二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1619681661263.png-(162598 B)
162598 B21/04/29(木)16:34:21No.797529473そうだねx2 17:53頃消えます
扉の前、胸に手を当てながら深呼吸をして、覚悟を決めてから扉を叩きます。
『今開けるよ』
扉の向こうから彼の声が聞こえて、数刻後に扉が開かれます。半開きの扉から姿を現したのは、パーカーを纏った、私服姿の彼。
「失礼します」
そう会釈をして彼の部屋へと入ります。部屋の中は、畳まれた布団と机と座布団、あとは収納棚くらいしか置かれていない簡素な部屋でした。あまり家具の置かれていないこの部屋は、部屋の大きさに対してずいぶんと広く感じました。
「そういえば、グラスが来るのは初めてかな」
「そう、ですね」
緊張からか、彼の顔を直視することができず、返答もどこかぎこちなくなります。
「それで、話なんだけど――「あの、トレーナーさん」
話し始めた彼の言葉を遮って、私は彼に語りかけます。トレーナーさんも私が口を開いたのを見ると、喋るのをやめて私の話を聞こうとしてくれます。
「私と……対局していただけませんか」
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
121/04/29(木)16:34:31No.797529512そうだねx1
ぱち、ぱちと、お互いに駒を指す音だけが部屋に響きます。
「――王手、です」
「うん、詰みだね。参りました」
トレーナーさんが正座したまま、私に向かって頭を下げ、長い長い対局の時間が終わりを告げます。初めての私の勝利、頭を上げたトレーナーさんは、いつもと変わりない優しい笑顔で、私の勝利を祝福してくれます。
「私の完敗だね。おめでとう、グラス」
「――――っ」
ああ、やはり、トレーナーさんは本当に優しい人で。
私に『あの目』を向けてくれることは決してないのです。
「……トレーナーさん」
正座したまま、穏やかな慈愛の表現で私を見つめるトレーナーさんに、私は静かに立ち上がって、意を決してブラウスのボタンに手を掛けました。
221/04/29(木)16:34:42No.797529548そうだねx1
ばさり、ばさりという音が静かな室内に響くたび、私の身体を覆う布は数を減らしていきます。心臓が破裂しそうなくらい激しく脈動し、私の全身は恐怖と羞恥と興奮で絶え間なく震えています。やがて身に纏うものが下着だけとなり、トレーナーさんは何も言わず私の目を見据えています。
もう一度、大きく深呼吸をしてからゆっくりと下着に手を伸ばします。留め具は簡単に外れ、一糸纏わぬ姿で、私は彼に向き合います。
「トレーナーさん、私を……私を見てください」
身体を隠していた手を退けて、彼に見てもらうように自分の身体を晒します。
「私は、最低な女です。あなたに失望され、足蹴にされるような妄想で興奮する卑しい女です。現に今も、あなたに裸晒して興奮している自分がいます」
「……こんなの、大和撫子に有るまじき恥ずべき行いです。本来なら、あなたに気持ちを伝える権利もないことも理解しています。……でも」
全裸のまま跪いて、正座している彼に縋り付くようにして私は告白を続けます。
「すみません、好きです、好きなんですっ……わ、たしはっ……あなたが……好きです、トレーナーさんっ……!」
321/04/29(木)16:34:53No.797529588そうだねx1
「グラス」
しがみつく私を優しく抱きしめて、頭を撫でながら彼は私に笑いかけます。
「グラスは仕方のない娘だね」
いつもと変わらぬ笑顔のまま、私を優しく叱責します。
「ぁ、ああっ♡」
耳元で私に囁きかける彼の声に私の身体は反応し、足の間から漏れた粘液がフローリングの床の上に水溜まりを作ります。トレーナーさんは片手で私を抱いたまま、もう片方の手を私の股間へと伸ばします。
「ぁ……♡」
彼の背中に腕を回して抱きつき、彼の愛撫に身を任せます。
「あ"、あ"っ"♡ ぅ、はっ♡」
だんだんと激しくなる彼の責めに、私の腰は自然と動き、抱きしめる腕の力は一層強くなり自分の身体を無我夢中で彼に擦り付けます。発情した動物のように夢中で彼にしがみつく私に対して、彼は淡々と事務的に処理をするように私に愛撫を続けます。
421/04/29(木)16:35:07No.797529638そうだねx1
「〜〜〜〜っ!!!」
やがて私は、彼の手によって絶頂させられました。溢れ出た涙と涎でぐちゃぐちゃになった顔を彼の胸に押し付け、腰を彼の手に擦り付けながら彼の股間へと手を伸ばすと、彼はその腕を掴みました。
「駄目だよ」
その声は、少し冷たさを感じる、今まで聞いたことのない声色でした。
「欲しいなら、ちゃんと自分の口で言わないと」
彼は私の身体を抱いていた腕を解いて、私を突き放しながらそう言い放ちました。
穏やかな目で微笑みながら私を見つめる彼の顔をしばらく見つめたあと、私は彼に三つ指をついて、彼に懇願します。
「トレーナーさん、どうか……私を、抱いてください……♡」
521/04/29(木)16:35:22No.797529688そうだねx1
「エルには、感謝しないといけませんね〜」
深夜、私とトレーナーさんは、真っ暗な部屋で床に敷いた1つの布団に全裸のままで抱き合いながら包まっていました。
「おや、グラスもかい?」
「私『も』、とは?」
私が浮かべ疑問に、彼は少し照れ臭そうに答えます。
「いや、私も……ええと、エルのトレーナーに背中を押されてね。それで君に話がしたいって連絡することになったんだよ」
「では、おふたりに感謝、ですね〜」
「そうだね」
そうして2人で笑い合っていると、ふと彼が何かを思い出したような顔をしました。そして私の顔を見つめたあと、にっこりと笑ってこう言いました。
「好きだよ、グラス」
「はい……私も、です……♡」
そう返事をして、私は彼の胸に顔を埋めて、そのまま眠りにつきました。
――――夜、私が寮に帰ってこないことにエルが大慌てして、『グラスワンダーが失踪した』と大騒ぎになるのは、また別のお話です。
621/04/29(木)16:40:20No.797530803+
グラスが帰ってきまセーン!
721/04/29(木)16:40:23No.797530815+
やったか!?
821/04/29(木)16:45:03No.797531896+
これじゃもうメスブタデース!
921/04/29(木)16:47:34No.797532494そうだねx7
こいつらうまぴょいしたデース!
1021/04/29(木)16:47:49No.797532560+
まだ序の口デース!ここから加速していきマース!
1121/04/29(木)16:49:30No.797532967+
大事だよね外泊届け…
1221/04/29(木)16:49:34No.797532986+
やりやがったデース!
1321/04/29(木)16:49:34No.797532987+
最近グラス怪文書多くてありがたい…
1421/04/29(木)16:51:51No.797533540+
遂にヤったか棋聖トレーナー…
1521/04/29(木)16:53:18No.797533894+
抱ケーッ!だ、抱いてるデース…
1621/04/29(木)17:06:40No.797537402+
七冠と怪物の産駒が…
1721/04/29(木)17:12:34No.797538819+
遂にヤリやがりマシター!!!!
1821/04/29(木)17:14:03No.797539162+
スクリーンヒーローがとんでもない怪物に成長してしまうー!
1921/04/29(木)17:16:07No.797539649+
ついにうまぴょいしたんだ!!
2021/04/29(木)17:16:46No.797539796そうだねx5
めちゃくちゃ上手いだろうなこのトレーナー…
2121/04/29(木)17:21:52No.797540976+
うるさい実況がいますねぇ…!
2221/04/29(木)17:22:09No.797541047+
このトレーナー指が長くて手○ンがうまそうだな
2321/04/29(木)17:22:54No.797541241+
この後ターン制うまぴょいと化す
2421/04/29(木)17:23:38No.797541418+
担当の欲求を満たすのは大事だからね
2521/04/29(木)17:25:29No.797541883+
コイツ何か生臭いデース!
2621/04/29(木)17:31:16No.797543326+
帰って来たグラスに残る微かなにおいでエルは全てを理解した…
2721/04/29(木)17:36:07No.797544720+
でもこれ文脈的にエルの所も…
2821/04/29(木)17:47:37No.797548028+
ついに完結ですかね?ぜんぶ見れてよかった!


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