皆同期で担当ウマ娘達同様仲良くなった
あいつらがつるむようになると顔を合わせることが増えたからな
必然ってやつだ
「ビールと刺身の盛り合わせお待たせしました」
「ありがとうございます！よしじゃあ一週間お疲れ様&愛バ達の勝利を祝いまして乾杯！！！」
「かんぱーい！」
「乾杯」
喉をならしてキンッキンに冷えたビールを一気に飲み干す
こうして集まった時にしか飲まないがやはりビールは美味い
「相変わらずペース早いですねタイトレさん」
「最初の一杯だけだよ。せっかく三人で集まったんだし酔っ払っちまうのはもったいないからな」
仲がいいとは言え常日頃一緒にいるわけではない
基本的に担当ウマ娘優先だからな俺ら

「…お前達最近はどうなんだ。担当とは上手くやれてるか」
「なんか親戚のおじさんみたいです…」
その担当の話になる
どうなんだろうか
タイシンと俺の仲は…悪くないと思う…いやかなりいい方だろう
「私とチケゾーは相変わらずですねー。この前一緒にプールに行ったんですけどあの娘迷子を見つけて泣いちゃって…。遊ぶどころじゃなくなりましたね。そこが彼女のいいところですけど」
「相変わらずすぐ泣くぴょん…」
こいつらの関係はめちゃくちゃ進んでてトレーナー寮を出て同棲までしてる
姉妹みたいに仲いいし休日に出くわすと絶対２人一緒にいる
逆に全く進んでないようでゆっくりと確実に関係を進めているのがビワハヤヒデとそのトレーナーだ
そのスピードは俺からは全く動いてないように見えるが本人がそう言ってるんだから仕方ねぇ
「うちはこの間料理を作ってくれてな。あのカレーは本当に美味かった。え？その後？普通に解散したが…？」
これである
やっぱ進展してないんじゃねぇかな…
「タイトレさんはどうです？タイシンさんとは」

「俺達はまぁ普通だぜ。家が溜まり場みたいになってるくらいかな。合鍵渡したからもう入ってき放題よ」
「え？合鍵あげたんですか？」
「欲しいっつーから」
なんてことないって感じで話してるけど実はかなり心臓バクバクしてる
いや無理だろいくらこいつらがダチとは言えこんな大事なこと話すのは緊張するっての
ダメだ、照れる、話題変えよ
「そ、そういえばビワトレお前らうまぴょいの方はしてんの？」
俺がそう言うとビワトレが飲んでた日本酒をぶちまけそうになりむせた
クソボケかましやがってお前も恥ずかしい話しろ
「何を言い出すんだ貴様！」
「いいじゃねぇか酒の席だぜ」
「私たちはしてますよ？楽しいですよね」
「何だと！？」
「マジかよ！？」
セクハラになるからチケトレには話振らなかったのに向こうから突っ込んで来やがった！？

「えぇ私身体を動かすの苦手だったんですけどうまぴょいは楽しいから好きです。チケゾーも楽しんでくれますし」
なんてやつだこいつ
俺達のさらに先まで逃げ切りやがった
「ちなみにどれくらいの頻度で…？」
オメーも興味津々なのかよ
「どれくらい…まぁあんまり騒ぐと近所迷惑ですしそんなに頻繁にはやらないですね…」
近所迷惑になるくらいわめき散らしてやるのか！？
やるだろうな…チケットのやつは…
「まさかお前らがうまぴょい(えっち)するまで進んでいるとはな…知らなかったぜ」
「えぇ？？？そんなにうまぴょい(ダンス)するの変でしょうか…？」

その後も他愛ないことを話した
アグネスデジタルがぶっ倒れてるのをよく見かけること、もし担当が現役を引退したらどうするか、チームを持ちたいかどうか、担当に何かプレゼントするとして何をあげるか、ビワトレの朴念仁っぷりはどうかしてるって話、俺はうるさくねぇって話、他にも色々だ
楽しい
めちゃくちゃ楽しい、酒も進むし話も弾む
だがそんなことをしているともう23時を過ぎている
ちょっと早いがお開きの時間だ
「いやぁ暴れたな…そろそろ帰るか」
「ビワトレさん帰りますよー起きてくださーい」
「…んん…よせハヤヒデ…俺は君のトレーナーだ…」
「夢の中でまでクソボケ発揮してやがる…」
仕方ねぇ今日は俺が奢るか
「すんませーん会計お願いしまーす」

会計を済ませ外に出ると夜の風が気持ちいい
月も出てるしいい夜だ
ビワトレに肩を貸してトレーナー寮への帰路を歩いていると前から見知ったやつが走ってきた
ビワハヤヒデだ
「あれ？お前何してんの？」
「私が呼びました」
マジかよいつの間に
女子のネットワークコワ〜…
「すまない私のトレーナー君が迷惑をかけた。ここからは私が代わろう」
「とんでもねぇ。楽しかったぜ」
「ふふ…それはよかった。さぁトレーナー君帰るぞ」
「うぅん…ハヤヒデ…」
ビワハヤヒデはまるで羽根でも持ち上げるかのごとく軽々とビワトレをお姫様抱っこした
身長があるため平均的な成人男性の体重を上回るビワトレをこうも容易く持ち上げるとはすげぇパワーださすがウマ娘
そしてそのままとんでもないスピードで帰っていった

あのっ…俺もトレーナー寮に住んでるから方向一緒なんだけど…まぁいいやたまには担当と２人で帰れ
しかしあいつチケトレの半分も飲んでないのにベロベロだったな…
「じゃあ私もここで」
とか思ってたら目の前にあるのがチケトレの住むマンションだった
よくあったなトレセン学園に近い物件
「おう！また飲もうぜ！」
「ええ、今日はごちそうさまでした！タイシンさんによろしく！」
一人になっちまった
酔い醒ましにゆっくり歩いて帰りますか
と歩き始めたとたん後方からチケットの声が聞こえてくる
チケトレのやつをお出迎えでもしてるんだろう
…あれ？あいつ何階に住んでたっけ？
…この声量でうまぴょいかぁ…
………アホなこと考えてないで帰ろ…

「ただいま〜何つってな誰もいませんよ〜っと」
一人暮らししてるとつい独り言が増えちまうよな
あれ何なんだろう
とりあえず今日は風呂入って寝よう
日課のトレーニングメニュー見直しは起きてからやる
真っ暗なリビングに入り電気を
「おかえり」
「ほわぁ！！ビックリした！タイシンお前来てたのか！！！」
不意打ちでびびっちまった
何でこいつ暗い部屋でゲームしてんだ
「ダメだった？」
「ダメじゃない！！！けど…遅くなるから来なくていいっつったろ…暇じゃなかったか？」
「別に、ゲームしてたし」
「そか…電気は？」
「部屋真っ暗にしてホラーゲームするの夢だったんだよね。寮じゃ出来ないから」

目悪くするぞお前…
問答無用で電気をつける
お菓子やジュースも置いてありそれなりに一人を楽しんだらしい
「俺風呂入ってくるから泊まるなら……どした？」
寝間着代わりにしてるジャージを出そうとしたら後ろから抱きつかれた
何かあったのか
その割にはご機嫌な様子だ
背中に頭をグリグリ押し付けてくる
「アタシも一緒に入る」
「…ダメっつったら？」
「入るから」
こうなるとダメだ
言うことを聞くしかない

身体を洗い髪を洗って湯船に浸かる
湯を張る気はなかったんだがタイシンが一緒に入るなら別だ
トレーナー寮の風呂は普通に広い
まるで最初からそうであるかのように２人で入るとちょうどいい広さだ
タイシンは俺に跨がる形で背を向けてリラックスしている
ちょうど俺の胸元に頭が来る形だ
目の前で耳がピコピコしてる
そういやウマ娘の耳ってじっくり見たことないな
両手でペタンとしてみよう
立った
またペタンとさせる
また立った
「ねぇそれ楽しい？」
「楽しい！！！」
「うるさ…」

悪態を付きながらも俺の胸部に後頭部をグリグリさせるのは止めない
なんか本当…やけにご機嫌だな今日は
「なんか楽しいことでもあったか？」
「…何も？」
その間はなんだ
絶対嘘ついてるやつだろ
「本当のこと言わないやつはこうだ！」
「え？ちょっダメだって！あはははは！くすぐりは…反則っ…ははは！わかった言う！言うから！」
最初から言えばいいんだ全く
くすぐられるタイシンがちょっと…まぁあれだったのは黙っとこう

「ふーっ…ふーっ…はぁ…アンタを待ってる時間がなんか楽しかった。それだけ」
そうなのか…？
やっぱりゲームたくさんできるからだろうか？
…よくわかんねぇけどタイシンが楽しそうだからいいや！！
「ま、アンタにはわかんないよ」
俺の目を見て無邪気に笑う
明日休みでよかった

「そういえば結構騒いじゃったけど苦情とか来たらどうしよ…」
「あぁそれなら心配するな。トレーナー寮の防音は完璧だ。隣の部屋ゴルシトレーナーだけど物音一回も聞いたことねぇし」
へぇそうなんだ
じゃあもっと騒いで大丈夫だね
口に出してたかはアタシでもわからない
でも気がついたらトレーナーをベッドに押し倒していた
ごめんトレーナー
やっぱりスイッチ入っちゃった
「…好き」

連休明けトレーナーは誰が見ても完璧なトレーニングメニューを作成しその後タイシンをG１レースで３勝させた

こいつらうまぴょいしてるんだ！！

終りです
居酒屋で駄弁るBNWもお風呂も書きたかった

ゴルシトレーナーはどこで寝泊まりしてるの…

健全なの一組だけとは…

この男どもナチュラルにセクハラしやがる…

クソボケがクソボケすぎる…

クリスマスのとき天井破壊してたけど物音しなかったのか…

うまぴょいが共通認識じゃねーじゃねーか

裸でくすぐるのはレベル高い

当たり前のようにうまぴょいを隠語にするんじゃない！

百合苦手だからチケトレは男の娘にしようと思ったけど頑張って女性トレーナーにしました
彼女達が真のうまぴょいをするのはまだ先の話

セックスの方を真にするのはやめろ！

同性愛はいかんぞ非生産的な！

でも綺麗なお姉さんとチケゾーのコンビは絵になると思うし…

百合と言ってもまだこれくらいなら友情の範囲内だと思うから読みやすかった

クソボケがーっ！！

いずれにせよデジたんは死ぬ

>セックスの方を真にするのはやめろ！
さい
らま

２人で入るとちょうどいい広さのお風呂…どんなに騒いでも物音ひとつ外に漏れない徹底的な防音加工…
理事長これは！？

>２人で入るとちょうどいい広さのお風呂…どんなに騒いでも物音ひとつ外に漏れない徹底的な防音加工…
>理事長これは！？
推奨ッ！小作り！

優駿！
トレセン学園では未来の有望なウマ娘を熱望しているっ！

うまぴょいするたびにタイシン勝ってるな…

ウマ娘と人間の絆は不思議なパワーを生むからな…

チケトレとアンジャッシュしててダメだった

普通ならこの後ビワトレはビワハヤヒデに逆ぴょいされるはずなのに一切想像できない…妙だな…

失礼な
逆ぴょいもうまぴょいもしないぞ

トレーナー同士の付き合いも想像が膨らんで良いもんだね

ネイチャトレーナー！
テイオートレーナー！
マヤノトレーナー！
うぬらであったか…

>普通ならこの後ビワトレはビワハヤヒデに逆ぴょいされるはずなのに一切想像できない…妙だな…
なんか普通に寝かされそう

クソボケ…！

これが人馬一体か

姉貴...

お酒飲んで過剰な運動は生死にかかわるからな…