また世界が揺らいで、今度はゲートの中にいた。
横を見ればマックイーンやパーマーがいた。
よくよく見れば阪神レース場だと気が付く。
3度目の骨折で走れなかった宝塚記念だ。
ゲートが開いて走り出す。
マックイーンと一緒に宝塚記念で走る夢がかなったボク。

叶わなかった夢。
ああだったら、あれがなければ。
夢の中くらいならそれを見るのもいいのかも。
そんなふうにふわふわしたでも少し切ない気持ちになる。

宝塚記念を一着で走り切り、息を切らせて顔を伏せる。
そして顔を上げるとまたゲートの中にいた。
周りを見渡す。
ライスに、ネイチャにパーマーにタンホイザ、ウイニングチケットとビワハヤヒデ……
気付く。
ちがう、ちがう、やめろ、覚めろ、覚めろ、覚めろ──────

「──────っはッ！はぁ……はぁ……はぁーー……」

あたりを見回すと寮の中。
時計を見ればまだ5時。

「寝なおすには微妙な時間に起きちゃったな……」

ジャージに着替えて走るかどうか迷っていると自分で壁に張った紙が目に入った。

有馬記念優勝!!

そうだ。
この夢は違う。

「……叶わない夢なんかじゃない」

あの夢の続きは自分で見に行くんだ。

おしまい。アニメにこんなシーンがあった気がする。

どうみてもバッドエンドなのに…

最近幸せな悪夢の怪文書多くて胸が痛い

タキオン「今回は無罪だよ？」

また例の装置かと

最近ダスカとかネイチャが夢のせいでズタボロになってたからちゃんと夢に呑まれずに目覚めてくれるだけですごい安心する

ヤバいメチャクチャ好き