「よしよし、今始まったところ♪」
ウキウキと鼻歌交じりになるテイオー。
その長く、よく手入れされた焦げ茶の尻尾が、しゅるりと軽やかな音を立てて俺の右腕に巻き付いてくる。
「こら、また……」
「……迷惑？」
「迷惑ってほどじゃないけど」
「ならいいじゃん。気にしない気にしない」
このやりとりも最早恒例だ。癖なのか知らないが、膝に座る時テイオーはこうしてよく尻尾を腕に絡めてくる。
先程答えた通り、迷惑ではないので毎回そのままにされてるが。
「このアクションもの、何回観ても面白いんだ〜」
しゅる。しゅるる。時折腕の形をなぞり確かめるように滑る尻尾。
……正直、ちょっとくすぐったい。

その日は暗くなっても暑く、冷蔵庫の飲み物を切らしてしまった。
どうせなら夜風に当たろうと外に出て、近くの公園の自販機を目指す。
「お？誰かと思えばテイオーのトレーナーやないか」
そこには先客がいた。タマモクロスだ。
「散歩かいな？」
「そんなところ。そっちは？」
「ま、話すほどもない野暮用や。……ここの自販機ええよな、全部８０円で」
ありがたいこっちゃで、と言いながらタマモクロスはサイダーを買い、クイッと傾ける。
「んく、ん……ぷはっ。しかしなんやな、最近二人ともちょーっとベタベタしすぎやないか？」
「え？」
「え？やないやろ。食堂でも、中庭のベンチでも、練習場でも抱っこ姿披露してからに……女子校の光景やないで」
ああ、やっぱりそう思う子もいるんだ……なんて今更な納得をしてしまった。
「ごめん」
「ま、どうせテイオーから始めたことやろ？椅子も兼ねるとはトレーナーも楽やないな」
「いやいや。尻尾を腕に巻きつけて撫でてくるのはくすぐったいけどね」

ゴボプッッッ！！！！！
唐突に濁った水音が響いたと思うと、タマモクロスは頭を下に向けて猛烈に咳き込んでいた。
「ゲハッ！ぶ、べぺ……っ！！炭酸が、鼻に……！！」
「だ、大丈夫か！？」
背中をさすってやりながら、様子をしっかり見るために街灯まで誘導する。
「どうしたんだいきなり？」
「ゴホ、ぷっ……どうしたもこうしたもないやろぉ……」
数回大きく咳をした後、そう言って顔を上げるタマモクロス。
涙や鼻水で濡れたその顔は、一面真っ赤に染まっていた。
「い、い、いきなりなんちゅうこと言い出すんや……何考えとんねん……！」
「？？？？？？」
わななきながら窘められても、さっぱり理解できない。

「テ、テイオーが、ほんまにそんなことしとるんか……？」
「ん、ああ。尻尾──」
「あ゛あ゛あ゛あ゛！！！！言わんでええ言わんでええ！！口に出すなや！！」
今度は大声を上げて頭を振るタマモクロス。
い、一体なんなんだ……？
「一つ訊くで。ウマ娘が尻尾を腕に絡ませることの意味──分かっとんのか！？」
そう迫られても全く分かるわけがないので、
「いや……」
素直に首を横に振る。
それを見たタマモクロスは、多少安堵したような顔になった。
「なんや、知らへんのか。知っててやらせてたわけやないんやな」
（……や、ちょっと待て。ってことはテイオーのやつ、トレーナーが何も知らんのをいいことに堂々と……？）
（くあぁぁ〜〜！！いつもはガキっぽく振舞っときながら、とんでもないやっちゃでえ〜〜〜！！！）
何やらブツブツ独り言を呟き始めたが、聞こえない。

「えっと……」
「ええか、トレーナー！」
「は、はい！」
突然キッ！と睨まれ、反射的に姿勢を正してしまう。
「今の話、他のウマ娘にはするんやないで！絶対や！」
「それはなんで……」
「説明はせえへん！ウ、ウチかて年頃の乙女やぞぉ……！！」
ぶり返しの紅潮で頬を染めながら、タマモクロスは頭を掻きむしる。
「とにかく！それは誰かに話すようなもんやない！そういう類のもんなんや！」
「そういうものですか」
「そうや！ウチやからよかったけど、下手に口にしたら今後に支障が出る騒ぎになっとったで！？」

分からない。さっぱり分からないけど──……
「あまり良くないことなんだな。テイオーには控えるように注意しと──」
「このっトーヘンボクのドアホォォォーーーーーー！！！！！！！！」
スコーン！！と軽い音に軽い衝撃。
サイダーのペットボトルを全力で投げつけられていた。
「テイオーの気持ちを汲んだらんかい！そりゃあ、褒められたもんやないで？
　けど心意気は本物やろ！そこは否定したらあかん！！！受け入れたり。それが大人の男の対応や！！」
とにかく、とタマモクロスは畳んで釘を刺してきた。
「このことはもう誰にも絶対に話さん。そんで、テイオーがやってくるならやらせる。ひっそりと現状維持や。ええな！？」
語りえぬことについては、沈黙しなくてはならない。
分からないなら素直に従った方がよさそうなので、俺は頷くしかなかったのだった。

今日のテイオーは絶好調だな

「見て、この自己レコード更新の連続！ボクってまたまた一皮剥けちゃったかなあ〜？さすがだねっ♪」
俺のつけた記録ノートを開いてご満悦のテイオー。今日も膝に飛び乗ってきて、右腕に尻尾を巻き付ける。
「なあ、テイオー」
「なにー？」
「腕に尻尾を巻き付けることの意味って……」
言い終わらないうちに、尾毛がぞわ！と逆立ち、あれほどしなやかだった尻尾が強張った。
「ト、トレーナー……誰かから、何か……聞いた？」
「いや。何か意味があるのかなーと思っただけ」
空いてる左手で優しく尻尾を撫でてやる。いつもテイオーがしてくるように。

「──そっか」
緊張が解け、ゆるゆると柔らかさを取り戻す尻尾。
「……トレーナー」
「なんだ？」
「いずれそのうち、ね」
「うん。それでいいよ」
その日以降、尻尾の巻き付き方はこちらの反応を窺うように、どこかぎごちなく。
けども、よりしっかりと力のこもったものになった。

ありがたい…

一体どんな意味が

いいじゃん

どういう意味なんだろう…方向性の想像はつくけど…

寝る前に良いものが見れた

sex！

推しの怪文書が一杯で嬉しい…

>どういう意味なんだろう…方向性の想像はつくけど…
えっちな方向性なんだろうか

>>どういう意味なんだろう…方向性の想像はつくけど…
>えっちな方向性なんだろうか
それはタマの反応的にそうだろ！？

タマちゃんはエロだな…

>◆タマはエロだな…

マヤわかっちゃった

◆知ってしまったのか？

◆知っていたのか？

女の子が一輪車とか登り棒に興じるアレかな…

テイオーの尻尾柔らかそう

耳や尻尾への接触に何かしら意味があってもいいよね

>テイオーの尻尾柔らかそう
アプリのホーム画面で放置してたらすごくしなやかに動いてて魅力的

ABCならB位のものなのかな...

しっぽ巻きつけマーキングは王道だからな…

>言い終わらないうちに、尾毛がぞわ！と逆立ち、あれほどしなやかだった尻尾が強張った。
>緊張が解け、ゆるゆると柔らかさを取り戻す尻尾。
>その日以降、尻尾の巻き付き方はこちらの反応を窺うように、どこかぎごちなく。
>けども、よりしっかりと力のこもったものになった。
尻尾で感情表現しやがって！

最初はマーキング的なアピールなんだと思ったけど
二人の反応的に結構性的な意味を含んでそうだ…

>尻尾で感情表現しやがって！
いいよね尻尾と耳で感情出ちゃうの

テイオーのトレーナーはタマモクロスと時々密談してるらしいな…

タマは便利だな…

馬の尻尾はハエとかを叩き落とすのに使うそうだがウマ娘だと生活環境が違って感情を示す器官に…

>テイオーのトレーナーはタマモクロスと時々密談してるらしいな…
ふーーーーーん…

一応実際の馬でもテンションと同調はしてるっぽい尻尾

まあお尻のすぐ上の器官だしセクシャルな意味があっても不思議はない

>まあお尻のすぐ上の器官だしセクシャルな意味があっても不思議はない
尻尾の付け根トントンするんだ…

ウマ娘のしっぽまきは求愛と交尾の意ということは知っているな

>ウマ娘のしっぽまきは求愛と交尾の意ということは知っているな
あ
あ

>ウマ娘のしっぽまきは求愛と交尾の意ということは知っているな
どうしてそんな単純なことが理解できなかったんだ俺は…

>ウマ娘のしっぽまきは求愛と交尾の意ということは知っているな
あっ…

>>まあお尻のすぐ上の器官だしセクシャルな意味があっても不思議はない
>尻尾の付け根トントンするんだ…
トントンに合わせて
おっ♥おっ♥おっ♥
ってなるんだ…

ネイチャみたいな自制心強そうな子にトントンしたいよね

>トントンに合わせて
>おっ♥おっ♥おっ♥
>ってなるんだ…
大丈夫？
それって対面座位で擦ったりトントンしたら大変な事にならない？？

URA後ってことは最低でも16歳のテイオーの尻尾付け根トントンは言い逃れできませんよ

>ネイチャみたいな自制心強そうな子
強いかなネイチャ…

トントン♥してるとメスの顔してくるテイオーに
トレーナーの前しっぽもぐぐっ…と力強く立ち上がっちゃうんだ…

>ネイチャみたいな自制心強そうな子にトントンしたいよね
えっ…うーん…強いかなぁ

つまり女帝の付け根トントン…？

ふと撫でてしまうとプルプル震えたりするのかな...

ウマ娘の世界には尻尾コキという概念もあるんだろうか

付け根をマッサージしたらヤバい事になりそう

仮に尻尾が無かったとしてもなんでもない男女の関係で触れるのは憚られる位置だよね…

>ウマ娘の世界には尻尾コキという概念もあるんだろうか
あるなら腕に巻きつける行為が直球すぎる…

マヤも尻尾巻きつけちゃうからﾜｶﾙｰ

しっぽコキはしっぽを持つ獣人が登場する作品のテンプレみたいな所あるから…

つまり
👉👌
こういう意図か

しっぽをつついた後はじっとり腕が湿ったりして欲しい

テイオーは背中とか腰とか弱そう

テイオーの尻尾はちょっと硬そうだけど耳はふにふにしてそう

テイオーはうなじ弱そう

一番好きなしっとり具合かもしれないこのテイオー
無知すぎず攻めすぎずで

>トントンに合わせて
>おっ♥おっ♥おっ♥
>ってなるんだ…
アニメ見た後で申し訳ないけど今日一勃起した

>👉👌
輪になった尻尾に腕を入れる…似ている…そっくりだ…

馬が尻尾を振るのはハエがうるさいかららしいな

ぬが人に巻きつけるのは愛情表現とマーキングだっけ

テイオーは抱き寄せると胸にすっぽり収まるのが最高の娘だよ

純粋に尻尾触り心地良さそうでいい
めっちゃさわさわしたい

タマちゃん説明係が板についてきたな

全身柔らかいのが色々と完璧すぎる

女性の頭や髪撫でるだけでも結構な行為だから下半身に近い部位でそれはうn...

テイオーちゃんすごくふにふにしてそうで困る

タマちゃんもう突っ込み役か赤ちゃんしかしてないじゃん・・・

ウマ娘は尻尾触られるのあんま好きじゃなかったはざだから自分から絡ませに行くのは好感度振り切れてるよね

>タマちゃんもう突っ込み役か赤ちゃんしかしてないじゃん・・・
ナンパなウマ娘ばかりやないか
ウチが実装された暁にはビシーっと硬派なとこ見せつけたるで

たぶん股間腕に擦り付けてるのと同じことだと思う

ある種自慰行為に近いものでもあるんだろうか

タマちゃんは色ボケしないって宣言してるから実装までは大丈夫だろうからな

>>タマちゃんもう突っ込み役か赤ちゃんしかしてないじゃん・・・
>ナンパなウマ娘ばかりやないか
>ウチが実装された暁にはビシーっと硬派なとこ見せつけたるで
ふふふっ
実家の件でしっとりするのはもう見えてる

触られたら嫌な場所を触らせるっていうのはまぁそういう事だろうしな…

>タマちゃんは色ボケしないって宣言してるから実装までは大丈夫だろうからな
ウチがトレーナーなんぞに靡き出したら木の下に埋めてもかまへんで！

なくなった実家の代わりにトレーナーの隣が帰る場所になる…これね！

ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!

>ウチがトレーナーなんぞに靡き出したら木の下に埋めてもかまへんで！
＼　ババーン！　／

>>タマちゃんは色ボケしないって宣言してるから実装までは大丈夫だろうからな
>ウチがトレーナーなんぞに靡き出したら木の下に埋めてもかまへんで！
この木の下にはね
有言実行を貫いた一人のウマ娘が眠っているんだよ

タマちゃんは実家の件を考えると湿度ランキング上位に入るポテンシャルがあるからな…

>ウチがトレーナーなんぞに靡き出したら木の下に埋めてもかまへんで！
ウマ神家

>ふふふっ
>実家の件でしっとりするのはもう見えてる
タマちゃんの家族の件というか実家の件はしっとりって言うかずぅーん…なんだよ！

まあテイオーの骨折を回避するトレーナーさんだし実家も無事だろう

>1617038034239.png
これバクシンオーだろ

もしもし理事長？風紀どうなってんの？
理事長代行に言うよ？

>膝に座る時テイオーはこうしてよく尻尾を腕に絡めてくる。
これさ
>「え？やないやろ。食堂でも、中庭のベンチでも、練習場でも抱っこ姿披露してからに……女子校の光景やないで」
こういうとこでやってるのかな…

オグリもタマもシングレ時空じゃ血気逸る闘争心の塊だし媒体によって性格に多少ズレがあっても誤差の範疇よ
なおこのグラス

>>膝に座る時テイオーはこうしてよく尻尾を腕に絡めてくる。
>これさ
>>「え？やないやろ。食堂でも、中庭のベンチでも、練習場でも抱っこ姿披露してからに……女子校の光景やないで」
>こういうとこでやってるのかな…
ウワーッ！公開ハレンチ学園！

年頃の女の子を抱っこはちょっとまずいとかのレベル超えてませんか？

まぁセックス！まで行かなくても主目的はマーキングだよね…このヒトはボクのだぞっていう…

>>膝に座る時テイオーはこうしてよく尻尾を腕に絡めてくる。
>これさ
>>「え？やないやろ。食堂でも、中庭のベンチでも、練習場でも抱っこ姿披露してからに……女子校の光景やないで」
>こういうとこでやってるのかな…
逆にやってなかったとしたら？

ﾃｲｵｰの怪文書だと結構な確率で膝に乗せてるよね
俺も乗せたいからちょっと分かるけど……

>もしもし理事長？風紀どうなってんの？
>理事長代行に言うよ？
黙認ッ！

>女子校の光景やないで
（共学通いだったけど見たことない…）

ちょっと妬いちゃったりした時尻尾で軽く背中叩かれたりすると私の性癖に合ってしまいますね

>ﾃｲｵｰの怪文書だと結構な確率で膝に乗せてるよね
>俺も乗せたいからちょっと分かるけど……
ふと会長も膝の上に乗るの好きだったりしないかなぁなんて思いました

>>ﾃｲｵｰの怪文書だと結構な確率で膝に乗せてるよね
>>俺も乗せたいからちょっと分かるけど……
>ふと会長も膝の上に乗るの好きだったりしないかなぁなんて思いました
それ以上いけない

しっぽでチンチンさわってもらったら気持ちいいのかな

会長を膝の上に乗せて呼び方変えてイチャイチャしたら絵面的にヤバい

体毛の重要な機能の一つに体臭の拡散があることをご存知だろうか
そして体臭とは性機能と深く関わるものでもある

>会長を膝の上に乗せて呼び方変えてイチャイチャしたら絵面的にヤバい
横座りして首の後ろに手を回してきそうだよね会長

>体毛の重要な機能の一つに体臭の拡散があることをご存知だろうか
>そして体臭とは性機能と深く関わるものでもある
もっと関係深まったら腕だけじゃなくて全身を尻尾でブラッシングしてマーキングしちゃう？

初めてのうまぴょいの後は
トレーナーにめいっぱい抱きついて体に尻尾巻きつけて
自分の指を咥えて眠るテイオーが見られることだろう

これ以上まだ関係が深まるのか…

私一推しの愛情表現です

尻尾巻き付けは二人っきりの時だけなんだ…

人目のあるところでも誰にも見られてないタイミングを狙って巻きつけに行く大胆さを持ってるんだ…

柔らかいけど人一倍足触られるの嫌がりそう

トレーナーノートに書いてある尻尾の記述見るのいいよね

発情（フケ）がはじまると、牡馬の性衝動を促すフェロモンを含んだ尿をしたり、尻尾を上げて外陰部を開閉させるウインキングと呼ばれる行動をします。