「ちょっと前はだらしないおなかだったのに、ずいぶんとたくましくなっちゃって
　ワガハイも鼻が高いぞよー」
「おーおー、感謝してますよっと」
実際、テイオーが付き合ってくれなかったらここまで長続きもしなかっただろう。
俺が体を動かすことでテイオーのトレーニング案に活かせることもあったし、本当にいい経験だった。
「でもボクもトレーナーと一緒に鍛えたから、結構腹筋かたくなったよ？ 触ってみる？」
「ほー？ どれどれ」
他のことを考えていたせいか、それとも海辺に来たことで気が緩んでいたか
俺は普段なら笑って流すようなテイオーの冗談をそのまま真に受けてしまった。 そして、

ぷにっ
「ひゃぁんッ」

瞬間、浜辺の空気が凍りついた。

テイオーのお腹に指を触れたまま固まる俺。
集まる周囲の視線。 夏なのに冷たさすら感じる空気。
肝心のテイオーは俯いたまま動かない。 ごめん本当にごめん。 やっちまった。
傍から見たら公共の場で中学生女児にセクハラする成人男性の図ができあがりだ。
この場を乗り切るには逃げ出すしか無い、しかしテイオーを置いていけばもっと非難されるだろう。
ここはこの手しか、ない！
「わ、わはははーテイオー走るぞー！！」
「ぴぇ！？わ、ちょ、トレーナー！？」
俺はテイオーを抱きかかえて、浜辺を全力ダッシュした。
鍛えていてよかった俺の筋力。 砂浜だというのに信じられない速さで走ることができた。
テイオーの身体も、想定よりもずっと小さく軽く感じた。 これも鍛えたおかげだろうか。
当の本人は腕の中でまた俯いてしまった。
本当に今日は悪いことをしてしまったな…なにをしたら許してもらえるだろうか。
とりあえず、なにか甘いものは買ってあげよう。

どうしよう、トレーナーにおなかさわられちゃった。
冗談のつもりだったのに、本当にさわられてびっくりしたのと、
なぜかあったかくて気持ちよかったのと、
トレーナーの指ってこんなにごつごつしてるんだなって思ったのとで嬉しくなっちゃって、
自分でも思わず変な声が出ちゃった。 顔から火が出るほど恥ずかしい。
それだけでも恥ずかしかったのに、今度はトレーナーにお姫様抱っこされちゃった。
信じられない。信じられない。あれほどへっぽこだったトレーナーの腕、こんなに頼もしくなるなんて。
ボクのほうが強いのに、早いのに、なんでトレーナーに抱っこされて走るのがこんなに幸せなんだろう。
海風もボクの顔を冷ますには全然足りない。
おひさまの日差しもボクの胸の熱にはかなわない。
トレーナーの顔がこんなに近いのに、まともにトレーナーの顔が見れないよ。
明日もトレーニングなのに、どうしよう。 ドキドキが止まらないよトレーナー。

テイオーと一緒にトレーニングした結果でした
人間はやればできる生き物

健全なﾃｲｵｰ助かる

色を知るテイオー！

私の性癖には合っていますよ

テイオーの腹筋を弄びたい

甘酸っぱいテイオーは睡眠の質を高める

おや…徐々に関係に動きが…

やったぞ健全なテイオーだ

青春テイオーはまだ屈腱炎には効かないがそのうち効くようになる

初心なテイオーは脚に良いとされている

>人間はヤればできる生き物

お互い可愛いのが私の性癖には合っていますよ

次のステージへの期待も高まります

かわいい...

>次のステージへの期待も高まります
ほぉ…サードステージ生産ですか…

年齢相応の恥じらい良い...

いくら力が強くても女の子だし軽いんだよな…

このあとヤってデキたんですか！！