まだ頬に熱を感じながら彼女の背中を見送ると、駅前で適当に時間を潰して俺も学園に戻る。
道すがら、手をつないで歩くトウカイテイオーとシンボリルドルフのトレーナーとすれ違った。
ルドルフのトレーナーは俺とブルボンのように専任だと思っていたのだが…テイオーも担当するようになったのだろうか。
ついさっきできた俺の彼女も、ライスはじめ何人か担当しているので珍しい話ではないだろう。
最近の彼女は若手トレーナーの有望株として学園外からも注目されている。
ついこの間も雑誌の取材を受けたとかなんとかで…同じトレーナーとしては負けていられないが、彼氏としては誇らしい限りだ。
自室に戻りシャワーを浴びると、日も落ちていい時間になっていたので冷蔵庫から作り置きの料理を温めて夕食にする。
最近ブルボンが料理に凝っているとかで、暇を見つけては俺の部屋で手料理を作り置きしていく。
一人だとどうしてもコンビニ弁当ばかりになっていたが、最近は朝ライスが朝食を作ってくれるし夕食もこうしてブルボンが作ってくれるしで日に日に健康体になっていくのを感じる。

翌朝、よく寝たはずなのに何故か重い体を起こすといつものようにライスが台所に立っていた。
「おはようライス」
「あ、おはようお兄さま！」
今日はねー和食にしてみたんだーと尻尾を振りながら食卓に美味しそうな料理を並べるライス。
いつもならここで朝練に向かうのだが、今日はダイニングテーブルの向かいに腰かけた。
「ライス？」
「ねぇお兄さま。何かライスに伝えることはない？」
ニコニコでこちらに語りかけるライス。
おそらく昨日のことだろう。きっと彼女から聞いたに違いない。
「ああ。実は君のトレーナー…お姉さまとお付き合いすることになったんだ」
「うん！昨日お姉さまから聞いたよ！おめでとうお兄さま！ライスもうれしい！」
俺の心配は杞憂だったようで、ライスは俺と彼女の関係を祝福してくれた。

「でも…ね？お兄さま…？」
「ん？」
「お姉さまは男の人とお付き合いするのは久しぶりだから…その…えっちなこととかは…まだやめた方がいいと思うんだ」
「え…？ああ。そうだなありがとうライス。さすがに俺もいきなりその…そういうことはしないけどまぁ気を付けるよ」
突然のことに驚いたがまぁ…ライスはお姉さまのことが大切なんだろう。
「だから…ね？お兄さまがもしえっちなことしたくなったらライスに言って…？ライス頑張るから！」
彼女と付き合ったことでライスとの関係も途切れるものと思ったが…そうではないらしい。
「今朝も…ね？お兄さまのためにライス頑張ったんだー」
ライスはおもむろにカバンを開けると、中から口を縛った使用済みの避妊具が出てきた。
「ライス…それは…」
たっぷりと液体の入ったそれを眺めてライスは頬を染める。
「お兄さまとお姉さまのためにこれからもライス頑張るよ！だからこれからもよろしく…ね？お兄さま♡」

１日のトレーニングを終えてブルボンとのミーティング。
「マスター、昨晩のおかずは如何でしたか」
「あー！とても美味しかったよ！ありがとうブルボン」
「そうですか…よかったです。頑張って勉強した甲斐がありました」
「ブルボンの作る料理はいつも美味しいよ。…でそのことなんだけどさ」
朝はライスに言い返す隙も与えられなかったので早めに切り出す。
「実は俺…彼女ができたんだ。だからブルボンにご飯を作ってもらうのも今後はどうかなと思って…」
「彼女…」
「もしブルボンが作りたいんだったらお昼のお弁当とかさ！作ってくれると…嬉しいというか…ブルボン…？」
彼女はいつかのように手を掴むとそのままソファに俺を放り投げた。

「どうしたんだブルボン…んっ！」
ソファの上で俺に馬乗りになった彼女は唇を重ね舌を這わせる。
「ダメだブルボン！ここは俺の部屋じゃないから！だれか来たらどうする…」
「私ではダメなのですか」
「え？」
「私はマスターのことを誰よりも知っています。誰よりも一緒の時間を過ごしています。誰よりも…愛しています」
ブルボンの瞳から涙が零れ、俺の頬を濡らす。
「私は…マスターの一番になれないのですか…」
「ブルボン…」

レースでもなんでもないところで担当にこんな顔をさせるなんて俺はトレーナー失格だ。
もうブルボンの隣にいる資格なんてないのかもしれない。
そんな俺の考えを知ってか知らずか、ブルボンは涙を拭って真っすぐ俺を見た。
「取り乱してしまい申し訳ありません」
「いや構わないけど…ブルボン俺は…」
「マスターの好きにすれば良いと思います」
「え？」
「ずぼらなマスターのことですから女性とお付き合いなど長く続くはずがありません」
「いやそれはまだわからないだろ…」
「いえ絶対に続きません。マスターの隣は誰がふさわしいのか、今にわかります。」
「強気だな」
「だから今夜はせめて…」
ブルボンは俺の胸板に顔をうずめる。
「マスターの体くらい、私の好きにさせてください」
その夜、トレーナー室の明かりは遅くまで消えることはなかった。

これまで
su4844004.txt

確かにコレはずぼら…いや女にだらしがない

た、爛れてる…

>ソファの上で俺に馬乗りになった彼女は唇を重ね舌を這わせる。
>馬
(知らない漢字だ…)

ライスはセフレになる気満々
ブルボンは病みの気あり
何も知らないライストレーナー頑張ってくれ……

駄目だこいつ気弱モードの伊藤誠になっとる

>確かにコレはずぼら…いや女にだらしがない
相手が膂力にモノ言わせて迫ってくるんですけお……

4人で幸せにね
じゃないと死人が出るわこれ

何も知らないライストレーナーと付き合っちゃったからもう辛うじて平和に負われる目は無くなった

車裂きになっても文句は言えねえぞ！

お前この状況でよくライストレーナーと付き合おうとか思えたな…

>(知らない漢字だ…)
ついにやったわ(諦念)

>>(知らない漢字だ…)
>ついにやったわ(諦念)
有馬記念！有馬記念の漢字です！フォントが無いだけで！

>お前この状況でよくライストレーナーと付き合おうとか思えたな…
最初からずっと一貫してお姉さま目当てだったからしょうがねえんだ

>>(知らない漢字だ…)
>ついにやったわ(諦念)
お前は頑張った

世界の馬の字は点が二つだからな
これは四つある
つまり二人に跨られる

ウマ娘の力で逆レされたら勝てる訳ねえからしゃあないんだけどそれでも印象としては最低になっちゃうんだよな…

>つまり二人に跨られる
かしこい

あれ…？これブルボンは彼女＝ライスと誤認してるのでは

厩務員のアビス

ライスが…ライスが怖いよ

ウワーッ！ドロドロ！

>厩務員のアビス
ライストレーナー！大人の女の力を見せてやれ！

あの世界「ウマ乗り」ってジャンルありそう

>ライストレーナー！大人の女の力を見せてやれ！
見た感じおぼこだから期待できない……

悲しみの向こう側へのカウントダウンが始まってそう

君のことが大大大大大好きな100人のウマ娘じゃないからちくしょう！

>ルドルフのトレーナーは俺とブルボンのように専任だと思っていたのだが…テイオーも担当するようになったのだろうか。
違うゾNTRだゾ

ところでウマ乗りってもうえっちな意味しかないですよね

ライスのトレーナーがライスとブルボンとの関係を知ったらまずいよね

テイオーとルドルフトレーナーの前作があるような気がする…

ヒト乗りと何が違うんです？

>テイオーとルドルフトレーナーの前作があるような気がする…
ある…

>テイオーとルドルフトレーナーの前作があるような気がする…
両側からの逆NTRの前作があるよ
一応ハッピーな10年後テイオーもあったが…

ウマ乗りとはウマ娘にのしかかられ力づくで抑え込まれる状態のことをいいます

トレーナーの倫理観はどうなってんの？

地獄の様な四角関係の横で地獄の三角関係が生まれている

地獄助かる
このトレセンの倫理観はボロボロ

>トレーナーの倫理観はどうなってんの？
倫理観に打ち勝って跳ね除けてもギクシャクになるだろうし
このライスはかなり悪い子だからなるべくしてなった状況だと思う

しくじったらトレーナーが刺されるなこれ…

>しくじったらトレーナーが刺されるなこれ…
時間の問題な気がする

言われてみれば馬に跨る事が無いんだから正しい意味の馬乗りって言葉出来ないよな…

>しくじったらトレーナーが刺されるなこれ…
　　　👩
　　　🧨
🐴🔪👨🔫🤖

ライストレーナーの性癖が相当にぶっ壊れてるか器が広ければいい

担当(スターウマ娘)と同僚の担当(スターウマ娘)と同僚に手を出してボロボロにしたトレーナーとか
世間にバレたら二度とこの世界に居れなくなるだろうから刺されて死んだ方がマシだな！

理事長！お宅の教員がやらかしてますよ！

このトレセンは地獄と割り切ってるので別キャラでも永遠に続けて欲しい

元々担当外のウマ娘にアプローチかける前科持ちだろブルボントレーナーは

お兄さまが誰と付き合おうが結婚しようが
お兄さまが還ってくる場所は自分と思ってそうなとこが
実は自信家のライスの性格に合ってますよ！

下手したらライスがお姉さま誘って泥沼の3Pとかしそうだし…

>理事長！お宅の教員がやらかしてますよ！
減給ッ！

ズルズル引き伸ばすのが悪いよなぁ…

>>理事長！お宅の教員がやらかしてますよ！
>減給ッ！
だそ
けん

>トレーナーの倫理観はどうなってんの？
トレーナーのアビス状態

今のところライスはブルボン相手にマウントとることはあっても
お姉さま相手にそういうことしてないからセーフ

>>理事長！お宅の教員がやらかしてますよ！
>減給ッ！
それやったらライスかブルボンかライトレのどれかに
より依存しなくちゃならない事態になりません？

そうかライスは別にお姉さまの事別に嫌いじゃないのか

トレセンオブジアビス

>そうかライスは別にお姉さまの事別に嫌いじゃないのか
むしろ都合のいいオナホ扱いを推奨してる……

>そうかライスは別にお姉さまの事別に嫌いじゃないのか
お兄さま幸せそう
お姉さま幸せそう
ライスも幸せ

ブルボントレーナーの下半身もゆるゆるだけどライスがヤバすぎる…

このライスが私の性癖に合いすぎている...

>お兄さま幸せそう
>お姉さま幸せそう
>ライスも幸せ
ブ…ブルボンは…

>そうかライスは別にお姉さまの事別に嫌いじゃないのか
複数担当だからライスの事を見れなかっただけだからね
そんな時にトラブルが起きてブルトレの絵本の王子様ムーブが
ライトレにも刺さったが当のライスに深くぶっ刺さった感じ

>ブ…ブルボンは…
流石二冠ウマ娘。お鼻も一流なんだ

ブルボンの脳破壊して達してたからこのライスはもうダメだと思う
お姉さまも逃げられまい

>ブ…ブルボンは…
菊花賞何着だったの？

お兄さまと一緒に死ねたらめちゃくちゃ妖艶な笑みを浮かべて死にそうだよねライス…

>お兄さまと一緒に死ねたらめちゃくちゃ妖艶な笑みを浮かべて死にそうだよねライス…
ずっと一緒だね お兄さま♡

前ハッピーエンドにしたいとか言ってなかった？
ほんとに？

種ウマエンド…

頑張れブルボン
負けるな…！
サイテーなマスターだが取り返せ！

光の存在から逆襲劇で全てを奪い去るのいいよね…

ブルボンが担当の事好きなの察した上でブルボンの前で唇奪ったり
優勝したご褒美にお姫様抱っこねだったり代替として合鍵手に入れた
相当に悪い子ライスだからライトレもグジュグジュにされる

ブルボンが健気なだけに可哀想すぎる…

情緒の幼いブルボンは次第に歪みが大きくなる

ブルボンに刺し返されるライス…

ハッピーエンドは無理だよ…
だからみんな幸せなメリーバッドエンドにしよう？

みんなが幸せを感じてればハッピーエンドだ

良かったねハーレムだよお兄さま

健気ブルボンに悪い子ライスは相手が悪すぎた

お兄さまとお姉さまとライス三人で暮らすのも
素敵だね…

>お兄さまとお姉さまとライス三人で暮らすのも
>素敵だね…
このライスはブルボンとお姉様巻き込んで
終わらない争奪戦に持ち込んできそうでもある

全てを捨てて退廃的な4P生活とか夢見てそう

ライスの件は仕方ないと言える
だがブルボンへの対応はもうちょっとあっただろと思ったがパワーの前には無駄か
…詰んでるな

>このライスはブルボンとお姉様巻き込んで
>終わらない争奪戦に持ち込んできそうでもある
最後は自分が勝つと思ってそう

ブルボンはライスと4回戦って
3回も勝ってるんだ
もっと自信持ってライスと相対していいんだ！

>ブルボンはライスと4回戦って
>3回も勝ってるんだ
>もっと自信持ってライスと相対していいんだ！
>菊花賞何着だったの？

ブルボンが菊花賞負けたのが悪い

最後の一番重要なとこで負けてしまった…

救いはないんですか