二次元裏@ふたば

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162598 B21/04/27(火)23:03:18No.797025929そうだねx4 00:03頃消えます
『きっと今のままでは、駄目デス。グラスのトレーナーさんにとっても、グラス自身にとっても』
エルにそう諭された日から、私の脳裏にはその言葉が刺さって抜けないままこびりついていました。
今のままでは駄目。エルはそう言いました。
それは私自身も薄々気が付いていたこと。気が付いた上で、見て見ぬふりをしていたのです。
しかし、だからといってどうすべきなのか、私には見当もつきません。
そもそも、自分が内に抱える感情さえまともに理解しきれていないのです。その感情の解決法など見つかるはずもありませんでした。
情けない。己を律することが出来ず、心を乱され、周囲の人間に迷惑をかける。
この有り様では掲げた不退転が泣いています。
どんよりとした重い足取りで、私は今日も彼に会うためにトレーナー室へと向かいました。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
121/04/27(火)23:03:30No.797026005そうだねx3
「失礼します。……トレーナーさん?」
こんこん、とトレーナー室の扉をノックをしても、中から反応が返ってくることはありませんでした。
軽くドアノブを捻ると、鍵は掛かっていないようでドアは簡単に開きました。部屋を覗いてみても中に人はおらず、点けっぱなしの照明が窓から差し込む陽の光と混ざり合いながら部屋を照らしています。
「……仕方ありません、少し待ちましょうか」
お茶を淹れるためにポットの電源を入れ、お湯が沸くまでソファーに腰掛けて待ちます。
静かな室内にはポットの稼働音だけが響き、見慣れたはずのトレーナー室はまるで出先の見知らぬ建物の待合室のように息が詰まります。
――――そう言えば、トレーナー室に独り、というのは今まであまりない経験です。
トレーナー室にはいつもトレーナーさんが居て、私が訪ねると彼はいつもソファーに座りながら笑顔で私を出迎えてくれました。
彼がいないだけでこんなにも寂しく、息苦しくなるのなるのだと、初めて気付かされ、同時に。
「――嗚呼」
私は、彼が好きなのだと気付きました。
221/04/27(火)23:03:41No.797026106そうだねx3
ああ、一度気付いてしまえばとても簡単なことでした。
彼を想うたびに心を締め付けるこの淋しさも、エルや他の女が彼に呼びかけるたびに胸を苛む嫉妬も、エルのトレーナーさんへの理解できなかった羨望も、彼に優しくされるたびに感じるこの切なさも。
すべて彼への懸想――――彼に恋をしているから感じるのです。
彼に私のことだけを見て欲しい。いつも、誰にでも優しい彼の、他の誰にも見せない顔を、私だけに見せて欲しい。私以外の誰にも見せない顔で、私のことを――――
「――――苛めて欲しい」
その時ふと、トレーナー室の壁に目が行きました。
そこに掛けられていたのは、トレーナーさんがいつも着ている羽織。それが今日はハンガー掛けられていました。
「ぁ――」
私はその羽織に吸い寄せられるように近づいて行き、気付けば手に取っていました。
「トレーナー、さん……」
やめろ、やめろと私の中の理性が必死に呼びかけます。それは、以前の自室での行為とは比べ物にならない絶対的な彼への裏切りだと、理性が私を責め立てます。
321/04/27(火)23:03:52No.797026202そうだねx3
「――――ぁ、っ♡」
抵抗は無意味でした。理性を無視して両手で抱えた彼の羽織に顔を埋めた瞬間、底知れない多幸感が私を包みました。
「あ、ぁあ、トレーナーさんっ……!」
両腕で自分を抱きしめるような形で羽織を抱え込んで、その場にへたり込みます。
そうして羽織に顔を埋めて荒く息をしていると、羽織のポケットに何か硬い棒のようなものが入っていることに気が付きました。取り出してみると、それはボールペン。彼が書類を書くときに愛用しているものでした。
「ぅ、はぁ、はぁっ、ぁ――」
荒い息のまま、見つけたボールペンを握りしめ、とっくにぐちゃぐちゃになっていた足の間へと当てます。既に私の思考は真っ白で、ここがトレーナー室であることも忘れて頭の中にはただ自分を慰めることしかありませんでした。
「はっ、はっ、は、がっ……ぁ”ぅ”……♡」
羽織に噛みついて、布の上から空いたもう片方の手で自分の首を力任せに締め上げると、私の口からはくぐもった苦しそうな声が漏れだします。
421/04/27(火)23:04:02No.797026260そうだねx3
「ふっ、ふっ、ふぅ、ぁ、ぅあ――!」
身体を支えきれなくなり、亀のように蹲って肩で息をします。
左手に握ったボールペンで自分をかき混ぜるたびに身体は跳ね、尻尾は地面を叩き、低い音を鳴らします。
お湯を沸かしていたはずのポットはとっくに動きを止め、部屋の中にはねばつくような水音と私の呻き声だけが響いています。
「ぐ、ぁ”、っ――――――――ぁ。」
左手をぐっと突き立てると、ひときわ大きな波が私に押し寄せ、床を濡らす体液と共に全身から力が抜けていきます。
「はぁ、はぁ……はぁ……っ、ぁ……」
震えの止まらない身体に鞭を打ち、力の入らない手足を踏ん張って無理矢理身体を起こすと、反動で溢れ出た液体が床を黄色く染めていきました。
行為中私が必死に噛みついていた彼の羽織は、私の涎と涙で汚れ、彼の愛用のボールペンは触るのも憚られるほどべとべとに汚れてしまっていました。
521/04/27(火)23:04:14No.797026358そうだねx3
冷静になって辺りを見回すと、私とその周囲は私から出た体液で見るも無残に汚れていました。
この状況を、他の誰か――――特に、トレーナーさんに見られてしまうことだけは、絶対に避けなければなりません。
幸いにして、私自身はジャージという着替えがあったため問題はありませんでしたが、床に広がる水溜まりを対処するための手段が私にはありませんでした。
いつ彼が帰ってくるかわからない中、必死に対処法を頭の中で考えていると、扉の向こうの方から足音が小さく聞こえてきました。
誰かが近づいてきていることにだんだんと焦りますが、問題を解決する良い方法は何も浮かびません。
そうして足音がすぐそこまで近づいたとき、扉の向こうから聞こえてきた聞き覚えのある声が、私を絶望させました。
『あれ? グラスちゃんのトレーナーさん、どうしたんですか? 扉の前で突っ立って』
621/04/27(火)23:17:45No.797032766+
見られたんだ!
721/04/27(火)23:19:08No.797033355+
ソロぴょいバレはいいぞ...
821/04/27(火)23:22:29No.797034791+
退路はない不退転するしかないね…
921/04/27(火)23:24:07No.797035533+
(具合悪いのかな…)
1021/04/27(火)23:26:05No.797036345+
スペちゃんにオナバレするのは母親に見られる並みのキツさがあるな…
1121/04/27(火)23:27:33No.797036978+
トレーナーも固まってないで離れてあげられれば…
1221/04/27(火)23:28:07No.797037188そうだねx2
>スペちゃんにオナバレするのは母親に見られる並みのキツさがあるな…
スッペンペンだけならまだしも懸想してる自分のトレーナーがドアの向こうに3000円と一緒にいるんだぞ
1321/04/27(火)23:28:26No.797037335+
トレーナーは自室から担当のそろぴょいの気配を感じたときの対処法も心得ているはず…
1421/04/27(火)23:30:59No.797038290そうだねx5
>トレーナーも固まってないで離れてあげられれば…
あのグラスが自分の足音にも気付かないほどオナニーに耽溺してて
しかも自分の名前呼びながらがっつり激しいのやってんだぞ
足音の隠せない義足でどうすりゃいいんだよ
1521/04/27(火)23:32:41No.797038979+
続きが見れてよかった!
1621/04/27(火)23:46:32No.797044360そうだねx1
ゆっくりじっくり仲を深めていくのかと思ったが
まさか膣内を深めにいくとは…グラスワンダー掛かり気味ではないでしょうか
1721/04/27(火)23:47:22No.797044691そうだねx1
>ゆっくりじっくり仲を深めていくのかと思ったが
>まさか膣内を深めにいくとは…グラスワンダー掛かり気味ではないでしょうか
私の脚質には合っています
第三の足なだけに
1821/04/27(火)23:55:44No.797047789+
親指サイズが第三の足とは随分な言い方だな


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