１度目を閉じると、ふわふわとした地に足のつかない感覚にとらわれ、これもまた楽しい。上半身を支えるのが億劫になり、トレーナーさんにぶつかっていくことにする。
「こんなに弱いとは思わなかった。将来ちゃんと飲む時は気をつけような」
「ふふふ」
「聞いてる？」
難しい事を言うトレーナーさんを無視して、肩に乗せた頭を押し付ける。そのまま腕に沿って、結局太ももへ膝枕。
眠かったら寝てもいいから、と髪を撫でてくれる。そうしようかな、と思って息を吸い込むと、場所が場所だけにとても強くトレーナーさんが香った。
寝るなんて勿体ない。頭を動かして太ももの間に顔を寄せると、流石にびっくりしたように彼は体を引いた。
「スズカ」
「そのままで」
手を伸ばしてルームパンツのボタンを外し、ジッパーを下げると、更に濃密な匂い。外気のせいか状況のせいか少し血が巡り始めているのが、下着越しの感触でも解る。
鼻先をえいやっとよせて再度呼吸。頭がくらくらする、いやらしい芳香。耐えきれず下着をずり下ろして、飛び出してきたものに頬ずり。

代謝なのか体質なのか、唾液の出やすい口内で舌を準備運動し、根本から食んでいく。さっきまで目の高さだった先端が、刺激にともなってぐぐと鎌首をもたげた。
２人がけのソファから降り、トレーナーさんの膝をの間に割り込むようにして床に正座。いつもの大きさに近づいている眼の前の屹立を、再び舐め上げる。
ぬるり、ぬるり、裏側の凹凸を確かめ、結び目の両溝を舌先でほじくると、小さく跳ね上がる怒張。果実のように赤い先端の鈴口にキスを１つして、口いっぱいに飲み込んだ。
瞬間、さっきまでとは比べ物にならないほどに強い男性の匂いが頭に染み渡る。うっとりと、目を細めてしまう、大好きな匂い。
下唇を長い舌で抑えて、出来るだけ圧を咥えながら吸い上げる。間を置かず、水飲み鳥のように再び根本まで咥え込む。トレーナーさんの手が伸びてきて、耳と髪をさわさわと撫でてくれると、善行を褒められた童女のような気分で奉仕に力が入った。
時に口から放し、横笛のように唇で這い回り、丸い塊を口に含んでは、肉棒の硬さを鼻と額で感じる。
「スズカそろそろ」
「そろそろ、なんでしょう」
「……出したい」
「喜んで」

言葉尻を濁したのを、わざを突いていじわるをする。再び剛直を口腔で満たし、切なそうな呼吸と顔の彼をじっと見つめる。
タイミングを合わせて喉いっぱいまで飲み込んだ瞬間、放たれる大量の青臭いもの。飲み込むと匂いが鼻を通って脳に染み渡り、私も体を震わせて達した。

荒い呼吸を整え、男根を丁寧に拭って、衣服を正す。続きを、と普段なら言う所だけど、正直言って眠気の方が勝り始めていた。
食卓を軽く片付け始めるトレーナーさんを、ベッドに横になって見守る。
出すだけ出しておしまいというのが彼のプライドをそこそこ傷つけているようだが、私は大満足だからいいのだ。
「スズカはアルコールに気をつけないとな……」
どこか普段より小さい背中でそんな事をぼやく。ふふふ。漏れた笑い声と疲労感に包まれながら、ベッドに彼の分のスペースを作って、先に目を閉じた。
微睡み始めた頃、額にキスをして抱き寄せてくれる手を握る。
また今度、ちょっとだけいじめてみたいなと思うのは、いつもやられっぱなしだからだろうか。
不思議な達成感と大好きな体温に包まれて、眠りに落ちた。

ちょっといじめてくるスズカさんに会いたい夜でした

サンキュートレセン書院

快眠できるありがとう
やられっぱなしじゃなくてスズカさん割と強いのが最高です

つよつよスズカさんいいよね…

衝動に素直なスズカは健康にいい

トレセンは今空前の口ぴょいブーム

こんなに甘い怪文書毎日摂取してたら糖尿病になっちまうよありがとう…

口ぴょいでイッてるのは相当な素養では

スズカさんの口ぴょいとか耐えられる気しないよ

スキルポイント20上がったわ私

>スキルポイント20上がったわ私
鋼の精神か…？

匂いフェチから飲精趣味に発展してない？

イメージを損ねてない？

トレセン書院の刊行スペース早くない？

今のところ朝刊と夕刊が毎日届いている