彼女を大事にしたいと思っていても、窓からの光で見える彼女の少しだらしない身体を見てしまうと制御が効かない。
「あっ…とれーなー…すき……だいすき…うぅ…」
「…俺もだ」
発情期の雄ように腰を打ち付け、もはや半分犯すような状態になっているにもかかわらず、すすり泣く彼女は俺の背中に手をまわし、愛を言葉にしている。
そんな彼女に俺は余計に欲情してしまい、もう果てそうだった。
「ごめんルナ…もう…」
「だめ…いっちゃ…あうっ…」
…駄目だと分かっていながら間に合わなかった。彼女の身体を眺め、テレビの音と荒い息遣いだけが聞こえる中、何も考えられない時間が訪れる。
そしてつかの間の放心状態も終わり、仰向けになりながら少し痙攣している彼女を前にして、俺はやってしまった事への罪悪感に苛まれた。
テイオーを裏切り、彼女を汚した…また自分の意志の弱さで大事な人を傷つけてしまった…自分でも笑えるぐらい俺は最低だな…
「なかないで…とれーなー」
いつのまにか起き上がった彼女に目元の涙を親指で拭われた。

「…ルナもういっかいしたい…」
「…はは…ルナは可愛いな…」
取り返しのつかない関係になってしまった…もう俺は何も考えたくない…
…でも今更どうしようもないよな…
「べっど…いこ？」
…今が最低なら…もうどうにでもなってしまえ。

…もうすっかり夜になってしまった。
あれから何回果てたなんて数えてない。お互い離れていた時間の思いをぶつけ合うようにひたすら身体を重ね合った事しか覚えていないが、ただ何も考えずにする行為は幸せだった。
もう何度目かも分からないほど身体を重ね、何度目かもわからない彼女のもう一回を断り、最後は俺がリタイヤして終わった。最後の一発なんてほぼ何も出てなかったと思う。
そして今は何をしているのかというと、彼女のお風呂上りを待っている間にただテレビを見ているだけである。
先にシャワーを浴び終わったので、今すぐにでも睡眠をとりたいところだが、彼女にお風呂を上がるまで待ってくれと言われてしまった。
「待たせてしまったな…その…今日はすまなかった」
そう言うとお風呂上がりで寝間着姿の彼女が隣に座ってきた。
「いや…謝るのはこっちだよ。今回は俺が悪かったんだから…」
「…浮気してしまったな」
「…いつから気づいてたんだ？」
「君が私の傍に屈んだ時、匂いがしたんだ。他のウマ娘の匂い、それも濃い匂いがね…」
「相変わらず悪い子だな…」

「君には目を向けないようにしていたけど、やっぱり君は何年経とうが私のものだ。私の匂いじゃないと気が済まない」
あの時すんなり家に入らせてくれた理由が分かったが、今は正直それどころじゃない。睡魔が猛烈に襲ってきている。
「完全にルナの思い通りだったのか…参ったよ」
「…来た理由がどうであれ、また君と会えて嬉しいよ」
「…そうだな…」
「…しかし…こんな関係になってしまった以上、相手の方にはバレてしまうと思うんだ…だからもし君がまた一人になってしまったのなら…その…私が……トレーナー君？
……まったく…私の精一杯のアプローチを寝て無視するとは…君は相変わらず意地悪のままだな…」

これまでです
su4793539.txt

>これまでです
>su4793539.txt
私の性癖には合ってますよ！

ウワーッ！ウッ…

し、死んでる…

年月を重ねて熟成された地獄を顕現させるのはやめないか！

相手の秘部はちゃんと濡らさないとダメだよ！

前回で終わりかと思ったぞ