「エアグルーヴだ、作戦の詳細は配布した資料にあるため概要だけ説明する」
「現状では、問題生徒のウォッカ海外に行くため自発的に受けており、また他の問題生徒はハルウララが受けたのを知った後自ら受けたのを確認している」
「よって、残っているのはトウカイテイオーと会長ことシンボリルドルフの二名である」
「トウカイテイオーは担当トレーナーを用いた罠で捕獲する、こちらは生徒会が貸しを作っていたアグネスタキオンの協力も得て捕獲するので問題は無い」
「問題は…前回学園外に逃げだして大騒動を起こした会長いやシンボリルドルフである」
「これより概要を説明する！」
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「以上が作戦概要である、なおシンボリルドルフに関しては本人にわからないよう「ライオン」というコードネームで呼ぶように」

エアグルーヴ君ありがとう、さて「ライオン」の捕獲作戦に質問等あるものは挙手をするようにッ！
ーーー学園外に逃げられないようにするに学園周辺道路にも待ち構える必要があるのでは？ーーー
無論ッ！すでに近隣の警察に道路使用許可申請を出し当日は目立つバリケードを設置し学園から出れないようにするッ！
前回のような学園の汚点は二度と出す気はないッ！
質問はあるか？無ければこれにて解散とするッ！
奮起ッ！諸君らの粉骨砕身の健闘を期待するッ！

〜〜作戦実行日〜〜
「ﾄﾚｰﾅｰｺﾝﾅﾄｺﾛﾆｲﾀﾝﾀﾞｰ　人気のないところで何してたの？」
「エッタキオン印のお薬飲んだらムラムラして犯さないように一人でいたんだ〜」
「でも我慢は良くないよボクならトレーナーとエッチしてもいいよー」
「ギューッ抱きしめちゃったもんねー…ｯﾃﾅﾝﾀﾞｺﾚｰﾊﾅﾚﾅｲｰ」
物影よりタキオンと医者が出てくる
「ﾀｷｵﾝｻﾝ？」
「テイオー君こんにちは、彼の衣服には私特製の鳥もちが仕込まれていてねもう逃げられないわけだ、さて医師君後は頼んだよ」
「ﾁｮｯﾄ!!ｷﾞｬｰﾁｭｳｼｬｲﾔｰ」
「それとわたしの作ったエッチな薬を飲んだっていうのはアレは嘘さ」

トウカイテイオーのやる気が下がる音がした

〜〜同時刻〜〜
ーー周辺道路で「ライオン」捕獲用の檻の展開完了
「分かった、こちらも行動に移る」
・・・
「会長、理事長とたづなさんから内密に話がしたいとありますので旧校舎へお願いします」
「エアグルーヴ君ありがとう、どうやら焦眉之急の要件のようだ学園の様子も変だすぐ行く」
幸いにして作戦に気づかれずに旧校舎に到着する
「理事長、会長をお連れしました」
「ご苦労エアグルーヴ君、そしてシンボリルドルフ君よく来てくれた歓迎する…だが
指摘ッ！シンボリルドルフはまだ予防接種を受けていないッ！医者も呼んでいるのでこの場で接種せ…逃亡ッ！」
理事長のセリフが言い終わる前に脱兎のごとくシンボリルドルフは逃亡を開始した
「たづな君、エアグルーヴ君あとは頼むッ！」
その声を受けて二人が逃亡者の追跡を始める

「エアグルーヴより全班「ライオン」が逃亡した！予定通りA地点に移動中！作戦通りに動く様に！」
シンボリルドルフは前回学園外に脱出した正門前に移動しつつほくそ笑んでいた、数日外にでて逃げ回ってほとぼりが醒めたころに帰ってくればいいと
しかし彼女の目の前に映ったのは周辺道路に設置されたLEDでゲーミング色に発光するバリケードであった
さらにバリケードには＜とっとと接種受けろクソ会長＞や＜NO　More　寒いダジャレ＞などのコメントがでかでかと張り付けられていた
あまりといえばあまりの光景に戸惑っていると「まてー」「待ちなさーい」
後ろから聞こえてくるエアグルーヴとたずなの声を受けシンボリルドルフは脱出口を探すため学園外縁を走り始めた

「エアグルーヴより全班「ライオン」は予定通りに学園の外縁部を走り始めた！」
「「ライオン」が通過したら後追いで追いかけ休ませるな！」
「あの「ライオン」のことだ接近したら深呼吸ののち「汝、皇帝の神威を見よ」とか言いつつスピードを上げるかる無理に捕まえないほうがいい！」
現場から送られてくる報告に的確に現場に指示を出すエアグルーヴ
だが・・・
「駄目デース！B地点とC地点の罠は完全に看破されてるデース！」
わざと封鎖を緩めて誘導しようとした罠がことごとく看破されたのだった！
「仕方がない…現時刻をもって作戦Aを放棄！作戦Bに移行せよ！それと「彼女」に連絡するように！」
・・・

外縁走り追跡を「汝、皇帝の神威を見よ」のセリフとともに振り切ってきたシンボリルドルフであったが少しの違和感がを感じるようになった
罠を貼って捕まえようとしていたのがどこかに誘導するように追跡を受けることをに気づいたからだ
「ふん…面白い！のってやろうか！」
本来なら行くべきでないのだが、長時間の走行でランナーズハイになっているシンボリルドルフの思考はそう結論してしまったのだ！
誘導の先にはダートコースがあるとは知れずに

誘導に乗っかりダートコースに来てしまったシンボリルドルフ
そこで一人が後ろをから追跡している気配を察知する
「ふっ…走りづらいダートコースとはいえ皇帝である私が負けるとでも？」
そのまま走り続け第四コーナーを曲がり直線に差し掛かる
シンボリルドルフは追跡者が詰めてきているのを察知し追跡者に宣言する
「汝、皇帝の神威をー「でもねルナちゃん、接種を受けたくなくて駄々をこね続けるのならクリークちゃんを呼ぶよ？」
刹那ピンク髪の追跡者は追い抜きざまにシンボリルドルフに呟き、ゴール板を先に駆け抜けていったのだった！
ルナちゃんと呼ばれた事や自身が抜かれた事そして示唆されたスーパークリークのでちゅね遊び･･･様々なことが頭をぐるぐる回る
こうしてシンボリルドルフは目の前が真っ暗になり逃亡する意思を喪失してしまったのだった…

〜〜数刻後生徒会室にて〜〜
夕日が差す生徒会室にてエアグルーヴとピンク髪の追跡者がそこにいた
「今回は助かった、これは今回協力してくれたお礼だ」
「うっららーありがとー」
ピンク髪の追跡者ことハルウララは遊園地のペアチケットを手に入れ破顔する
「しかし良かったのか？温泉チケットで無くて？」
「えーとねー、とれーなーをでーとにさそうにはいきなりおんせんはけいかいされるからねー
あとせいとかいからおれいとしてでたからいっしょにいこ？っていえばでーとにさそいやすくなるからこっちのほうがうれしいかなー」
「そうかそれは何よりだ」
ここでエアグルーヴは一つの疑問に辿り着く、生徒会でもごくわずかのものしかルナちゃんのことは知らないはずである
目の前のピンク髪の少女はどうやって知りえたのだろうか…と

「どーかしたのー？」
「いや、寮長には私の方から説明しておくから遊びすぎて遅くなる場合は連絡をするように」
エアグルーヴは喉に出かけた疑問を飲み込むことにした、藪蛇はつつくべきでないと
「ありがとー、それじゃふくかいちょーまたねー」
「ああ今回は助かったよ」
ピンク髪の少女は去り際に言う
「そうだルナちゃんに言っておいてね、トレーナーの寮の壁は薄いから気を付けてねって…じゃあね」

夕日が差す生徒会室にエアグルーヴのやる気が下がる音が響いた

ウララこわい！

ウララさんだ

むしろ真実を知ってエアグルーヴ恐怖してない？

伝統ある中央トレセン学園の姿か…？これが…

これはウララさん

サラッとウララさんもトレーナー襲ってない？

テイオーはこの後腹いせにトレーナーのお注射も貰ったんだよね…

ルナちゃんですらでちゅね遊びに恐怖はする

>ルナちゃんですらでちゅね遊びに恐怖はする
してるじゃん…

ト○ノミ◯ルに追いかけられるシンボリルドルフ…レジェンドマッチだな！

ワルウララはかしこいな！

ん？なんでウララはトレーナー寮にいたの……？

これエアグルーヴもトレーナー寮で何かしてない…？

〜〜理事長室にて〜〜
「理事長、撤収作業が終了しました」
感謝ッ！ご苦労だっただずな！
しかしここまで活躍するとは彼女を推薦で来た時に理事長権限で合格にした甲斐があったものだ！
「しかし、ルナちゃんの事を知られたのはいかがかと…」
いや、たずなよああ見えて彼女はうまく利用することは知っているようだぞ
それに生徒会に程よい緊張感が生まれてよい事であるッ！

そう強く語る理事長に言い知れぬ不安感をぬぐえないたづなであった…

>さらにバリケードには＜とっとと接種受けろクソ会長＞や＜NO　More　寒いダジャレ＞などのコメントがでかでかと張り付けられていた
ダメだった

>＜NO　More　寒いダジャレ＞
そうだね

>＜NO　More　やる気泥棒＞

たずなだっけ
たづなじゃなかった？

半角全角テイオーに続いて、ひらがな漢字混じりウララさんか…