ぎゃぼーんと奇声を上げる可愛いナマケモノを横目に、着替えを進める。
「いや、覚えがないなら忘れてくれ」
何言ってたのか教えてくださいよー！喚くフクの頭をわしわしと撫で回して黙らせる。あーかわいい。
…… 言える訳が、なかった。

夜、湯浴み—時々一緒に入ろうとしてくるから健康に悪い—も済ませた後、互いにベッドに潜り込み部屋の電気を消す。
おやすみなさい、また明日。そうして眠りについたはずの彼女は、しかしすぐに起き上がる。
こっちもそれを分かっているから目を閉じる事もなく時を待つ。
やがて布団が捲られ、声をかけられる。
「トレーナーさん、そろそろ抱いてはくれないんですか？」
伸びた手を振り払い、起き上がる。
「毎晩毎晩いい加減にしてくれ！」
「酷いですよ、ずっと待っているのに」
またこれだ、お陰で近頃は寝不足が続いている。

「もういいだろアネキタル、寝かせてくれ」
「あら？一緒に寝てくれるんですか、うふふ」
フクとは違う方向で言葉は通じるが意思の疎通が出来ない。
仮称アネキタルだが、特に否定もしてこないのでその類の何かなのであろうそれは、フクの姿で毎晩惑わしてくるのだった。
「いいじゃないですか、この子だってずっと貴方を待っているんですよ」
知ってる。
「色気のない下着をやめて、いじらしくも見せる時をマチカネてえっちな下着もつける様になりましたし」
…… 知っている、無防備なんだよお前は。
「そうだ、今から見ます？買ったばかりの新しいやつですよ？」
くうう。
フクの姿、フクの声、フクの匂い。まさしく本人であるだけに、その誘いはあまりにも強烈だ。
だが、ここで手を出すのはあまりに不誠実で—
必死に母親の顔を思い浮かべて心を落ち着かせる。助かったよｶｰﾁｬﾝ……

どうにか気を紛らわすべく、関係のない雑談に移る。こいつは暇なのか、それなりに応対していればそのうち飽きて寝てくれることは既に学習している。
「毎晩夜更かしで俺はいい加減寝不足なんだが、そっちはどうなんだ？頼むからフクを寝不足気味なんかにしてくれるなよ」
くすくすと面白そうに笑いながら、彼女は答える。
「私達は肉体的には数時間も眠らずともやっていけるんですよ。まぁ脳ばかりは、そうはいきませんけどね。昼間使ってない場所を使わせてもらっているので問題ないのです。」
だから、そう呟いて彼女が身を寄せてくる。いつに間にかブラを外していたのか、柔らかな感触が腕に、背中に擦り付けられる。
「今なら何をしてもこの子は気付きませんし、何をしちゃってもいいんですよ♥」
ずくり、股間に激しく血液が流れ込んでくるのを実感する。いい加減堪忍袋の尾が切れた。人を小馬鹿にするこいつにお仕置きをしなければならない。
「ふふふ、もうガチガチじゃないですか。いいんですよ、私が受け入れます♥」
肩を強く掴み、そのままベッドに押し倒す。わざとらしい甘ったるい悲鳴を聞きながら、ズボンを下ろしていく。

「ほらほら早く、私もマチカネて…… ええっと、それそんなに大きいんですか？」
フクと過ごしていて抜く処理する機会もあまりなく、久しぶりとなる解放の予感に陰茎はかつてないほどにいきり立っている。
その上フクが生娘である以上当然であったのかもしれないが、こいつも同じく生娘であったようだ。
その癖あんな風に誘ってきたというのか。
ビキビキ、イライラ、ビキビキ
饐えた臭いを放ちながら、更に一回り大きくなるそれを見て、彼女は目を丸くしていた。口から唾液がこぼれ出していることについては自覚があるのだろうか。
「ま、待ってください、だって昔みたお父さんのは、雑誌に載ってたやつだって、そんな」
やっ、やぁっ
子供の様に嫌がる彼女の寝巻きを引き剥がしていく。本当に嫌ならウマ娘の力に只人が及ぶはずもない。つまるところこれはパフォーマンスなのだ。
そうして生まれたままの姿になった彼女の下腹部は、シーツすら色づくレベルで濡れており、べっちょりと肌に張り付く陰毛は酷く淫靡であった。
もう前戯すら不要であろう、性器の先端同士で口付けを行う。

「やっ♥だめっ♥絶対壊れる♥トレーナーさんは優しいから、無理やりとか♥絶対しませんよね♥」
「そうか、わかった。」
ぼちゅん、奥まで思い切り突き入れる。強烈な締め付けに迎えられるのを強引に突き抜ける。
突き入れたのと同じ体積の粘液が脇から吹き出してくるあたり、潤滑は十分以上であったようだ。
「はひゅ…… ♥え、膣内、はいって♥うそ…… ♥あ、ああ、ああああああ♥♥♥」
どうやら、体の相性も抜群だったようだ。たったの一突きで、生娘は雌へと変わる。
だがこちらは毎晩いい加減溜まりに溜まっているのだ、こんなもので終わる訳がない。
ばちゅ、ばちゅ、ばちゅ
体重をかけて、思い切り奥の奥まで突き抜ける。思い切り引き抜き、雁首で肉を抉っていく。
「ひゅえ♥あ゛♥やべてっ♥お゛うっ♥」
「喋れるということはまだ余裕があるんだな…… ッ」

どちゅ、ぐちゅ、ばちゅ
次第に互いの体液でお互いの境界は曖昧になり、膣肉は媚びる様に肉棒に吸い付こうとしてくる。
「やっ♥ごめんなさい♥ごめんなさい♥許しっ♥あ゛あ゛あ゛っ♥」
だめだ、絶対に許さない。
そうして暫くすると、次第に彼女の体は弛緩し、ただ快感に反応して声にならない声を上げるだけの肉塊に成り下がる。
潰れたカエルの様に、とはまさにこのことだろうか。
そのままより強く奥に押し込み、宣言する。
「出すぞ、いいな！」
例えどんな返答であってももはや止まれない。最後のスパートをかけたところで、声がかかる。
「はへ？トレーナーさん？え？なんで……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛♥♥♥」
どぐん！どぐん！どぐん、どくん、どくん、どく……
フクキタルか！？思わず正気を取り戻すが、時すでに遅し、思い切り中に出してしまう。
そのまま思い切り退けぞって脱力したフクキタルは……やおら起き上がり脚を思い切り絡めてくる。

「や♥ずるい♥それ、私の♥もっと、もっと♥♥」
もう何がなんだかわからない。だが一度では到底満足できないのも事実であった。
今目の前にいるのは間違いなくフクではなく淫魔ならば、退治せねばなるまい。
「あっ♥やっ♥やだっ♥これ全部私、のほぉっ♥♥フクじゃない♥渡したくないい♥♥」
いつまでわがままを言い続けるんだ。早く出て行け！
数秒か数分か、一際大きく絶頂を迎えたかと思うと、彼女は気を失う。
「あれっ♥またっ♥なんですか、これ♥♥いぎゅ、夢ですか♥」
そうだ、夢だ。
「じゃ、じゃあキスもいいですよね♥やった、むふ、ふぐ、むちゅ♥♥」
普段のフクと口付けを交わし、犯し続ける。
海老反りにのけぞったかと思うと、彼女が顔を出す。
「えっ♥うそっ♥はやい♥きゅけ、休憩させ——ふにゃああ♥♥」
忙しいやつだ。そうして腰を打ちつける続けると、また様子が変わる。

次第にそのサイクルは短くなり、一突き毎に、一擦り毎に変化していく。
入り口近くの天井を抉られて、打ちつけると同時に刺激される陰核によって、下がり切った子宮口が押し戻されて。
脳の違う場所を使ってると言ったか、そのせいか互いに別の箇所で気をやり、相乗効果を引き起こしているようだ。
片方が絶頂することで反射的に締め付け、もう片方はその為により強力な快感を得て、絶頂することで次の絶頂を強化し、無限のループが出来上がる。
流石にもう耐え切れない、なので覚悟を決めさせる。いいか、出すぞ！
「「あっ♥アッ♥はい♥ハイ♥きて♥出して♥ふぎゃあ゛ああ゛ああ゛ああ゛♥♥♥♥」」
どくり、どくり
これまで生きてきた中で一番の量を吐き出していく。ほんの僅かに下腹が膨れている様に見えるのは流石に気のせいだと思いたい。
糸が切れたかの様に倒れるフクから抜き取ると、ぽっかりと穴が広がったままだというのに精液が垂れてくることはなかった。

冷静になった頭を抱えるが、やってしまったものは仕方がない。全てを明日の自分に任せ、一緒に布団に包まり意識を手放した。

翌朝、目を覚ますと顔を真っ赤にして唸っているフクを見つける。
「お、おはようございます。昨日のあれは、夢じゃ、ないですよね……？」
全てを伝えてもどうせ伝わらないだろう。なので、我慢できずに襲ったとだけ伝え、謝る。
「いえ、その〜、私も気持ちよくてハッピーでしたし、それは、ハイ。でも。」
でも？
「私あれが初めてだったんですよ！もっとムードとかあったじゃないですか！ふんぎゃろ！」
随分と怒らせてしまったようだ、むしろ所業を考えたら優しい方であろうか。
「だから、だから、う〜〜！今晩やり直してください！」
……少なくとも満足はしてくれていたようだ。
返答の代わりに、唇を奪った。

それからも、時々仮称アネキタルは顔を出してきた。結局よくわからない存在のままだが、きっかけはどうであれ一歩先に進むキッカケにはなったから良かったのかもしれない。
それはそれとして数日は出てこないくらいにダメにして追い返すが。

母乳学会への論文とか昨晩のアネ雑談に浮気して7日目のフクちゃん進んでないです

かまわん、続けたまえ
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あなたこそがシラオキ様なのですね

センキューシラオキ！

昨日のアネキタルでついにうまぴょいできてたもんね…

アネキタルが欲張りになってフクに渡したくないっ❤️となるのいいよね…

ありがとう…

これでまたアネキタルが成仏できなくなった

フクシコは運気を良くする

匿名で書いた妄想が形になって帰ってきた…ありがとう…

ウマ並みなのねフクトレーナー…

フクロスの方といい大作怪文書勢やたらと筆が速くない？

安易

フクシコは健康に良いからな…

フクは普段とのギャップがすごくて濃いのが出る

フクシコで今日も元気

フクシコとアネシコはいくらあっても良いとする

このぐらい明るい方が軽く読めるよね

>数日は出てこないくらいにダメにして追い返すが
これ余計に依存されますよね？

実質ウマ娘二人分抱き潰して精液ボテするとかベッドヤクザすぎる…

中央トレーナーだからな...

変則的な姉妹丼いいねぇ

フクキタル怪文書はジャンル豊富だな

>フクキタル怪文書はジャンル豊富だな
お姉ちゃんが自由すぎる
過去の恋敵だったり悪霊だったりフクキタルの想像上の存在だったりとか

シラオキ様だけが実在疑われてるけど姉もフクキタルの証言以外で存在が確認されてないんだよな…

アネ雑談って何教えて