に頼もしく思えたそれが…今は何故か僕とカフェの間に立ち入る邪魔者に思えた
消えろ、頭から出て行け、お前のような薄っぺらいゴムの膜が僕たちの邪魔をするな
…その日、僕たちは後戻りできないくらい、ぐちゃぐちゃに、狂い合った

「…カフェ？大丈夫？」
「……はい、トレーナーさんも、大丈夫ですか」
「平気だ…カフェ、卒業したら、真っ先にご両親に挨拶に伺うよ。怒られても殴られても、全部話して、なんとか僕たちの関係を許してもらおうと思う」
「……両親も、喜ぶと思います。あんないい男なんとしても逃すなって、前から言ってましたから」
「そうか…そうかぁ………」
…五発くらい、ぶん殴られる方がよかったかな

前の
su4844314.txt

本番描写は無理です許してください
あとカフェでやる意味あるのかこれだれか教えて

うるせぇ！書こう！！！
書いてた！！！！ヨシ！！！！！

ウワーッ！！朝から濃い！！

出だしからときめいた！平日の朝だけど少しやる気がでたわ！

カフェトレ純愛がスーッと効いて朝から元気が出た

>僕のように引いていたのはビワハヤヒデのトレーナーくらいだった
クソボケがーーーーっ！

ウララとかニシノフラワーのトレーナーが引いてないのはヤバいよ

ウオッカのトレーナーさんはなんなのなの

みんなが幸せになる世界…良い

>ウオッカのトレーナーさんはなんなのなの
小学生男子

恋人になってる時点で保守的とは遠い存在なのでは？

NTRじゃないじゃないかー！

俺とあいつはそんな関係じゃない！俺たちの関係を侮辱するな！みたいな気概のトレーナーはいないのか

>俺とあいつはそんな関係じゃない！俺たちの関係を侮辱するな！みたいな気概のトレーナーはいないのか
ハヤヒデトレーナー

>NTRじゃないじゃないかー！
?_? 盗ってません

またNTR…純愛だよー！！

タキオンがNTRれすぎて文章読めなくなってる…

>ハルウララのトレーナーには恐ろしくて聞けなかった。返答次第では本能的に通報しかねなかったからである
そうだね

他のトレーナーも掛かりすぎてません？

一イキ突けるといいのですが

純愛カフェ派俺の心臓を穏やかにするので良い…

酸味強めの甘口コーヒー助かる

砂糖入れすぎてドロドロじゃないか

カフェトレ純愛はもっと増えていい
未実装だから難しい？それはそう

ここはトレセン学園…
理性を保ってはいられない場所…

こうなるとハヤヒデがちょっとかわいそうに思えてくるな…

>ウオッカのトレーナーは出血多量で死にかけていた。輸血してあげた
ウワーッ！ウワーッ！ウワーッ！

タキオン製の都合のいい避妊薬を飲んだので大丈夫だけど
その事を言わないままわざとトレーナーの耳元で出来ちゃうかもしれませんね…とか囁くカフェ

純愛カフェは心を豊かにする

カフェ早く育成したいよね…

このウオッカは母ちゃんからみっちり性教育受けて
「あんたのトレーナー純な子なんだから逆ぴょいなんかするんじゃないよ！！」と言い含められてそうで安心する

ウララのところは熟年夫婦みたいな空気でもいいし半ば子供同士のカップルみたいな感じでもいい