「オハヨー！トレーナー！」
翌日午前7時。テイオーは自分の部屋を訪れていた。昨日の今日である。
え？なんで居るの？
「まあまあとりあえずいれてよ」
押し切られるままに部屋に入れたテイオーは鍵を閉めて靴を脱いだ。そして此方へ歩いてくる。
「ボク、ちゃんと考えたんだ。『大人』ってなんだろうって」
………………ふむ。
「ねぇトレーナー。ボク、高等部を昨日卒業したんだよ」
知っている。そして、春から大学へ通う。
「うん。トレーナーはきっとその4年間でボクが新しい出会いをするって考えてるんだと思う」
まあ、それは確かにその通りだ。
頷くと、1歩テイオーが近づいた。思わず1歩離れる。

「ねぇトレーナー。あと2年でボクは20歳だよ」
1歩近づく。1歩離れる。
「そこから2年で大学を卒業するよ」
1歩近づく。1歩離れようとして、離れられない。後ろには壁があった。
「モデルの人形。スポーツ用品の広告モデル。CD。ボクはもう働いてお金を稼いでる」
1歩近づく。横に動こうとして、テイオーに手で押さえつけられた。
細い腕なのに、1歩も動けなくなる。
「あと4年でボクは『大人』になる」
顔が近づく。化粧がしっかりされてて、テイオーが出会った頃とは違い、少女ではなく女性であると理解する。
「あと4年。だったそれだけの期間で────」
そのまま顔が近づいて─────。

「無敵のテイオー様から逃げ切れると思ってるの？」

─────触れる直前で、顔が離れた。

そのままテイオーは体を離してキッチンへ向かう。
「朝ごはんにしようトレーナー。ボク、作るからさ」
おかずとして出された卵焼きは自分の好きな甘い味付けがされていた。
窓の外には、満開の桜が見えた。そんな穏やかな春の日の話だ。

逃げけん制と魅惑のささやきを覚えたテイオー怪文書です
このトレーナーは卒業まで手を出さないし卒業式に告白されても断るけど大学卒業の日に観念してうまぴょいされます

まあそこまで迫られたら観念するしかないな…

まあ…トレーナーが悪いよね！

強いテイオーもいいものだ

テイオーを海外へ行かせてもう一波乱ほしい

流石にここまでやられたら責任とらないとな

まあそこまでやられてうまぴょいしないのはもう人の道から外れてるからな

断る理由なんか年齢以外ないんだから年齢さえクリアしちゃえば断れないよね

良かった…
断り続けた結果テイオーから見放されたりしなくて…

トレーナーもずっと独り身な辺り思うところがあったんでしょー？

ラスボスからは逃げきれないもんだよね
◆知らなかったの？

覚悟を決めたテイオーには勝てぬ

テイオーからは逃げられない…！

胃袋も掌握されている…

逃げる必要ある？

テイオーのことを思っていたからこそ逃げたのだ

まぁテイオーの事が嫌いだからじゃなくてテイオーはいつか素敵な人に出会えるだろうからで断ってるからそりゃ諦めるわけないよね
その素敵な人がトレーナーしかいないと認めさせてしまえばもう断る理由無いし

思春期の一番凹んでた時期に全身全霊で支えた
年上の異性を忘れれるかと言えばそりゃあねぇ・・・

アプリの方だと骨折の危機すら回避してるもん…大人になっても勝てる奴なんて一生見つからないよ…

良かった…

色々麻痺しがちだが今のテイオーはあまりにも若すぎる