どうしてこんな事をしてるのか、と問われれば。それは俺の愛バ、オグリキャップに起因する。
彼女は大食漢だ。いや、女性にこの言葉を使うのもどうかと思うのだが、とんでもない量の食事を摂る。
ウマ娘が人間よりも多く食べると言うのは知っていたが、それでも初めて見た時は仰天した。
そんな彼女だが食べ方はとても綺麗で、好き嫌いもない。
そう。彼女に好き嫌いはない。
……だったら。
トレーナーたる俺が、好き嫌いをどうこう言えるわけもない。
キャップを開ける。漂ってきた匂いで既に気勢を殺がれるが、もう後戻りはできない。
「南無三！」
ボトルを傾け、口の中へと流し込み…数秒後、俺は流し台へと駆け出した。

「……クソっ、情けない」
思わず弱音が口をつく。蛇口を捻り、コップに水をとって流し込む。ついでにポケットからミンティアのケースを引っ張り出し、いくつか取り出して乱暴に噛み砕く。
今はただ、口の中の青臭さを押し流したくて。
「オグリキャップにこんなところは見せられないな…」
つまらない意地と笑わば笑え。そんな事を思いながら口を拭えば、白い袖口に赤いシミ。
「何でこううまくいかないかね…」
思わず嘆息して、踵を返す。今の時間なら食堂もまだやっている筈だ。軽食でも頼んで口直しをしよう。

この時、俺は気づかなかった。
「……どうしてだ、トレーナー」
開け放たれた扉の向こうで、トマトジュースを吐き出した俺の姿を吐血したと勘違いして崩折れるオグリキャップに。
俺は後に、それを死ぬほど後悔することになる。
なんせバレた後にオグリキャップにやたらめったら生トマトを食わされるハメになったのだから。
おかげでトマトが大丈夫になったのは、怪我の功名といってもいいのだろうか。

書き終わってから匂いで気づくんじゃねと思いましたが笑って流して下さい
文章書くのって難しいね

お約束みたいなものだからゆるすよ

いいやオグリは気が動転して気づかないね

オグリさんスパルタっすね…

生トマトで訓練していたらこんな誤解も生まれなかった

医者に「(次の健康診断まで)あと三ヶ月ですね」って言われてるの見たりとかでどんどん勘違いしてくんだよね

まあ女帝のトレーナーがあの後生ぴょいだったのに比べれば生トマトくらい可愛いもんだろう

>いいやオグリは気が動転して気づかないね
しかし一瞬びっくりしたけどすぐ気づいておもむろにトレーナーの口周りのトマトジュースを舐めるオグリというのもなかなか…

勘違いシリーズ好き
もっと流行れ

理由が可愛いなこのトレーナー

>しかし一瞬びっくりしたけどすぐ気づいておもむろにトレーナーの口周りのトマトジュースを舐めるオグリというのもなかなか…
ペロッこれは…トマトジュース！

>理由が可愛いなこのトレーナー
意地があるんだよ！男の子にはなぁ！

>>しかし一瞬びっくりしたけどすぐ気づいておもむろにトレーナーの口周りのトマトジュースを舐めるオグリというのもなかなか…
>ペロッペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロこれは…トマトジュース！

（顔全体がオグリ汁でベトベトになる）

トマト幼稚園の時無理やり食って吐いて以降ダメだわ俺も…
ミネストローネやミートソースは大丈夫だけどケチャップは無理

>なんせバレた後にオグリキャップにやたらめったら生トマトを食わされるハメになったのだから。
>おかげでトマトが大丈夫になったのは、怪我の功名といってもいいのだろうか。
許すからこの下りちゃんと書いてやくめ

年頃の女の子に信頼できる大人が吐血してそれを自分に隠そうとしてる姿を見せちゃ駄目だよ！

でも年頃の女の子に一勝忘れられない傷を残したいじゃん？

>許すからこの下りちゃんと書いてやくめ
今書いてるけどこれスレが落ちるまでに間に合わないと思う

>>許すからこの下りちゃんと書いてやくめ
>今書いてるけどこれスレが落ちるまでに間に合わないと思う
いつまでも待ってるからダメだったらまた立ててくれ

>でも年頃の女の子に一勝忘れられない傷を残したいじゃん？
遠くへ行ってしまうかもしれないトレーナーを目の前にして初めて自分の気持ちを自覚させたいじゃん？

せめて健啖家って言ってあげて