そして今日は、先の宝塚記念の勝利を祝う2人きりの戦勝パーティーの予定だ。スズカから「ご褒美はその時にください」と言われている。
俺はどうすべきだろうか。トレーナーとしての模範解答は落ち着かせることだが、俺は…。

2人きりのパーティーは俺の部屋で、何事もなく進んだ。これからの夏合宿に向けてどう鍛えたいか、とか、去年の思い出なんかで話が進んだ。

そろそろ門限といった時に、スズカが真剣な、でもどこか弱気な表情を見せた。そして…
「あの、トレーナーさん。…ご褒美をもらっても、いいですか。」
ああ、そうだな。約束だもんな。もちろん…スズカは、何が欲しい？

「……私は…キスを。
……トレーナーさんからの、キスが、欲しいです。」
スズカ…それは。

「……私、トレーナーさんが、好きです。
ずっと、ずっと、前から、好きです。
私の走りを、やり方を、私を認めてくれました。たくさんのことを、あなたから教わっています。優しくて、いつも側にいてくれます。側にいてくれないと、寂しいんです。いないと、胸がいたいんです。いっぱい、抱きしめて欲しいんです。さわって、みたして、ほしいんです。わたしはっ…！とれーなーさんのことを、あいして、いますっ…」
言い切らない内に、涙ながらに告白してくる彼女を、俺は抱きしめていた。
「とれーなー、さん…？」
俺も、同じだ。好きなんだ、スズカ。
俺とスズカはトレーナーと生徒だ。だけど、知ったことか。俺は、スズカを、きっとずっと前から、好きなんだ。

―――きっと、あの日、彼女を見つけた日から。俺の心は捕らわれていたのだろう。
あの走りも、楽しそうな様子も、笑顔も、美しい姿も声も何もかも、心の中に焼きついて消えなかった。
経験もない未熟なトレーナーの始まりだった。
…最初から答えは一つしか無かった。
だから、この先の、彼女の走る先にある光景を、共に見たい。駆け抜けた光景も、ターフを降りた、その先すらも。

彼女の涙を止めようとして、自分も涙が止まらないことに気がついた。いままで、誰かを好いたことも、好かれる自信も無かったし、スズカを前にしても、節度をと、妨げになるなと、ずっと心掛けてきた。…俺も、寂しかったのか。満たされたかったのか。

もう、言葉は要らなかった。距離がなくなり、唇を合わせた。求め合い、心が満たされていく。息遣い、感触、絡み合う熱。それは一瞬か、十秒か、三十秒か、一分か、五分かもしれない。
おそらく生涯、このキスを忘れることはできないだろう。

Last One Kiss聴きながら書いてました。喪失はないですが。以下蛇足になります。

2人で寝室に移動する。スズカも寮に連絡を入れたようだ。
「もう一つ、ご褒美をもらって、いいですか？」
ああ、なんでも言ってくれ。
「…私の、はじめてを。もらってください。忘れられない夜に、してください。」
返事はキスで応えた。2度目のキス。愛おしさが、止められない。
避妊については、普段から生理を抑えるためのピルを服用している。ので問題はない。

スズカの服を脱がせていく。これから交わるのだと、自分から踏み出す為に。露わになる素肌、身体、下着、恥じらうスズカ。あまりに、あまりにも愛おしい。ブラジャーを外していく。女性の下着の仕組みを知らないもので手こずるが、優しく外すことができた。
「あの、トレーナーさん。私、どうでしょう、胸…とか、大きく、ないですから。」
気にしたこともないかな…。スズカが最高だからな。もう多分スズカでしか興奮できないと思う。

…これも大袈裟でもなく事実だ。以前はそれなりに、そういう用途のものを持っていたのだが、魅力を感じなくなってしまって、全て捨ててしまっていた。
…あれ？よく考えたらだいぶヤバかったのでは？

「よかった。…トレーナーさん、手を、いいですか？」
そういって俺の手を取り、胸に当ててくる。伝わってくる、スズカの体温と鼓動。命が在ることを、確かに伝えてくる。
「伝わってますか。私、興奮してるんです。ずっと、こうなることを、待っていました。夢じゃ、ないんですよね。」
ああ、間違いなく。
うなずき、スズカのショーツに手をかけ、下げていく。
露わになる、僅かに薄く毛が生えている恥丘。
既に、テラテラと濡れており、今か今かと待ち侘びているよう。そのまま、継ぎ目を優しくなぞる。
確かめるように、何度も、少しずつ場所をずらしながら何度も撫で、少し奥にも指を動かす。漏れる声、乱れる呼吸。それらも興奮を促してくる。

「はっ…はっ♡あっ♡とれーなーさんっ♡あっ♡ひゃん♡」
達しきらないように優しく解すことができたようだ。体勢を変える。迎えるような形だ。こちらも準備はできている。
「とれーなーさん…きて♡」
「とれーなーさんで、いっぱいにして…♡」
「あっ♡っっ…♡はいった…♡」
互いに初めてとなる挿入。少し痛むようだ。濡れきってはいたが、血もほんの僅かではあるが流れてくる。挿入を止め、気遣う。
「すこし、このまま…。でも、ちょっと、心地いいです。トレーナーさんと、繋がれて。」
…この子はどこまで愛おしく感じさせれば気が済むのだろう。またも唇を、舌を絡め合わせる。

落ち着いてきたので、挿入を続ける。膣内は狭く、強すぎないくらいに締め付けて、感覚を伝えてくる。充分なほぐしのおかげか、止まることはなさそうだ。
「ひゃっ♡んっ♡」
ギリギリ全部入りきらないくらいで当たる感覚がある。同時に快感を感じるスズカ。最初の性交から快感を感じるのは難しいとか見たが、どうやら体の相性もとても良いらしい。自分も、気を抜けばすぐに快楽に飛ばされてしまいそうだ。

そのまま前後に、引いては戻す。少しずつペースが早くなっていく。スズカ、スズカと何度も口から出てくる。とにかく愛おしくてたまらない。きもちいい。

「あっあっ♡あんっ♡あっ♡きちゃう♡いっちゃう♡」スズカも絶頂が近い。俺ももう…。
「いっちゃうっ♡とれーなーっ♡さんっ♡あっ♡」
スズカっ！スズカっ！出すぞっ！くっ！
「「～～～～～～っっ♡♡♡」」
視界が白く染まる。熱が放たれる感覚。遅れてくる気怠さ。充足感。
初体験で揃って絶頂なんて、まるで漫画や官能小説のよう。こんなことにすら互いの運命的なものを感じずにはいられない。

互いに落ち着いたと思ったら、今度はスズカの方が抱きついてくる。もっとしたいと少し恥ずかしそうにおねだりをしてくる。可愛いが過ぎる。
…どうやら夜はまだまだ長いようだ。
あらかじめ疲労回復薬を飲んでおいて良かったと思いながら2回目に突入するのだった。
まさか朝まですることになるとはその時には思いもしなかったが。

結局朝までし続けた結果として、スズカは胸も割れ目も中も敏感であるということがわかった。あと、ウマ娘は性欲が強いということ、何とかして負けないようにしようと心の奥底で思ったのであった。
その後トレーナー達の間でアグネスタキオンが作った強精薬が広まり、自分も服用することを選ぶことになるのだがそれは別の話。

トレーナーのことを呼びながら夜泣いてるってこれオナ…

スズカさんのうまぴょい怪文書ありがたい…

オナぴょいスズカさん無事結ばれたか…よかった…

昨日のものに感化されて書きました
くっつけー！！

スズカさんはいくらしっとりしてもよい

スズカさん怪文書はいくつあっても良いからな…

そういえば今日誕生日でしたね

>気にしたこともないかな…。スズカが最高だからな。もう多分スズカでしか興奮できないと思う。
わかるよ

この後精力剤50とか平気で使っちゃうペアになるんでしょ？