腹こそなっていないがなんとなく物足りないといった表情だ。
だがまあ必要な分の食事量はあるし、非常用チョコバーは必要あるまい。
話題を変えて気をまぎらわすとしよう。

「しかし本当に最寄り駅が同じだったとはな……。」
「トレーナーは気が付かなかったのか？確か私の過去のレースも見ていただろう。」
「いや〜あれは学園側でまとめられてたデータだったから。笠松競馬のものだとも書いてなかったし。」
「ふむ。トレーナーもあまり自分の事を話したりしないしな。こっちも気が付かなかった。」

と、他愛もないことを話しながらホームに降りたところで気付く。

俺とオグリキャップの名前が入ったURAfinals優勝を祝う横断幕がそこにはあった。

「おおー！俺たちの横断幕だ！うれしいもんだ！なあオグリ！」
「……！？」
「オグリ？」

何やらオグリキャップの様子がおかしい。
だらだらと汗をかいている。食あたりでもしたのか。

「どうした？」
「その。トレーナー。失礼かもしれないが、そういえばトレーナーの名前ってなんていうんだ……？」
「え……？」

信じられないことをいう。
俺の名前なんて初めてあったときに……いや迷ってたオグリキャップを案内しただけだったな。
いやしかしそのあとあったときに……いや迷ってたオグリキャップを案内しただけだったな。
記憶をどれだけさかのぼっても名乗った記憶はなかった。
そしてオグリキャップからは君とかトレーナーとかとしか呼ばれた覚えがない……。

「あれ……言ってなかったっけ？」
「聞いていなかったかもしれない。」
「ま、まあ、あそこの横断幕に書いてある通りだ。」
「そうか……。」
「それで様子がおかしかったのか。まあうん。そういうこともあるな。」
「……。」
「……。」

あるわけないと思う……。
うん……。


言葉も介さず、意思疎通ができたのにも関わらず。
そこにあったのは気まずい沈黙だった。

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　　　　　　　　（↑）　　　ﾃｹﾃｹﾃｯﾃﾝﾃｯﾃﾝﾃﾚﾚﾚﾚﾝ
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気を取り直して駅から出たものの。オグリキャップはなにか考え込んだままだった。
落ち込ませてしまったのだろうか。

「……トレーナー。実家はどっちだ？」
「あっちだけど。」
「……私もだ。」
「マジで近所だったんだな……。」
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　　　　　　　　（↑）　　　ﾃｹﾃｹﾃｯﾃﾝﾃｯﾃﾝﾃﾚﾚﾚﾚﾝ
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「懐かしいな〜この公園で向かいの家の幼馴染とよくかけっこで遊んだんだよ。遊具も変わってるなあ。」
「……その幼馴染というのはウマ娘か？」
「よくわかったな？」
「いや……。」
「？」
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　　　　　　　　（↑）　　　ﾃｹﾃｹﾃｯﾃﾝﾃｯﾃﾝﾃﾚﾚﾚﾚﾝ
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違和感を覚えたのは実家が近くなってきたがオグリキャップとはまだ一緒に歩いていた時だ。
このへんにウマ娘いたっけ……？

なんとなく察しはじめたのは大通りを曲がるタイミングも一緒だった時だ。
確かこの先には俺の家を含め数件の家しかない行き止まり。

「え？オグリもこっち？」
「ああ……。」

『俺が知らないだけで近くにも他にウマ娘のいる家があったんだな！なるほどな〜。』
という現実逃避は曲がり角を曲がった後に打ち砕かれた。

向かいの一家と俺の一家が一緒になってそこにいた。
駅で見たのと似たような内容の横断幕を持って。

『おかえり！二人とも！』
暖かい家族の声をよそに俺たちは冷や汗を流していた。

「……。」
「……。」

「こんなことをいうのはあれなんだがな、オグリ。」
「うん。」

「もしかして……はっちゃん……？」
「うん……兄さん。」

疑問符を浮かべる家族の前で。
俺たちは今更過ぎる再会をしたのだった。

遅いわクソボケがーッ！！！

おしまい。オグリに兄さんと呼んでもらいたい人生だった。

クソボケ共がーっ！！

クソボケ完結やったー！抱けー！

俺は書ききった……書ききったぞ……

良かった…ここまでやって気づかないクソボケどもはいなかったんだ…

よくやったぞクソボケが…

お疲れ様です…
いいクソボケをありがとう

>俺は書ききった……書ききったぞ……
えらい！

ちゃんと気づいてエライ！

今日を持ってクソボケを卒業するっ！
しろよ！絶対に幸せにしろよな！

きぶりクロスの尊い犠牲が二人のクソボケを幸せに導いたんだ

幼馴染であることと恋人関係であることはまた別の話なんだが？

>俺は書ききった……書ききったぞ……
よくぞ

両親にクソボケされる前に気付けて良かったな...

ここ数日はオグリ文書が多くて良い…

まだだ！まだ終わってない！くっつくところまで見るまでは！

タマちゃんじゃなかったんだな

もうここまで来たら残り200mで勝利の鼓動発動してる状態と同じよ

相棒の名前知らないって普通あるか？
下の名前ならともかく苗字とか

これは親に殴られるクソボケっぷり

学校で科目名の先生ってずっと呼んでたらあれなんだっけってなるじゃん

トメさんは多分全てを知っててニコニコしてる

>相棒の名前知らないって普通あるか？
>下の名前ならともかく苗字とか
良くある苗字ランキングに入る苗字なら
ふと耳に入ってもそういう苗字なんだなー位で済むかもしれない

>相棒の名前知らないって普通あるか？
>下の名前ならともかく苗字とか
自分で書いといてあれだけどなかなかないと思う
だからいいんじゃないかと俺は開き直る

>相棒の名前知らないって普通あるか？
>下の名前ならともかく苗字とか
アプリを見ればわかる通りウマ娘はトレーナーのことをトレーナとしか呼ばないんだ

「私が小さい頃遊んでもらっていたお兄さんと同じ苗字だな」
「まぁありきたりな名字だしな」
とかあったかもしれない

>相棒の名前知らないって普通あるか？
>下の名前ならともかく苗字とか
>あるわけないと思う……。
>うん……。

鈴木とかなんだろう

◆◆◆◆◆
　廿 廿し
し
　し

こうだったか…

先にオグリが気がついてるのがなんともいえずいい……

>先にオグリが気がついてるのがなんともいえずいい……
トレーナーは名前も毛色も同じだからな
それはしょうがない

苗字が佐藤とかそんなのだったかもしれない

下手したら地元の式場の準備が進んでそうだな…

タマちゃんが色んな意味で涙流してそう

>下手したら地元の式場の準備が進んでそうだな…
そらもう手紙で「最高のトレーナーさん」と言われるくらいに慕ってる事伝えてるからな
しかも親からしたら隣の仲良かったお兄さんとまで知られてる

外堀は完全に埋まってる

芦毛のウマ娘なんてそうおらんやろ…

>俺は書ききった……書ききったぞ……
アンタ漢だぜ

幼名ハツラツは身体が弱かったのでハツラツと育ってほしい、
って理由だから最初は遊ぼうって約束した次の日に熱発したりしたんだろうな…

>芦毛のウマ娘なんてそうおらんやろ…
お前も芦毛じゃねーか！

>俺は書ききった……書ききったぞ……
むしろ二人にはここからが大事だと思うんだが貴様は？

トレーナーもヒゲはやしたりして一見面影がなかったりしたんだろう…

自分から選んだ人が夢を与えてくれた幼馴染だったとか運命的すぎる

>>芦毛のウマ娘なんてそうおらんやろ…
>お前も芦毛じゃねーか！
ウチとオグリくらいしかおらんやんかーい！

そうだn‥‥貴様！？

忘れてた、今までのやつです
su4767478.txt

小さい頃一緒に遊んだ幼馴染のはっちゃんと
三年間二人三脚で駆け抜けた担当ウマ娘であるオグリキャップの二つの属性を兼ね揃える事で
オグリのヒロイン力は二乗になる

この先の話ももちろん見たいけど出会いとかトレーナーになるターニングポイントとかのきぶりポイントも欲しい…

もっと増えろオグリ怪文書

幼馴染はラブコメにおいて最強

オグリカワイイ！したいんだがピックアップがね…

シンデレラグレイ三巻発売記念とかでなんかやってくれんかな…

初期実装キャラのピックアップ欲しいなって書こうとしたがこのアプリリリースして数ヶ月ですわ

俺も続きが見たいよ
早く書いてほしい

汗をだらだらと流してる時
これまでの3年間と幼少期の思い出が一気に結びついていたのだと思うと
良いですよね

>初期実装キャラのピックアップ欲しいなって書こうとしたがこのアプリリリースして数ヶ月ですわ
数どころか2か月も経ってないよ！？

もう言われてるけど言わせて
クソボケどもがー！

ここからトレセン帰っても兄さん呼びになるんです？

>ここからトレセン帰っても兄さん呼びになるんです？
あとボディタッチが激しくなったり嫉妬する頻度が上がりそう

>俺も続きが見たいよ
そうだね×1
>早く書いてほしい
書いてくれよぉ！？

良かった…タマちゃんも草葉の陰で喜んでるよ…

トレセン帰ったあとにトレーナーの前では恥じらったりいつもしてた大食いをためらうようになるオグリキャップはありだと思います

よかった…気づかないままで調子の下がり続けるタマちゃんはいなかったんや…

一度想いを自覚したら止まらなくなりそうだよねオグリ

>良かった…タマちゃんも草葉の陰で喜んでるよ…
勝手にウチ殺すなや

>良かった…タマちゃんも草葉の陰で喜んでるよ…
ころすなや

>一度想いを自覚したら止まらなくなりそうだよねオグリ
トレーナーも止まれないんじゃないかな

>トレセン帰ったあとにトレーナーの前では恥じらったりいつもしてた大食いをためらうようになるオグリキャップはありだと思います
トレセンでイチャついてる文書書いてる「」がいましたね…あちらにも頑張ってもらいたい物です

やっと気づいたかクソボケども・・・て例の画像になってるのは分かる

チケットでオグリキャップ交換して星3確定チケット2枚でオグリキャップ2回来た俺にタイムリーな怪文書だ

帰ってきたら露骨に距離感が近づいてて甘酸っぱい雰囲気出してる事を知ったタマちゃん…

トレセンに帰る直前に思い出の公園でかけっこしないか？ってオグリから誘ってほしい

負けたトレーナーにやっぱはっちゃんは速いなって息も絶え絶えに笑顔で言われて胸がキュンとしてほしい

オグリ欲しいんだが？
選べるチケットつきセット発売して欲しいんだが？

>帰ってきたら露骨に距離感が近づいてて甘酸っぱい雰囲気出してる事を知ったタマちゃん…
コイツらうまぴょいしたんや！