こうしてトレーナーさんのお部屋で朝を迎えるのも何回目でしょうか。 のらりくらりと追及を交わして時に力技で、我ながらいいポジションにつけたと思います。 現果がこれだというなら、きっとお天道様や女神様にも誇れるような生き方が出来てるんでしょう。 実家にもいつかトレーナーさんを紹介しに行けるといいな、むふふとその時をマチカネです。 よっこいしょと、なんだかおばさんくさい声を出しつつ起き上がります。 トレーナーさん、は起こさずに済んだようですね、良かったです。 わたしの体がずっと清いままなのはちょっと複雑な乙女心ですがまぁ良しとしましょう。 にらめっこを寝顔とすること10分くらい、いやぁたっぷりと満喫しました。 続きはまた明日、これ以上はムラッときてしまいます。...コサセマスしたいですね。 けしからん考えを振り払い、目覚ましから奪った役割を果たしましょう。おはようございます! うう、マチカネアサキタルです...... いつものようにトレーナーさんの抱き枕業務を終えて起きあがろうとしたところで、腰に確かな硬さを感じました。 これは、朝だっちというやつでしょうか...... いくら私でも年頃の乙女、そういった知識の一つや二つは持っています。本番までいかないのが嬉しい悩みなんですけどね。 やはり連日泊まりに来てるとトレーナーさんもその......欲求不満というやつなのでしょうか。 私で解放......とか、してくれないんでしょうか。 もぞりと腕を抜けてじっと見つめていると、呼吸に合わせて起伏が上下するのが何故だか面白く、思わず顔を近づけてしまいます。 くらり。これはだめです、トレーナーさんの体臭を濃縮したような饐えた匂いが、鼻から全身に回り...... 「おはよう、フク。」 ッッヒャアおおおはようございますトレーナーさん!ちょっと顔洗ってきます! 頭から冷たい水を被り、頭の中のモヤを洗い流します。 シラオキ様、私はどうしたらいいんでしょうか...... アアアッミミノナカニミズガァッ!!!!!!29!! ......おはようございます、マチカネアサキタルです。 先日朝だっちを意識してしまって以来、ずっと頭からあの光景が離れません。 気づけば腰や尻尾、お腹に触れる硬い感触に目を覚ますようになってしまいました。 かといって今更別れて寝るのも嫌ですし、何よりトレーナーさんに忍びない、きっとトレーナーさんもそう思ってるはず、なのでそれは却下です。 私が深く考えなければ毎晩頭をくしゃくしゃにされて気持ちよく眠れる日々が続くのでしょうが...... 呼吸や小さな身じろぎと共にその硬さは私を苛みます。 これは生理現象だから仕方がない、仕方がないことなんです。 逃れるように姿勢を変えると、何処からか僅かに湿っぽい音が聞こえます。 ......ぐちり だから、だから私のこれも仕方がないことなんです。 ふぅ、ふぅ。おはようございます、マタモヤアサキタルです。 もうこの下半身に触れる熱に起こされる日々も慣れてきました。 連日押しかけている事もあってか、日に日にその主張は激しくなっている気がします。 ......全然応えてくれない主人とは大違いですね。 分かってます、これは仕方がない生理現象というやつなのですから。 言い訳はどちらに向けてだったのでしょうか。浅ましくも私の手は下腹部に伸びていきます。 ぐちゅり、既にそこは洪水もかくやといったほどの酷い状況。でも悪いのは全部トレーナーさんです、そうに決まってます。 きっとこんな姿を見られたら幻滅されてしまう、それが恐ろしくて必死に指を噛んで声を押し殺します。 ふっ、ぐっ——んぅ!もう少し、もう少し、で! 「おはよう、フクキタル。」 ......助けて、シラオキ様。 おはようございます、ソレデモアサキタルです。 昨日の朝の—浅ましくも眠るトレーナーさんの腕の中で盛っていた—件については、トレーナーさんは何も言ってきませんでした。 言わずとも伝わります。何も見なかった、そうして互いに忘れようとしてくれているのでしょう。 それはとても、とても有り難く、同時に私の僅かばかりのプライドにも傷を入れました。 年頃の乙女の恥ずかしいところを見ながら顔色一つ変えやがらないトレーナーさんめ!ふんにゃろ! 好意に甘えるまま、やはり一緒に寝たいと言うといつもと変わらない態度で迎えてくれました。 そうして迎えた今日の朝、変わらず元気な朝だっちが私をだめにしてきます。であれば、真っ向からやるまでです。 もぞりと下腹に手を伸ばし、だけど声なんか抑えません。ぅん......あっ......トレーナー、さっ......! 頭上、動いた気配があります。顔を向けると目を丸くしたトレーナーさん。 顔を上げた勢いのまま、唇を奪います。むふふ、とうとうやりました。 「おはようございます、トレーナーさん♥」 はぐ...むちゅ...ぷはぁ。 おはようございます。アサダケフクキタルです。 名残惜しいですが、そろそろ時間切れですね。最後にもう一度口付けを交わして起き上がります。 私の目覚めから、トレーナーさんの目覚まし時計がなるまで。全ては微睡の中に、互いの記憶に残さない、須臾の逢瀬。 ジリリリ、その音が響くと同時に夢は現実へと移り変わります。 「おはようございます。」「おはよう。」挨拶を交わして大安吉日の始まりです。毎日吉日ではあるんですけどね。 シャワーを浴び、トモにつたう未練たらしい夢の残滓を洗い流します。 それからはいつもの学業、トレーニング、時々レースにデート。 夜には私からのおねだり、今日も一緒に寝ましょう、と。 そうして髪をくしゃくしゃにされ、抱き枕にされてまた明日。何時迄も続いて欲しい幸せな日常。 ......日に日に肌に感じる熱と硬さは増すばかりです。トレーナーさんはいつまで我慢するのでしょうか。私は安寧が壊されることをマチカネているというのに。 むふふ。顔を埋め、胸いっぱいにトレーナーさんを吸い込み、おやすみなさい。 はぁ......ふぅ......マチカネアサキタルです。 今日は何故かトレーナーさんの腕が私に抱かれています。不思議ですね、むふふ。 その一回り大きく、少し角張っていて、繋ぐと文句を言いつつしっかりと握り返してくれる暖かい手に、私の手を重ねます。 そのまま下腹部に、寝巻きの上からでもわかるほどに濡れそぼったそこに持っていきます。 ん......ふっ...... ぐちゃり、ぐちゃり。粘ついた音と共に、じんわりとした快感が全身に広がっていきます。 巡り、巡って、反響を繰り返した快感は再び下腹部に集まり、大きな手で再度送り返されます。 2枚の布を隔ててじんわりと高まり続ける快感と興奮、腰から伝わる硬い熱と僅かな脈動。 上方、動く気配に自分でもわかるほどに蕩けた瞳を向けます。何かいいたげにもごもごしているトレーナーさんの口、私の唇で塞ぎ、囁きます。 これは夢、夢なんです。 反論は私の口が許しません。はむ......じゅる...... ジリリリ。残念、目覚まし時計が鳴ってしまいました。 「おはようございます、トレーナーさん♥」 素敵な一日の始まりです。 い——っ、はぁー、はぁ。 おはようございます、イツマデフクマチカネルです。 今日は何故かトレーナーさんの腕が私の脚に挟みこまれています。不思議ですね、むふ...ふっ 私の、女の子の一番大切な場所から、トレーナーさんの硬い頂点からの匂いに齎された、衝動に従います。 尻尾を巻き付け、しっかりと腕を固定し、胸を、股間を擦り付けていきます。 逞しい腕に卑賤なウマ娘の情念を擦り付け、塗り込みます。 ほぼ布が擦れるだけの刺激に、時折橈骨の与えるごりっ♥とした感覚に体は止まりません。 っ♥......ひぅっ♥♥——お゛お゛っ♥ 夢です...!これは、夢なんです...ッ! 困ったように背中に回されるもう一方の手に、にへら、と表情が崩れてしまいます。 ジリリリ!あぁ、時計が鳴ってしまいました。 息を整え、起き上がります。一日の始まりは挨拶から。 「おはようございます、トレーナーさん♥」 ......トレーナーさんの顔が随分と辛そうです。悪い夢でもみたのでしょうか♥ おはようございます、マチカネフクキタルです。 ......今朝は何故かトレーナーさんの寝巻きの、尖った箇所に、滲みが伺えます。不思議ですね。 ぐるりと体を反転させ、観察してみることにします。 「......ーーーーーッッッ♥♥♥」 すん、僅かに鼻を近づけてみたところ、一瞬で視界が白く染まりました。 はっと、意識が戻ってきます。しかし、心拍も呼吸も浅く、短く、荒くなってしまい、コントロール出来ません。落ち着いて、深呼吸を——— 「あ゛♥」 ぶしゅ、致命的な何かが決壊した音がします。稲妻が全身に駆け巡り、下腹部で爆発しました。 はっ、はっ、はっ、どうにか犬のように浅ましい呼吸を取り戻します。 ふと耳を後ろに向けると、荒い息遣いが聞こえます。びっしょりと濡れた私の寝巻きが、丁度その辺で...... 2匹の獣の呼吸だけが響きます。トレーナーさんの膨らみは、その大きさと芳香を更に増し、ジリリリ! ......目覚ましが鳴ってしまいました。 「おはようございます♥」 ふーっ、ふーっ。おはようございます、アサマチカネタルです。 ここ数日、服の上からでもはっきりとトレーナーさんのものが激しく反応しているのを—本能とでも言えばいいのか—感じています。 呼応するかのように私の体も熱くなるばかりです。だからこれは仕方がない、仕方がないことなんです......♥ 今朝は何故かトレーナーさんの脚に私の脚が絡みあっています、不思議ですね。 そのままヘコヘコとみっともなく腰を上下に動かします。するともぞりと脚が逃げますが、許しません。 貴方が育ててくれた、自慢の脚で、むふふ、ぎゅうとしがみつき、緩やかな快感に浸ります。 へこへこ、すりすり、絶対にトレーナーさんの膨らみには触らないように。 ふっ...... ♥———い゛♥あぎゅ♥ 段々と滑りが良くなり、時折ごつりと先端に弾ける快感。立ち昇る芳香。 ふーっ、ふーっ、もっと、もっと...... ジリリリリ! あぁ、今日の夢はこれでおしまい。にへら、起き上がり挨拶です。 「おはようございます、トレーナーさん♥」 んぶ......ちゅう、はぁ。おはようございます、アサダケトロケタルです。 今日は何故かトレーナーさんの指が私の口に入っています、ふひひへふね♥ しっかりと掴んだ指先の、爪と肌の間をなぞり、少し上に。関節の皺も丹念に伸ばしてまだ上に、上に。 僅かに生えている指の毛を食み、付け根まで。おえ♥奥まで届いた大きな指にえづいてしまいます。そうして潤滑を増した口で隣の指に、そのまた隣に。 いつも繋いで、撫でてくれる暖かな指に、全部自分のモノだと印を塗り込んでいきます。 このまま思い切り力を込めたらどうなるんでしょう。倒錯した妄想が浮かんでは消えていきます。 赤子のように指に吸いつきながら、片手はぐじゅぐじゅと音を立てます。ここはいつでもいいんですよと、言葉よりも雄弁に語ります。 不意に、強く後ろから抱きとめられました。背中に硬いものが押しつけられ、じわじわとその熱は下がっていきます。 もうすぐ、もうすぐですよ...... ジリリリリ! おや、目覚まし時計が鳴ってしまいましたね。 「おはようございます、トレーナーさん♥」 お、おはようございます。マチカネフクキタルです。 え、えと、目を覚ますとトレーナーさんにばっちり肩を掴まれている上に思いっきり睨めつけられています。 少しばかりの恐怖を感じ、こんな時でもすっかり自分で躾け続けた体は熱をもてあましているのですが、目をパチクリさせていると、ようやく手が離れてくれました。 ……どうして私はがっかりしているのでしょうか。 安堵したのもつかの間、トレーナーさんはベッドの脇に手を伸ばします。あ…… かちり。目覚まし時計が、切られて、しまい、ました。 「これは、夢なんだな?」 最後通牒が発せられます。とうとう絶対的な分水嶺に到達してしまいました。震える口で、回答を囁きます。 「はい……勿論、夢ですよ♥」 衣擦れの音が随分と大きく聞こえます。私という雌の終わりが近づいているにもかかわらず、不思議と恐怖は消えていきました。 しばらくぽけーと惚けていると、目の前に夢で見ることは叶わなかった、見なかった剛直が差し出されます。 すぅ、はぁ、すぅ、はぁ 視界がそれだけで埋まってしまいます。なんと大きいのでしょうか。寝間着越しに想像していた幻想はたやすく現実に打ち砕かれました。 薄闇の中でもはっきりと浮かび上がるそのシルエットは、私の手首くらいはあるように見えます。 「嘘、ですよね?こんなもの……挿入るわけないじゃないですか♥私、壊れちゃいますよ♥♥♥」 聞き分けのない口とは裏腹に体は正直です。限界まで蕩けたそこは、今か今かとマチカネています。 ぽすん、背中に触れる柔らかな感触に、遅れて押し倒されたことを理解します。ウマ娘の力なら抵抗だって簡単です。だから、なので―― 「――来て、ください♥」 ごちゅり、ばちゅ、ぶちゅ、ぼちゅ 「あ゛――お゛♥♥やめ……っぎ♥♥♥でえぇ……っ♥♥トレっ、さ……あ゛あ゛あ゛ッッ♥♥」 ひ、酷いです♥生娘に♥♥初めてなのに♥こんな無理矢理♥♥酷い♥♥最っ低です♥こんなっ♥大凶です♥♥♥ 力一杯に脇から押さえられ、体重全てを打ち付けてきます。私は必死に耐えるようにしがみつくことしか許されません。 人の言葉を話そうものなら、即座に口を塞がれます。はぶ、ぶちゅ、ぇろ、はっ、はっ、お゛う゛っ。 許されるのは獣の喘ぎ声だけ、尊厳は片端から快感に塗りつぶされます。 一突き毎に、内蔵が突き上げられて跳ね回ります。頭の上まで駆け抜けた快感は、口撃で下まで押し返され、胎の中心に溜まり続けます。 「お゛ぉぉっ♥ぃ…………ぐ♥やべで……ぁ♥♥イギますっ♥♥いぎゅっ♥♥まっで♥♥今イっで♥♥あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛♥♥♥」 身を捩れば捩るほど深く、重く突き刺さり、いよいよ二人の体の境界も分からなくなってきます。どちらのものかも分からない体液が僅かな隙間も接着していきます。 媚びるように降りきった子宮は先端を包みこみ、今か今かと言わんばかりに開閉を繰り返します。 「んぶ……ちゅ♥♥あ゛あ゛、お願い……しましゅ♥♥中に、中で――お゛う゛う゛♥♥しゅ、しゅき♥だいすきです♥♥あかちゃん、ああっ♥ください♥♥♥」 どくん。トレーナーさんの剛直が更に一回り大きくなります。前後運動で抉られる膣内があまりの辛さと喜びに一層涙を流しますが、抽挿を和らげるにはあまりにも非力でした。 全身が引きずり出され、また詰め込まれるような感覚に魂までもが形を変えられていきます。 ああ、でも、しあわせ、ですね。 最初からわかってました、あなたが、わたしの、うんめいの、ひと。 どちゅん。ひときわ強く、奥に、トレーナさんのものが突き刺さります。 そのまま小刻みに、奥を無理矢理こじあけるような動き。とうとうですね…… 「かむかむ、ですよ♥」 どくん、どくん、どくん。おなかに溜まっていく暖かな幸せを、ぎゅうっと力をこめて抱きしめ、共有しました。 ずるるる……ぬぷん♥ ああ、抜けてしまいました。元々体の一部だった者が失われたような物悲しさにぶるりと震えます。 どろりと折角注いで貰ったものまでが流れ落ちていきます。でも私ももう限界で―― なぜでしょう、目を向けると全く衰えないままのトレーナーさんが。 一回出すとしばらくは小さくなるとは、一体何の雑誌の情報だったでしょうか。 まだまだハッピーは続きそうです…… 「お゛っ……♥う゛う゛ううぅぅ♥♥」 うつぶせにされ、全身を縫い付けられました♥ 必死に枕を抱えて耐えるしか出来ません…… 座るトレーナーさんに抱きかかえられました。 なんだか疲れた様に見えるトレーナーさんにふんにゃろと思いっきりまたがりました。 横向きになって抱きかかえられました。 最初のようにまっすぐ向き合いました。 お水を取りに行こうとしたところで獣のように後ろから捕まりました。 夢が、終わりませんね……♥ いつ起きていつ寝ていたのか、夢が覚める頃には外はもう夕暮れでした。 二人して頭を抱えてしまっています。 どうしたものでしょうか、現実と向き合うのは斯くも厳しいものだったのですね、よよよ。 うぅ、お助けシラオキ様ぁ~。 頭を抱えて唸っていると、聞き慣れたため息が。 そう、いつもこのため息の後になんだかんだと手をさしのべてくれるのです。 「色々言いたいことはあるが……フクキタル、結婚しよう。」 っ、ハイ! その翌日は、お互い生まれたての仔ジカのようにヨロヨロと歩くハメになりました。 まさかスズカさんに真っ先に気付かれてしまうとは……。 それから、それからは、指輪も貰いました!むふふ。