ある日、突如として現れた遠い銀河の侵略者<STROGG(ストログ)> 奴等はブラックホールゲートを使い、太陽系の無防備なコロニーを襲撃し 数多くの人間を拉致していった。 拉致された人間は、 戦闘能力の高い者はSTROGG兵士に改造され、 頭脳が優れたものはコンピューターの補助演算ユニットに改造。 この二つに適合しないが、肉体年齢の若い者は 液体濾過装置として改造され、 さらにそれにすら適合しない者は完全に廃棄処分となった。 彼女は平穏な学園生活から突如して遠い惑星の 悪夢の人間解体工場へと拉致された。 悲鳴と絶叫がこだまする惑星ストロゴスのメディカルステーション ここでは捕獲された人間が 棺桶のような箱に載せらライン作業で<人>から<物>にされる。 最初にレーザースキャンで彼女の身体能力と脳の構造を分析、 その結果、戦闘員には不適合 コンピューターの補助演算ユニットにも不適合、 内蔵は新鮮で丈夫な為、濾過装置に適合した。 棺桶は分岐点の中の濾過装置へのラインに乗った。 彼女の20m先に、同じラインに乗せられた少女がいる。 同じ学校の生徒だ。 「ぎゃああぁああぁぁぁっ!」 凄まじい悲鳴 次は自分の番かと思うと正気を保つ事が出来なかった。 そして彼女の番となり、 レーザーメスで衣服を切断され 口には自殺防止の器具をはめ込まれ、 へそに何かの薬品が注入された。 「助けてぇっ誰かっ!誰かっ!助けてェッ!」 だが地球から遠くブラックホールゲートを隔てた惑星ストロゴスで その悲鳴は誰にも届かなかった。 この後の彼女には抜歯・手足の切断・不要な内蔵の摘出 コントロールユニットの埋め込み・眼球の摘出 最後に大脳の摘出、 これら極限の苦痛と濾過装置として生きる生き地獄が待っている。 STROGGとの戦いは、 エイリアンオーバーロード作戦により 惑星軌道防衛システム<ビッグガン>の破壊に成功し 首都セルベロンを崩落させた(QUAKEII)。 その後 惑星の地下に隠された<ネクサスコア>に潜んでいた 真の支配者<マクローン>を抹殺(QUAKE4) 地球側の完全な勝利に終わる。 だが、それまでの間の多くの犠牲者は けして元の人間に戻る事は無かった…。 -id software QUAKE II/4/EnemyTerritoryQUAKEWARSより 憧れの先輩は、器具で口をこじ開けられ 絶え間なく汚物と廃液を流され続ける生体濾過装置と化していた。 彼女に片思いだった少年は 後にG.D.F(Grobal.Defence.Force)隊員となりSTROGG戦役に身を投じた。 惑星ストロゴスに拉致された彼女を救出する為に。 しかしもはや人間ではなく<物>と化した彼女の存在に気付くものは誰も居なかった。 STROGGのコンピューター補助演算ユニットにされてしまった犠牲者 通常は他の惑星の言語を解読し文明を研究する為の莫大な処理に忙殺されているが、ごく稀にメンテナンスの為にコンピューターとしての役目から開放されるときがある。 その時に彼女の自我が復活するのだが、 処理能力と記憶容量の増加の為に多数の犠牲者の脳を合体させられている。 それにより自我を取り戻した際に様々な人格と記憶が入り混じり気が狂って残された僅かな肉体を痙攣させる。