だから………ナイスネイチャは諦めることを努力した。この気持ちは一時の感情が暴走した麻疹のようなもので、単なる思春期の勘違いだと証明しようとした。
そうだ。しっかり盲目にならずにトレーナーを見れば、そこまでカッコよい人では無い。
短髪の短さで誤魔化せると思っているのか偶に寝癖がついてるのに直さなかったりしてるし、一緒に食事をすれば肉類ばっかりで栄養バランス考えないし、スーツも偶に皺が残ってたりするし、ハンカチを持ってこないことがよくあるし、何よりも簡単に1番とか好きとか言い出す所は頂けない。
ダメな部分はたくさん見つけた。なんだ、よく見れば顔も中の上だ。きっとこの人よりカッコイイ人は沢山世界に居るだろう。
だから、だから、だから─────。

「─────なのに、なんでまだ好きかなー…」

人を嫌いになるのは難しい。
ナイスネイチャはトレーナーの横顔を横目に見て、小さく声に出す。
ダメな部分は見つけた。カッコよくない部分も、そこそこ止まりの部分も見つけた。
ああ、なのに、なんでまた。
「どうしたんだナイスネイチャ？」───こっちの視線に気がついた彼になんでもないと答えて、そんな端的な会話に浮き立つ自分に嫌気が差す。
本当は分かっている。何度も目を逸らして何度も余所見をして、それで結局元に戻った。
そう、どうしようもなく、本当にどうしようもないほどに。

「盲目じゃなかったか………。うわー……」

この気持ちは盲目でも麻疹でも勘違いでも気の迷いでもない。そんなどうしようもない現実が本当に悩ましい。

チラリと横目でトレーナーを見る。
中の上の顔付きに、少しだけ髭の剃り残しが残ってて、そんなちょっとだらしない所が仕方ないなぁと思ってしまって。

「ダメだー……これは本当にダメだー……」

中等部の小娘と、ちゃんとした社会人。この想いが実るはずは無いのに。何かの間違いが起こらないと、順当に何にもならないで終わるものなのに。
諦められない。彼の目が自分以外に向くことが許せない。彼の隣でこれからも生きたい。
ぐるぐると悩んで、ぐらぐらと揺れて。

「本当に大丈夫か？」
「─────ぴ！いや、あの、ちょ、近い近い近い！！顔が近い！！」
「ああ、ごめん」
「いや、その、別に嫌ってわけじゃなくてさ……いきなりだったから驚いただけで……」

そう。いきなり好きな人の顔が目の前に現れたら驚く。乙女なら皆そう。ネイチャさんもそう。

「─────あのさ、トレーナー」
「どうした？」
「その、さ、今度のお休み、予定ある？」

この想いは報われない。そんなこと、理解している。しているけど、それでも。何時か、諦めて失ってしまうものだけど。それでも。

「空いてるなら、一緒に出かけようよ」
─────今だけは、私だけを。

抱け！抱け！抱け！抱けぇ！

ナイスネイチャでURA優勝記念に書きました
長くなりすぎたのは反省してます

>ナイスネイチャでURA優勝記念に書きました
>長くなりすぎたのは反省してます
反省するな

抱けー！！！！

>ナイスネイチャでURA優勝記念に書きました
>長くなりすぎたのは反省してます
もっと長くなっても誰も文句言わんよ

商店街が早速現れた

ネイチャん商店街とかじゃなくて男を落とせるスポットに行んだよ

今日のトレセン学園も濃い目の霧が掛かっている

ナイスネイチャはこういう恋する

　不　純　異　性　交　遊　上　等　　　

マーベラース！

有馬1着が叶ったようにこの恋も叶うんだよなあ…

もっとかけ

このトレーナー…何やら辛口評価されてますが社会人だけあって女性経験豊富とお見受けします…

さっきネイチャ育てたけど菊花賞6着で重賞は小倉記念だけとかいう結果に終わったよ…

だまれっ
気ぶり商店街っ

絶対無理だと思ってた相手に勝ったんだ
君が本気になればできないことなんてないさ
地元商店街一同

相手のダメなところをちゃんと理解した上で好きになるネイチャは解釈一致です

>ナイスネイチャでURA優勝記念に書きました
>長くなりすぎたのは反省してます
休日デートのつづきはよ

マ

URA勝ったんなら高等部でも3年間一緒だろうから希望を持てネイチャ
その間に決めろ

むしろ隙がある分とっつきやすくてモテるタイプじゃねーか！

商店街「こんな頃もあったんだよなぁ…ちくしょう娘を嫁に出すような気分だぜ…」

☆

つづきは

マーベラス☆

でもトレーナーがネイチャを女性として見て好きになるのはまだまだまだ先だね

星で！

商店街の連中はもう２人の子供に着せるおべべの用意始めてるからな

気が早すぎるぞ商店街

トレーナーも1回はちゃんと大人としてお断りを入れると思う
心から喜んで感謝してその上でネイチャの将来のためにきちんと断ってやれるやつだ

いい理由があって好きになるのは恋
悪い理由があっても好きになってしまうのが愛
つまり

あの世界って何歳から結婚できるんだろう
教えてくれ商店街のおっちゃん

ヘロヘロのトロフィーの下りでやられた「」レーナーは多い

>バレンタインの唐揚げでやられた「」レーナーは多い

ヘロヘロのトロフィーの下りはプレイヤーがトレーナーに落とされてる気もする

今日は「」のおかげで原作の馬場さんのことを知れたよ
そのせいでネイチャのトレーナーはファンの結婚式に参加した帰りに事故で死にそうなイメージが付いた

育成ストーリー的にはおそらくずっと3位取って最後に1位取るみたいなのが一番正史っぽいんだけど絶対無理

俺この子の目の前で死にたい

「えぇっ！？ネイチャちゃんフラれちゃったって！？」
「なんでだい！？ウチらのネイチャを傷付けて…？」
「どこのどいつだその男！玉ァついてねぇのか！！」
「許せねぇよなァ！！」
「あぁ許せねぇ！」
「通ってる学校の先生？みたいなやつらしいぞ」
「なんだそりゃ！断固抗議だ！トレセン学園だったよな！デモだデモ！」
「いやでも中学生に手を出すような指導者ってのも問題なんじゃ…」
「そういう問題じゃないんだよ！アンタは黙ってな！」
「よっしゃ今日はもう店じまいだ！商店街総出で行くぞ！！！」
「いや…そういうのホントもーやめて…」

ネイチャは知らないだろうけどこれから先のトレーナー人生において
ナイスネイチャみたいに素敵な子の担当になることはそうそうないだろう
…ネイチャは気づいていないだろうし教えるつもりもないが

固有のおかげで3着が普通に難しい
2着ぢゃん！か1着取る

>ネイチャは知らないだろうけどこれから先のトレーナー人生において
>ナイスネイチャみたいに素敵な子の担当になることはそうそうないだろう
>…ネイチャは気づいていないだろうし教えるつもりもないが
どのウマ娘も共通だけどあんな出会い方して惹かれていないトレーナーも居ないんだよな

ネイチャが一番だよって言われてそういう意味じゃないとわかってるけど頬が緩んでしまうネイチャを後方商店街面で眺めていたい

あのトレセンウマ娘1人につきマンツーマンでどんどんトレーナーが沸いてくる…そして入籍してしまう

>あのトレセンウマ娘1人につきマンツーマンでどんどんトレーナーが沸いてくる…そして入籍してしまう
そこまでいくとトレセン学園に就職した時点でそういうこと狙ってると思われてそう

年端もいかないウマ娘の男性像を破壊している…！という声も多々あるけど正直互いが互いの異性像を破壊し合ってると思う
どいつもこいつも破れ鍋に綴じ蓋すぎる

トレーナーはいくら雇ってもすぐ減りそうで大変だな

寿退社するわけでもなし
ウマ娘と結婚したトレーナーが次のウマ娘の担当になってもいいのでは？

>そこまでいくとトレセン学園に就職した時点でそういうこと狙ってると思われてそう
俺はウララをそういう目で見てないからセーフ！！

>寿退社するわけでもなし
>ウマ娘と結婚したトレーナーが次のウマ娘の担当になってもいいのでは？
ウマ娘は強い
あまりトレーナーをいじめるな

>ウマ娘と結婚したトレーナーが次のウマ娘の担当になってもいいのでは？
（3着になってる子をスカウトするトレーナー）

ネイチャはなぁ…商店街の皆様の前でトレーナーに告白されてムードがどうこうだの年の差がどうこうだの言い訳したあと真っ赤になりながらアタシも…ってなって盛大に祝福されるのが似合う女なんだよ…！

ネイチャは実家のバーで愚痴る引退ウマ娘達の話を聞きすぎて耳年増になってるから仕方ないね

アニメでお辛い気持ちに怪文書がスーッときいてこれは

このトレーナー3年待ってってお願いしたら普通に待ってそうでもある…